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「あなたの中に、すでに傑作がある」ミケランジェロが大理石に見ていたもの----法華経が2000年前から知っていたこと

ミケランジェロは、こんな言葉を遺しています。

「どんな石の塊も、内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ」

この言葉は、彼の制作哲学の核心を表しているのではないでしょうか。石を「削って形を作る」のではなく、すでに内側に宿っている像を「取り出す」のだ、と。

余分なものを取り除いていけば、そこに最初からあったものが現れてくる。ダヴィデ像も、ピエタも、システィーナ礼拝堂の天井画も----そういう眼差しから生まれたのだと思うと、芸術とは「創造」ではなく「発見」なのかもしれないと感じます。

そしてもう一つ、ミケランジェロはこう言いました。
「最大の危険は、目標が高すぎて失敗することではなく、低すぎる目標を達成することである」

これは自分自身への言葉でもあったのでしょう。八十八年の生涯を通じて、彼は妥協しなかった。内側にある可能性を信じ続けた。

法華経・方便品第二に、こんな言葉があります。
「仏種は縁より起こる」

すべての人が生まれながらに持つ仏の悟りを開く種(仏種)は、さまざまな縁(きっかけや条件)に触れることによって初めて目覚め、成長する----ある出会い、ある言葉、ある気づきをきっかけに、内側に眠っていたものが、ふと目を覚ます。

ミケランジェロが「石の中にすでに像がある」と言ったように、法華経は「人の中にすでに仏の種がある」と言う。削り出すのではなく、気づくこと。取り出すのではなく、縁に触れること。その瞬間に、可能性は光を放ち始めます。

今、あなたの内側に眠っているものは何でしょうか。
まだ削り出されていない、その傑作に、今日こそ少しだけ近づいてみませんか。

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