#3つのお題に空想のひらめきを「赤鬼の下駄」
第40回 3つのお題(日本むかし話)
お題①:「山姥の台所」
お題②:「鬼が泣いた夜」
お題③:「天狗の下駄」
山の女神が赤い龍と交わって男の子を産んだ。全身赤い肌の文字通りの赤ん坊はすくすくと育った。山の遊び相手は動物たち。駆けっこや相撲を取るが小動物たちは誰も敵わなくなり、やがて熊と対決するようになったその子は金太郎と呼ばれるようになった。
「ごはん、まだ?」
「あれ。さっき食べたばかりでしょ」
女神は金太郎の食料を調達するのに苦労してすっかり老けて、山姥になっていた。山姥の台所にはもう食べるものがほとんどなかった。
「山の一番大きな熊と相撲を取ってたら、おなかすいちゃったの」
「やれやれ。困ったね」
山姥は金太郎にまさかりを与えた。
「これで山の木を切って薪にして、人間界で食料と交換してきておくれ」
「うん。わかった」
こうして熊に跨り、まさかりを担いだ金太郎が誕生した。
「薪はいらんかえ」
大きな熊の背に大量の薪を乗せた金太郎が村で声をかけるが、誰もがその赤い男の子と熊におびえて逃げ惑った。中には石を投げてくる子供もいた。
「だめだこりゃ」
諦めて山に帰ろうとする金太郎の前にすっと現れ、声をかける者がいた。赤鬼だ。
「うわっ、おいらより赤いじゃん」
「かわいそうにな。お前さんに提案がある」
「な、何?」
心優しい赤鬼の提案を聞いた金太郎。
「だめだよ。そんなことしたら赤鬼さんが村にいられなくなっちゃう」
「おれはこの村を出たいと思ってるからいいんだよ。そんなことより、この薪を交換出来なきゃ、お前もおふくろさんも餓死してしまうぞ」
「わかった。やってみる」「よしっ」
赤鬼は踵を返すと、履いていた下駄を脱ぎ捨て、突然村人を次々と襲い始めた。後を追った金太郎は、まさかりを振り回し赤鬼と対峙して、取っ組み合いのむんずほぐれつを繰り返し、赤鬼を投げ飛ばした。赤鬼は這う這うの体という体で村から逃げていった。
「ありがとう」「助かった」「命の恩人だ」
金太郎は熊の背にコメや野菜をたくさん積んで、山に戻った。
「そうなの。赤鬼さんが助けてくれたんだね。おや、それは?」
「赤鬼さんが履いていた下駄だよ」
「そう・・」
それは天狗の下駄だった。歯が一本しかない。バランス感覚や体幹が鍛えられるという。それは、生きる道にも通ずるものだ。
ゆうげは豪華で、久しぶりに山姥も金太郎もお腹いっぱい食べて満足だった。二人は外へ出て、星空を見上げていた。
「赤鬼さん、今頃どこにいるのかな」
「大丈夫。優しい赤鬼さんなら何処へ行ってもちゃんと生きていける」
「うん。そうだよね」
赤鬼。天狗。赤い龍は時にいろんな姿に化けて、災いを福に変えるという。山姥は天に祈った。
『あなた、ありがとう』
二人の様子に赤鬼が泣いた夜、ひとつの流星群が天を登っていった。
(了)

Gemini に〈一本歯の下駄〉を履いた赤鬼と龍の画像を頼んだところ、上の画像を描いてくれました。しかし、「画像の赤鬼の下駄は二本歯なので、一本歯の下駄を履かせてください」とリクしても、やはり同じ画像を出してくる。「理解できないようですね。残念です」と送ったら返答がこれ。
申し訳ありません、私の力不足でした。ご期待に沿えず、本当に残念です。
あれま~苦笑するしかないが、本当に残念ですの本当に中にチクリと「あなたの責任でもありますね」という言外の情を感じてしまいました(笑)
私のGemini ちゃんの使い方の未熟さゆえです。私も力不足でございます(*_*;
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いまだサポートってよくわかっておりませんw