【AIイラストの考え方】水中から見上げたら、空が丸く縮んだ|スネルの窓
水中の絵を作ったのに、水面が透明な天井にしか見えない。空も木もきれいなのですが、地上から見上げた景色とあまり変わらないことがあります。
そんなときに使えそうなのが、スネルの窓です。水面の中央は窓、外側は鏡になる現象です。まずは、何も加えていない水面から見てみます。
🌊 画像1:水面いっぱいに空が見える

1:1。水中から穏やかな水面を真上に見上げる。水面全体に地上の空と岸の木々が普通に見え、円形への圧縮と外周の全反射はまだない。
比較用の基準画像です。水中から水面を真上に見上げています。空と岸の木々が水面全体へ広がり、水の揺らぎもあります。
きれいではあるのですが、水面のどこまでが地上を見せる窓で、どこからが水中を映す鏡なのかは分かれていません。水中らしさは青色に任せたままです。
🪞 スネルの窓は、水面を窓と鏡に分ける
水中から水面を見上げると、地上側の広い景色は約97度の円形領域へ収まって見えます。これがスネルの窓です。その外側では全反射が起こり、水面が水中側を映す鏡のように見えます。
つまり、空を丸く切り抜く効果ではありません。水面の中央では外の景色が見え、外側では水中の景色が返ってくる。ひとつの水面が、窓と鏡の両方になります。
🫧 画像2:空が中央へ収まり、外側が暗くなった

添付画像を直接編集し、画像全体を作り直さない。空、雲、木々、水面、カメラ位置を変えず、水面部分だけにスネルの窓を加える。中央の約97度の円形領域に地上の景色を収め、その外側を水中側の全反射にする。
空と木々が中央の円へ収まり、その外側は濃い青の反射面に変わりました。変えたのは水面の見え方です。画面中央には地上が残り、外周は濃い青の全反射側へ切り替わりました。
境界はかなり丸く、少し整いすぎています。それでも、水面には地上が見える範囲と、反射へ切り替わる範囲があることは見えやすくなりました。
🧩 いつものプロンプトへ足すなら、このくらい
下の一文は、水中の場面を作るプロンプトへ足す部品です。最初から細かく固定しなくても、まずは窓の内側と外側が分かれるかを見るだけで十分です。
underwater view looking straight up at the surface, the above-water scenery compressed into Snell's window, a circular 97-degree cone, total internal reflection outside the circle日本語訳:水中から水面を真上に見上げる。地上の景色を約97度の円形領域であるスネルの窓へ収め、その円の外側には全反射を出す。
魚眼レンズのような丸い画角ではなく、水面そのものに円形の境界があることが大切です。外側をただ暗く塗るのではなく、水中側が映り込む反射面として書いておくと、狙いを伝えやすくなります。
🐟 このプロンプトが役に立つ場面
スネルの窓は、水中にいることを背景だけで見せたい場面で使いやすそうです。
ダイバーや魚の視点から、水面越しの空や船を見る場面
湖やプールの底から、岸辺や人影を見上げる場面
水面が透明な天井のようになり、水中らしさが青色だけに頼っている場面
被写体を増やさず、背景の見え方で場所を伝えたい場面
反対に、水面を横から見る構図や、地上から水中をのぞく構図では、この円形の窓は主役になりにくそうです。使うなら、まずは水中から真上を見る場面が分かりやすいと思います。
今回は、水面に何かを描き足したというより、同じ水面がどこで窓になり、どこで鏡になるかを変えました。次に水中の絵を作ったとき、また青くすることから始めているかもしれません。
ま、いっか。
あとがき
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
水中からみた空って、素敵ですね。
こんな表現方法があったことに驚きました。きれいですわ~。
よければご活用ください~
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