⛳ 月曜日と雨の日に「ピン位置が似ている」理由
ゴルフの難易度を大きく左右するのが「ピンポジション」(グリーンのカップを切る位置)です。
土日のコンペや一般営業では、来場者が多く、初級者もいるため、ピンはグリーンの真ん中や手前に切られ、比較的易しく設定されます。しかし、月曜日と雨の日のラウンドは、その常識が通用しません。
今回は、経験豊富なゴルファーだけが知る、シビアなピンポジションの傾向と、その裏にあるゴルフ場の事情を解説します。
1. 月曜日に待つ「ありえない」ピンポジションの恐怖
久しぶりに訪れた月曜日のラウンド。その日は快晴でしたが、私は前日のうちに「きっとピンは厳しい場所に切られる」と予想し、練習グリーンで入念に傾斜の練習をしておきました。
🥵 リゾートコースでの悪夢:2段グリーンの直後
リゾートコース(設計:アーノルド・パーマー)でのラウンドでは、その予想を遥かに超えるピンポジに遭遇しました。そのゴルフ場はポテトチップスのような複雑な2段グリーンが特徴です。
ピンの位置: ほとんどのホールで、2段グリーンの上がった直後や、グリーンエッジからすぐの場所に切られていました。
理由: これらの場所は、普段パターの渋滞が起きる土日には絶対に切られない場所です。月曜日は、土日に酷使されたグリーンの芝の回復と修復が最優先されるため、芝が元気なエリアや普段使わないエリアが選ばれるのです。
このピン位置だと、少しでもパットが弱いと元の段に戻ってしまうため、強さ加減が非常に難しい。毎ホールがシビアなパッティングの連続でした。
結果、パット数は33で済みましたが、スコアは89とギリギリ90切り。初見のコースでレギュラーティーから攻めすぎたのが敗因でした。普段100前後の弟は120を叩いており、普段ゴルフをしない人ほどパッティングで苦労していました。

2. 雨の日のピンポジ:水はけと標高が全て
所属コースで、雨予報や降雨確率が高い日のピンポジションは、だいたい予想がつきます。要は、グリーン上で水が溜まりにくい「標高が高い場所」が選ばれます。
ゴルフ場は、大雨でピン周りが水浸しになり、プレーが困難になる事態を最も避けたいからです。
【所属コースの雨の日ピンポジの傾向】
所属コースの1番ホールは二段グリーンですが、雨の日は以下の場所が選ばれます。(グリーンの水をバンカーに流さないため、バンカー側が高いことが多い)
段下左前(バンカー横)
段下右上
2段グリーンの段上の左側
この傾向が分かっていれば、1番ホールを攻略する戦略が変わります。右上のピン以外はアプローチも寄せにくい場所なので、ボギーでOKと割り切ること。パーオンが難しいホールなら、セカンドショットをピンとは逆のサイドに攻め、アプローチしやすいエリアを残すことが重要になります。
⛳ 諦めないゴルフ場の「プロ意識」
大雨でグリーン全体が水浸しになりパットができないことは滅多にありません。ルール上、ボールが水たまりにある場合や、ライン上に水たまりがある場合は、ホールに近づかないニアレストポイントにドロップしてプレーを続けることができます。
しかし、ゴルフ場側はプレー中断やクローズを極力避けたいのが本音です。
【雪の日のキャディマスター】
以前、福岡県での月例会での出来事。朝からうっすらとグリーン上に雪が積もり、誰もが「今日は無理だろう」と諦めかけていました。
その時、スタート室のキャディマスターが悲痛な声でこう言いました。
「もう少し待ってください、雪は溶けますから!」
結局、2時間の待機を経て11時過ぎには雪が溶け、月例会メンバーは無事にラウンドを敢行。一般客はキャンセルして帰る中、この日の売上を守ろうとするキャディマスターの顔は忘れられません。
ちなみに、このキャディマスターは日本オープンに2度出場経験のあるプロゴルファーでした。2006年日本オープンの予選落ちの翌日の土曜日には、すでにキャディマスターとしてスタート室に座っていたという強者です。
ピンポジションの裏には、ゴルフ場の売上や、芝の管理、そしてプロの意地が隠されています。次に月曜日や雨の日にラウンドする際は、ぜひピン位置の傾向を予測して、戦略を練ってみてください。
皆さんのゴルフ場での「月曜日」や「雨の日」のピンポジションの傾向はどのような感じでしょうか?ぜひ教えてください!
