【組織のAI活用#220】「Gemを共有されたのに一覧に出てこない」という時の対処法と、共有権限のルール
こんにちは!寺田です。
現在は、デジタル関連会社のAI推進者などのAI活用者のコミュニティである「AI Digital Community (ADC)」の代表理事や、顧客事業の「×AI化」をサポートするFURIKAKE Partners(株)と組織のAI活用を支援するプロダクトを提供するAI Portalize(株)の代表取締役を務めており、様々な側面から組織のAI活用をサポートしています!
社内でGem(Geminiで作れるカスタムAI)の共有が進むと、「共有されたはずのGemが、自分の一覧に出てこない」とういうので困るケースが結構出てくる印象です。
私も社内やご支援先で、この質問を何度も受けてきました。仕様を知っていれば1分で解決する話なので、今回は対処の手順と、あわせて整えておきたい共有権限のルールをまとめてみました。
まず試すことは、そのGemを「一度実行」する
共有されたGemが「共有アイテム」に表示されない場合、最初に試すことはシンプルです。
共有リンクからそのGemを開き、一度実行する
一度実行すると、Gem一覧画面の「共有アイテム」に表示されるようになる

「共有された=自動で一覧に並ぶ」わけではない、という仕様を知っておくだけで、この手の問い合わせの多くは解決します。
共有リンクが見つからない場合はGoogleドライブから検索する
「通知が来ていない」「共有メールが埋もれてしまった」という場合は、Googleドライブから探せます。
Gemの共有データは、Googleドライブのファイルとして扱われています。そのため、ドライブの検索窓にGem名を直接入力して検索し、該当ファイルをクリックして一度実行すれば、一覧の共有アイテムに表示されます。

社内で「一覧に出てこない」という報告を受けたときは、この「検索して、一度実行」のセットを案内するとスムーズです。
共有時のルールとして基本は「閲覧権限」がおすすめ
対処法とあわせて押さえておきたいのが、共有時の権限設定です。Gemの共有権限には「編集権限」と「閲覧権限」の2種類がありますが、社内共有の標準は閲覧権限にするのがおすすめです。
編集権限を安易に付与すると、部署全体で使う定型業務用のGemを、ある担当者が自分の使いやすいように変更してしまい、作成者の意図と異なる出力になって他の利用者が混乱する、といった事態が起こりえます。
誰がいつ変更したかの管理は難しく、元に戻す作業にも手間がかかります。
カスタマイズしたい人には、「Gemのコピー機能」を案内しましょう。原本は保護したまま、自分専用の複製を作ってもらう流れが最適です。
運用上の注意点
共有設定の操作は、Gem内のメニューが使えない場合でも、Gem一覧画面のメニューから行えます。「設定の場所が見つからない」と言われたときは、こちらを案内してみてください。
また、共有Gemが増えてくると、一覧にただ並ぶだけでは「どれが最新か」「どれが重要か」の識別が難しくなってきます。共有ルールや管理方法をセットで整えることが、活用定着の鍵になります。
「検索して、一度実行」
「一覧に出ない」ときは、①共有リンクまたはドライブ検索でGemを開く、②一度実行する、で解決します。
あわせて、共有は閲覧権限を標準に、カスタマイズはコピーで。このルールをセットで整えておくと、現場が迷わずAIを使える環境になります。
社内のGem共有で同じ質問を受けている方は、ぜひこの記事をそのまま案内に使っていただければなと思います!
読んでいただきありがとうございました!
過去のAI関連記事はこちらです!
ちなみに、組織におけるAIの推進についてまとめた本も出版させていただいております。もしよければご覧ください。
<自己紹介>
直近までは、電通グループに属する約1400人・20社以上の事業会社群で構成されるCARTA HOLDINGSにて、全社横断のAI推進室で組織全体のAI活用推進を担いつつ、法人向けの「生成AI&デジマ人材」研修サービスであるD-Marketing Academyの代表取締役も兼務し、大手企業からスタートアップまで、数百社にわたるAI人材育成を支援してきました。
現在は、デジタル関連会社のAI推進や担当コミュニティである「AI Digital Community (ADC)」の代表理事や、顧客事業の「×AI化」をサポートするFURIKAKE Partners(株)と組織のAI活用を支援するプロダクトを提供するAI Portalize(株)の代表取締役を務めており、様々な側面から組織のAI活用をサポートしています!
<略歴>
2005年 5月 大学在学時にEC事業を開始
2007年 5月 (株)サイバーエージェントに入社し新規事業の立ち上げに携わる
2011年 10月 (株)VOYAGE GROUPにてKDDIとの協業事業を行う(株)Flesselを設立し代表取締役に就任
2015年 11月 ECコンサルティング事業を行う(株)JSコンサルティングの代表取締役へ就任
2018年 4月 東証一部プライム企業Hamee(株)にJSコンサルティングをM&Aし、代表取締役を継続
2019年 5月 Hamee(株)の執行役員に就任し、Hameeグループの新規事業領域を管轄
2021年 2月 D2C支援を行うTHE CHOSEN ONE(株)の顧問に就任
2021年 3月 アパレルD2C事業を行う(株)NAAFYの取締役に就任
2021年 4月 D-Marketing Academy(株)を設立し代表取締役に就任
2023年 1月 (株)CARTA HOLDINGSにD-Marketing AcademyをM&Aし、代表取締役を継続
2025年 3月 CARTA HOLDINGSグループ全体のAI活用促進を行うAI推進室を兼務開始
2026年 1月 生成AIに関しての顧問を行うFURIKAKE Partners(株)を設立し、代表取締役に就任
2026年 1月 組織の生成AIプラットフォームサービスAI Portalize(株)を設立し、代表取締役に就任
2026年 1月 デジタル関連のAI活用企業コミュニティ「AI Digital Community(ADC)」を設立し代表理事に就任
