後ろ姿

子育てで拘ったこと:お小遣い編

たまにはちょっと、真面目に語ってみようかな…と(^^♪

子どもが生まれたら、まずやろうと思っていたこと・・・・
それは子ども名義の「通帳」を作ることだった

わたしの家は裕福ではなかった。親に話を聞く限りでは、わたしが生まれた当初の家計は苦しく、ミルク代も「お願いしていただく」という有様で、父の給料すら自分たちの自由にはならないようなひっ迫した状態だったようだ

なぜ、子どもの名前で通帳を作ろうと思ったか・・・・
まぁ自分の経験から「お年玉」を自由に使えなかったことにある

わたしが「お年玉」をもらえていた当時、母はわたしのお金は「通帳」に貯めてある…といっていたが、当然嘘だとわかっていた。なぜなら、うちは貧乏だったから、子どもの「お年玉」だとて使いまわしだ

これを踏まえて、わたしは子どもに嘘にならない行動をしたかった
もちろん、わたし自身が母親に嘘をつかれたからといって、それを恨んでいるわけではない。それは大人の事情やら、家庭の事情やら、いろいろな事情なのだからして、子どもながらにそれを恨むのはお門違いだと理解もしていた。それにまったくもらえないというわけでもなかった。中学までは「お年玉」1000円につき100円、一部換金という形で自分の「お年玉」を把握出来てはいた。高校生になってからは一律3万円までは自分の財布に入れることができた。満額貰える友人が羨ましくもあったが、幼い頃はそれほどお金を使うところもなかったし、当時は多少「今、あのお年玉があったら…」と思うことはあっても、そのことについて深く言及したこともないし、仕方のないことだとあきらめていた

そこで「今、あのお年玉があったら…」と思っていた中学時代に、我が子にはそのお金を使わせてあげられたらいいなと思ったのだ

実はわたしは、あまりお金の使い方が上手ではない。あればあるだけ、なければなんとか…みたいな生活で、あまり子どもにエラそうにできる立場にないのだ。だからこそ、わたしが子どものお金をいいようにできないよう、戒めのつもりで始めた

生まれたときに作った通帳は、なにも「お年玉」だけの為ではなかった
子どもは出歩くと「おひねり」よろしく小銭のお小遣いをいただくことが多々ある。あくまでもこれはわたしの自己満足で、母親のエゴかとは思われるが、そういったお金も貯金箱にいれ、まとめて通帳にいれてあげようと思っていた。わたしがしたかったのは「お年玉」よりそっちの小銭貯金の方がメインだった

お小遣いについてもわたしは、強い拘りを持ち、10年計画で子どもたちにお金の「大切さ」と「使い方」を教えようと考えていた

結婚して3年で母子家庭になり、将来的にお金にひっ迫することが明らかになったから、余計にシビアに考えるようになったこともある


我が家は小遣い制で、小学校4年生から支給していた・・・・
最初は500円から、5年生で1000円、そこからは学年が上がるごとに1000円ずつ値上げした。そうするとちょうど20歳になる時に10000円になるのだ。そう、わたしは子どもたちが20歳になるまで小遣いを与えていた
普通はバイトを始めたり、高校を卒業するあたりで小遣いは卒業するものだろうか? でもわたしは、バイトしようがすまいが20歳までと決めていたのだ。その代り中学になったら、学用品以外の身の回りの物はすべて自分の小遣いで賄うという規約を作った。私服、靴、バッグ、ゲーム、旅行その他に到るまで、自分の小遣いで賄うという仕組みである。子どもたちは大喜びだったけれど、しかしこれは意外ときついことをあとあと知ることになる。だってそんなにお安くないのよ、靴もバッグも、ゲームもね・・・・

お小遣いはただ渡すだけにとどまらなかった・・・・
お小遣い制を始めた時、同時に小遣い帳も渡し、毎月月末に財布の中身と小遣い帳が同じであることを確認してから次の月の小遣いを渡す…ということにしていた。面白いことに、意外と計算ができていないことを知った。そして、自分でも経験のあることだが、結構合わない。小遣い帳の上では、足し段引き算が非常に難しい計算になるのだ
おかげで娘の方は未だに家計簿的なものをつけている

「お年玉」は一旦通帳に貯金させた。それも親がやるのではなく、一緒に窓口に行き、自分で記入させて入金させた。貯まる楽しみと、自分のお金を管理するという自覚を持たせるためだった。そのために子どもの名前で印鑑を作り、カードも作った。そうして、月々のお小遣いが余るようなら通帳に貯金し、どうしても欲しい大物がある場合は申告制でおろすことを検討した
通帳は中学を卒業するまでは預かり、高校生になった時にカードと一緒に渡した。しばらくはお小遣い帳の時のように時々提出させた。大きくなってくるとなかなかやらなくなってくるが、それもそれで結構勉強になったようだ

ATMの使い方を知らないひとがいる。わたしの世代だと、通帳は持ってないのに、無人のATM(?)でお金を引き出すことばかり覚えたどうしようもないひともいた。わたしも一度、興味から中をのぞいたことがあるが「これでいいのか」と思ったものだった。お金を融通してくれるのは大変ありがたいが、返せそうもないひとに貸すのはどうなんだろうと・・・・

成人する頃には、自分の小遣いで「年金保険」を始めさせた。本当に微々たるものだが「引き落とし」というものがどういうものなのかを知ってほしかったのだ。早い子は、高校を卒業と同時にひとり暮らしを始める子もいれば、大学進学に伴って親元を離れる子もいるだろう。うまくやれる子もいれば、そうでない子もある。急に「やりくり」と言われても勝手が解らないのが本音だと思う・・・・なんだか守銭奴みたいだけれど

こんなことは別に教えなくてもいいことなのかもしれないが、わたし自身がものすごく頓着なくやりたい放題で、若い頃にとんでもない借金を作ったことがあるので、ちょっと怖かったということもある。これがゲームだったなら、教えなくても自分でなんとかするのだろう。だけどお金のことって、成人した途端に急にいろんな情報が飛び込んでくる。カードも然り、ローンも然り、昔は印鑑が必要だったけれど、今の時代はなんでもお手軽にできる。お手軽にできる世の中だからこそ、しっかりと自分たちで噛み締めて欲しいと思ったのだ


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たゆ・たうひと いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです