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雨時々白アリ

来世はグアテマラ南東部のオオアリクイ

雨だったので布団でゴロゴロしながらネトフリを見ていると、背中に違和感を感じた。何だろうと思って手を伸ばしてみると白アリのような虫がいた。

「え?は?」そう思った瞬間、今度はポッという小さな音がした。

音のした方を見ると、また同じ虫がいる。
天井から白アリが降ってきているらしい。

合計12匹。

SUUMOで家賃を安い順に並び替え、一番上に出てきた古い木造アパートに僕は住んでいる。固定費はできるだけ下げたい。

その代償として、
この物件は色々な体験をさせてくれる。

水道管破裂
お湯が出ない
換気扇故障
騒音トラブル
ゴミ問題
白アリ?

今の日本くらい問題を抱えている。
…知らんけど。

住んでいるとインフラ老朽化を自分事として考えられる。今はサポートセンターや管理会社に連絡すれば業者が来てくれる。

でもそんな当たり前がいつか厳しくなる時代が来るだろう。そんなことを考えながら(本当はそんなことは考えていなかったけど)速攻、管理会社に連絡した。

業者さんがきてくれたけど点検は10分もかからず終了。
白アリが落ちてきたであろう天井を実際に確認することもなく、写真を数枚撮って終わりだった。

「とりあえず様子見で」

業者さん曰く、「今は白アリの多い時期ですし、もう少ししたら落ち着くと思います。白アリは10匹程度ですよね? 本当にいたら何千、何万匹もいますから」とのことだった。

(え!?!?いや!?天井裏も見てないし、部屋の隅々まで確認してないのに、どうしてそう判断できるのだろう?というか、何千匹、何万匹になる前に対処するものじゃないの??)

白アリ素人の僕にはよく分からないけど
そんなモヤモヤを抱えたまま出航した。

今、海は時化ている。🌊
僕は寝台の上でアザラシみたいに左右へローリングしながら、この記事を書いている。🦭

もし業者さんが友達だったら、こんなにあっさり点検を終わらせるだろうか。他人事のように感じられた。

白アリがいる可能性があるのに対処しないのはオーナーがお金を出したがらないからかな?古いアパートだから費用を回収できないとか?いや、でもそれなら業者さんにメリットはない気がする…とか考えてしまった。

本当に分からない。

ただ一つ分かることは僕が出航している間、白アリたちは部屋でお留守番をしてくれていること。

まじで白アリにも家賃払ってほしい。

食費も。

今日も魚が獲れませんでした。

ちなみに白アリは英語ではTermite,インドネシア語ではRayapである。

お金の不安という幻想/田内学

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