【自己紹介】グリーン・マガジンとは
グリーン・マガジンについて
ご覧くださりありがとうございます。ライターのgreeenと申します。山形県の庄内地方に在住する30代の女性です。ここでは、私のライフワークである登山について、歩いた山の特徴や魅力、そしてホームマウンテンの鳥海山にまつわる記事を発信したいと思っています。

また、地元の出羽三山に係わる記事も発信中です。今後は山に生きる人々のインタビュー記事などもアップできたら良いなと考えています。
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庄内地方ってどんなところ?
私の住んでいる庄内地方について少しご紹介したいと思います。庄内地方は(人口順に)鶴岡市・酒田市・庄内町・遊佐町・三川町の2市3町から構成される沿岸部の地域です。

庄内地方の特徴と言えば、全国でも有数の穀倉地帯である広大な庄内平野です。お米の生産地なだけあって、なんと言ってもお米が美味しい。もちもちとした弾力のある食感に、ほのかに香る上品な甘さ。庄内町は米の祖先とも言われる品種「亀の尾」発祥の地でもあり、鶴岡市は特別栽培米のブランド米「つや姫」発祥の地です。

お米が美味しい理由は、庄内地方が豪雪地帯であることが挙げられます。庄内平野に裾野をのばす鳥海山や月山、朝日の山域や山深い山域に積もった雪が融け、冷たい雪融け水が夏まで田畑を潤します。日本海に接しているため昼夜の寒暖差が大きく、お米は旨味を凝縮させます。
食の都・庄内
水がもたらす恵みはお米だけではありません。鳥海山は日本海に近いことから、豊富な水量が伏流水として海岸に湧き出ています。

ミネラルがたっぷりと含まれた伏流水で育った夏の岩ガキはぷるんとした食感に深い甘味が絶品で、岩ガキを目当てに県内外からたくさんの人が遊佐町を訪ねます。

庄内浜は季節ごとに130種類もの魚が水揚げされる豊かな漁場で、冬には寒鱈(かんだら)漁が最盛期を迎えます。庄内各地では各地で開催される「寒鱈まつり」が冬の風物詩です。

冬の寒鱈汁に対して、春の庄内地方では「孟宗汁」が食べられるようになります。孟宗(もうそう)と呼ばれる筍と椎茸、厚揚げや酒粕(重要!)を入れた汁物で、鶴岡市ではこれに豚肉を入れたり、海岸線沿いの地域ではワカメやアオサを入れたりもします。

また、春になると芽吹く山菜も種類が豊富ですが、特に月山筍(がっさんだけ)と呼ばれる根曲り竹は人が普段踏み入れることのない山深い場所で収穫される希少な筍です。月山筍はそのまま焼いたり、味噌汁に入れると美味しい出汁が染み出して美味しいです。

汁物と言えば山形名物の「芋煮」をご存知の方も多いのではないでしょうか。一般的に知られている芋煮はサッパリとした醤油ベース(マルジュウ醤油が有名)のスープに、コクのある牛肉が入っているものだと思いますが、庄内地方では味噌ベースのスープに豚肉が入っているのが一般的です。(豚汁と違って人参は入っていません 笑)

これは内陸地方が米沢藩で牛肉の食用が進んでいた一方で、お米作りが盛んな庄内地方では良質な堆肥を必要とするので古くから養豚が栄えていました。やがて豚は食用として流通するようになり「庄内豚」と言うブランド豚が誕生します。
山形県の食べ物と言えば特産のさくらんぼも有名です。さくらんぼの生産出荷のほとんどは内陸地方ですが、庄内地方でも栽培する農家さんが多くいます。また、庄内浜で育つ庄内砂丘メロン、在来作物の庄内柿、酒田の刈谷梨、月山高原のブルーベリーなどの生産も行われています。
鶴岡市の櫛引地区はフルーツタウンとも呼ばれ、ぶどう、桃、苺など一般的なフルーツが数多く栽培されています。このような豊かな食文化が育まれている背景から、鶴岡市は2014年に日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定されました。
ふたつの日本百名山
海から湧き上がる雲が山にぶつかり、平野に雨を降らせ田畑を潤し、やがて海へ流れるように、豊かな循環によって私たちの生活は支えられています。庄内平野を囲むたくさんの山々は、私たちに豊かな恵みをもたらしてくれます。その中でも特に鳥海山と月山は登山者にも人気の日本百名山なので、少し紹介させてください。
月山(がっさん)

標高1,984メートル
山形県の中央に位置する
山頂まで続くルートは8つ
山岳修験の聖地・出羽三山(でわさんざん)の主峰である月山。出羽三山は月山・羽黒山・湯殿山の総称で、これらの山を巡ることは”生まれ変わりの旅”とも呼ばれ、古来より日本全国から絶大な信仰を集めてきました。

現在も羽黒山口ルートでは夏山シーズンになると日本各地から多くの参拝者が白装束姿で月山を登ります。
羽黒山口は車やバスで八合目まで行くことができます(天気の良い早朝は満車になるので注意)。湿原では氷河期から種が残り続けている希少種のオゼコウホネが生息しています。たおやかな稜線を楽しみながら3時間ほどで山頂に到着します。
羽黒山口の反対側には西川町の志津温泉口ルートがあります。積雪量が多すぎるという理由で、なんと4月になってから月山スキー場がオープンします。

リフトを使えば山頂までは2時間ほどの道のり。東京や山形市から来るにはアクセスが良いですが駐車場は有料です。たおやかな道中の羽黒山口とは違い山頂直下には牛首と呼ばれる急登が続くので一歩一歩進みましょう。リフトは秋まで稼働しています。
月山には上級者向けの肘折ルートや本道寺ルートなどもありますが、おもに登山者が歩くのは上記の羽黒山口と志津温泉口ルートが主体です。
鳥海山(ちょうかいさん)

標高2,236メートル
東北地方第2位の高峰
山形県と秋田県の県境
主要ルートは9つ
鳥海山は別名出羽富士(でわふじ)とも呼ばれ、日本海から隆起する秀麗な山容を誇ります。日本海を見渡せる抜群の眺望がすばらしく、何度でも歩きたくなる魅力的な山で、山肌には「種まき爺」と呼ばれる残雪の模様が浮かび上がると庄内地方では田植えに入ります。

山頂までは基本的にロングルートですが、山中は幾重にもルートが張り巡らされているので、山頂まで歩かなくても鳥海湖や笙ヶ岳をめぐるトレッキングなど、自分の脚力や目的に合わせて楽しむむことができます。夏になると鳥海山固有種のチョウカイアザミや、可憐なチョウカイフスマなどの多彩な高山植物が岩肌を彩ります。
鳥海山は希少猛禽類のイヌワシの住処があることでも知られており、湯ノ台登山口の近くには環境省が運営する鳥海イヌワシみらい館があります。館内ではイヌワシの生態や、イヌワシが発見された経緯などを立体的な展示を通して学ぶことができます。定期的にイベントも開催しており、イヌワシの保護活動について理解を広めています。※イヌワシの記事も執筆中

筆者が鳥海山にはじめて登ったのは23歳、ソロのことでした。多彩な植生に多様なルート、登るたびに表情を変える風景に魅了されて、地図に載っているルートはすべて歩いており、冬季も登頂しています。今後は各ルートの魅力や特徴についても発信していきたいと思います。
自己紹介が長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました。今後ともグリーン・マガジンをよろしくお願いいたします。
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画像作成 Thanks by
東北地方のイラスト:マップ・イット
山形県のイラスト:マップ・イット
庄内地方のイラスト:ヤマショウ株式会社
吹き出しのイラスト:ぬれよん
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