GreenPostのコンセプトとその歩み
発見的生活 Heuristic Life の提案
⚫︎ コンセプト
発見的生活(Heuristic Life)とは、
あらかじめ用意された正解に依存せず、
自らの手と身体、そして環境の中で、
生き方を組み立てていく暮らしです。
それは、効率や成長、
「より多く、より大きく」を目指すものではありません。
持続可能で、無理のない、
**「そこそこ豊かな生活」**を見つけていくための方法です。
大量生産や中央集約ではなく、
小さな技術、地域の知恵、手仕事、再生可能エネルギー。
それぞれの場所で、
試し、失敗し、調整しながら、
最適なかたちを見つけていく。
GreenPostは、
その実践と知恵、そして試行の過程そのものを、
記録し、共有していくメディアです。
■ heuristic という言葉について
heuristic(ヒューリスティック)とは、
完全に正しい答えではなくても、
経験や直感から「うまくいく方法」を見つける考え方を指します。
日本語に一語で対応する言葉はありませんが、
発見的
試行的
経験知
暗黙知
直感的判断
といった意味合いを含んでいます。
語源は、ギリシャ語の
**heuriskein(発見する)**に由来します。
⚫︎ GreenPostの歴史とこれから
1991年、ミニコミ誌「GreenPost」は創刊されました。
当時、「ヒューリスティック」という言葉は、
心理学や教育の分野において、
問題解決のための発見的な方法として使われていました。
オルターナティブな教育現場では、
「発見的教授法」という形で実践されていた時代です。
その頃、私が影響を受けていたのは、
アメリカの「マザーアースニュース」、
オーストラリアの「グラスルーツ」、そして「ReNew」などの雑誌でした。
特に印象的だったのは、
巻末の読者欄や掲示板です。
読者からの投稿や質問、
売買や呼びかけ。
インターネット以前の時代に、
同じ関心を持つ人々がつながる、
ひとつの小さなコミュニティがそこにありました。
その「暮らしの実像」に触れられる場を、
日本でも作れないか。
それが、GreenPost創刊のきっかけでした。
しかし現実は厳しく、
月刊発行は叶わず、
隔月刊、季刊、不定期刊へと移行し、
やがて活動は縮小していきます。
一方で、発行を支えるために始めた通販事業が広がり、
綿や麻の蚊帳、無農薬コーヒー、生活雑貨などの販売が伸び、
次第に事業の軸はそちらへと移っていきました。
転機となったのは、
自然エネルギーとの出会いです。
海外の通販で扱われていた
太陽電池などの製品を取り扱い始めたことをきっかけに、
事業は大きく展開していきます。
その後、自然エネルギー事業協同組合REXTAの設立に関わり、
約15年にわたり、
太陽光発電、小型水力発電、小型風力発電、
太陽熱温水器などの普及に取り組みました。
そして2011年。
東日本大震災と福島第一原発事故。
この出来事は、
暮らし、仕事、人との関係、
そのすべてに大きな変化をもたらしました。
以降、変化の中を走り続ける日々が続きましたが、
2026年、
世界の状況を見つめる中で、
あらためて強く感じています。
いまこそ、オルターナティブな視点と情報が必要であることを。
そこで再び、
GreenPostを立ち上げます。
今回は、Webマガジンとして。
そしてAIという新しい道具も活用しながら、
発見的生活の実践と知恵を、
あらためて発信していきます。
どうぞ、生暖かく見守っていただければ幸いです。
GreenPost代表 2t
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