で、推しの音源をレビューしてみた(こころに海を編)vol.1
我が推し、川崎龍介さんの音源レビューワーナー編も3枚目のシングルである『こころに海を』まで到達しました。
懺悔しますが、私。川崎さんにこのシングルにサイン戴く際に失言いたしまして……。
「この主題歌、タイアップという形式だったからか賛否両論だったそうですね」と口を滑らす始末。私、もう馬鹿すぎて頭が痛い……。
後悔先に立たず、口は災いの元とは言ったものです。
川崎さんのマジックペンを持つ手がピタリと止まり、眼鏡の奥の眼光が鋭くなったのを見て、その二つのことわざが脳裏を過ぎり、悔やみました。川崎さん、その節は大変申し訳ございません!(泣)
改めまして、今回レビューする川崎龍介さんの3枚目のシングル『こころに海を』ですが、このシングルは都城出身のフォークデュオ、メロディーのお二方とコラボする形でリリースされております。
では、メロディーのお二方について紹介を。
宮崎県都城市出身の坂元昭二さんと福留順一さんによるフォークグループで、高校時代からフォークグループをされていた2人は高校卒業後、上京し、1976年にメロディーを結成。なお、坂元さんがリードギタリストで作詞、福留さんがリードヴォーカルで作曲という変則的なデュオです。
デビュー当時は「メロディ」と表記されていましたが、後に「メロディー」に変更されました。
1976年ワーナー・パイオニア・レコードより「課外授業」でデビュー。 1980年にTBSドラマ「逢いたくて」の主題歌「淋しくありませんか」がスマッシュヒットするも、1983年に解散。
その後、坂元さんはメロディーの傍ら参加されていたさだまさしさんのツアーバンド亀山社中にギター、コーラスとして1979年から1996年まで在籍。その一方作詞活動や他アーティストへの楽曲提供をされ、1996年からはフリーランスとして、サポートギタリストやギター教室開講等活動されておられます。
福留さんもメロディー解散後作曲活動をされ、小柳ルミ子さん、狩人、森田健作さん、チェリッシュ、太川陽介さん等に楽曲を提供の傍ら、六本木にてミュージックバーを開業、2011年に閉業するも同年9月に中野新橋にてフォーク酒場ゆらゆらを開業され、フォークファンの憩いの場を作られておられます。
2001年にメロディーを再結成。2004年5月には、ホームタウン宮崎県にてライブを開催されました。
2016年にはメロディー・デビュー40周年ライブを東京、名古屋、大阪、そして宮崎、都城にて開催。2018年4月、35年振りとなるアルバム「僕らの時代」を発表。
その後メロディーはお二方のそれぞれの活動と並行しつつ、都内にてライブを行われています。
以上、メロディーのお二方の紹介でした。
さて、曲の紹介とジャケット写真のアップと参りましょう。
まずはジャケット写真から。

初めてこのジャケット手に取った際の第一声は、「川崎さんが濃いよ!」でした。左端のメロディーのお二方の容姿が素朴だからなおさらに。(頼むから黙れてめえ)
ぶっちゃけ、同時期に活動されていたアイドルグループ『フラッシュ』(NHK『レッツゴーヤング』のサンデーズから派生した三人組アイドルグループ)の江里奈譲さんと見紛う程でした。
き、曲いきましょう。この『こころに海を』は、1979年に公開された『ビッグ・ウェンズデー』の日本公開版エンディングテーマとして起用されました。冒頭でも書きましたが、賛否両論、いや当時は映画ファンの方からかなり非難轟々だったそうです……。
その当時のことを日本版エンディングテーマタイアップと絡めて書かれたコラムがネット上にアップされています。
が、個人的な感情で大変恐縮なのですが、「なんか川崎さんに恨みでもあっとや?くらすぞぬしゃあ!」と滅多に使わないお国言葉で暴言吐き散らしそうになるくらい失礼なコラムだったのでリンクを見送らせていただきます。
しかし、映画ファンの気持ちもわからなくはないのです。007『ワールド・イズ・ノット・イナフ』を観に行った際にLUNA SEAによる日本版エンディングテーマに「え?どうして」と固まり、『アナと雪の女王』のMay J.による"Let it go“に興をそがれ、舌打ちしそうになった記憶があるので、タイアップバリバリな日本版エンディングテーマに心ざらつかれた映画ファンが多かったのだろうなと気持ちはわかります。
でも、推しをディスられるとやはり傷つくのはファンの心理。ああ、心がふたつある!
話が脱線してしまいました。
さて、曲についてですが、A面はこころに海を〜The world seaのテーマ〜、B面はOver the sea。
両方とも作詞は坂元昭二さん、作曲は福留順一さん、編曲は坂元さんと福留さんによるものですが、A面のみ弦編曲を故 大村雅朗さんがされており、イントロのアコギのメロディーが、『そよ風茶房』のそれと大変酷似しているからか、たまにこれ『こころに海を』だっけ?『そよ風茶房』?どっち?と混乱してしまいます。
曲自体はしっとりとしたアコギメインの曲で、人気の無い海でサーフィンに夢中になった青春時代を回想する、そんなノスタルジックな曲です。
タイアップに翻弄された川崎さんとメロディーのお二方にはお気の毒としか言いようがありませんが、タイアップ云々抜きにして聴くと、メロディーのお二方による柔らかな曲と穏やかな川崎さんのハスキーボイスの調和が耳に優しく、実際、2度目のそよ風茶房来訪の翌日、海辺を散歩していたら、海岸でパラセイリングを楽しまれた方を見かけ、無意識にこの『こころに海』をハミングしてしまったのでした。そして、ポータブルレコードプレーヤーを手に入れたので『ビッグウェンズデー』のDVDを観た後は、一呼吸おいて、この曲を聴くのが習慣になりました(笑)
。そして、耳と疲弊した心に優しいこの歌は川崎さんの音源では、『愛は星座をめぐるように』同様、目覚ましのアラーム音として私の寝起きを良くしてくれます。
B面のOver the seaのボーカルは、メロディーのお二方が主軸となっており、ハーモニーワークスが美しいです。
曲は全体的にフォルクローレ風です。が、終わり方がちょっとフラットで薄味かなあという印象。しかし、メロディーの楽曲は耳に優しく心地良いですね。
次回は『こころに海を』vol.2と称しまして、Xフォロワーさんのご厚意により転載許可を頂いた川崎さんのコンサートツアープログラムと、大槻ケンヂさんによる『こころに海を』についての音声コラムについて書きたいと思います。
最後に、ヤフオクにてゲットした『ビッグウェンズデー』の当時のパンフレットに掲載された、『こころに海を』の広告をアップして今回のレビューを終わらせていただきます。

ごめんなさい。この宣伝文が笑いのツボに入り、3分笑い転げたのを懺悔いたします。
誰だよ、これ考えた人!
(文責・コサイミキ)
