【乙未】優しさを、ずっと飲み込んできた人
丘の花畑の奥で、
しゃがみ込みながら、
枯れた葉を静かに摘んでいる人がいた。
誰にも気づかれないように。
空気を壊さないように。
乙未の人は、
優しい。
でもその優しさは、
“傷つかないための優しさ”
にもなりやすい。
本当は嫌だった。
本当は寂しかった。
本当は、
もっと甘えたかった。
でも、周りを見てしまう。
空気を感じてしまう。
誰かの痛みに、すぐ気づいてしまう。
だから、自分の気持ちを後ろへ下げる。
飲み込む。
合わせる。
笑う。
そうしているうちに、
何を感じていたのか、
自分でも分からなくなっていく。
周りからは、「優しい人」
「穏やかな人」
「気が利く人」
と思われやすい。
でも本当は、
安心して、
わがままを言える場所を探していた。
乙未。
やわらかい草木と、
夏の終わりの土。
繊細な草花を、
あたたかい土が包み込む干支。
だから乙未は、
誰かを癒す。
でも同時に、
自分の痛みを、
土の奥へ埋めてしまう。
本当は、
もっと泣きたかった。
もっと、
弱いままで抱きしめられたかった。
だからあなたは、
優しくなった。
でも、
誰かを守るためだけに、
生まれてきた命じゃない。
安心して、
自分の気持ちを出していい命だから。
今日も丘の風は、
飲み込んできたその涙を、
静かに撫でている。
🌿乙未のこころの基礎体温
優しさ
育成
共感
ぬくもり
🌿乙未の絶対NG
・冷たさ
・見捨てられること
・急かされること
・居場所を失うこと
丙申へ




