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「あなたからの電話は長くなる」

人に言われて、なぜか忘れられない言葉ってありますね。
私は約30年前、大学に入って1年か2年くらいの頃言われた
「佳純ちゃんからの電話は、長くなるからなー」
という言葉が忘れられません(笑)

約30年前は、まだ携帯電話があまり普及していませんでした。ごく一部の、めざとい人だけが持っていた感じ。
ポケベルを持っている人は多くて文字メッセージの機能もあったけど、込み入った連絡は無理。だから事務的な連絡は、すべて電話で行われていました。だって他にないから(FAXとかもあるにはあったけど)。

私はサークル活動をしていて、上級生から「これ同期の女子に連絡しておいて」みたいに頼まれることがよくありました。
連絡網(私→Aさん→Bさん→Cさん…と連絡をつなぐ)という方法もあるけど、私から全員に電話をした方が確実です。

で何人もの人に電話をかけるんですが、よく一緒に遊ぶような仲良しもいれば、そうでない人も当然いますよね。
冒頭の一言は、そうでない同期Sから言われた一言でした。
私が「じゃ詳しくはまた電話するからー」と言ったら
Sに「佳純ちゃんからの電話は、長くなるからなー」と、苦笑まじりに言われた記憶。

えっ嘘? って思いましたね。
どちらかというと喋るのは苦手で控えめで(笑)話すより聞き役、みたいに自分のことを思っていたので。
そんな、あいつとの電話は無駄に長いとか、面倒くさいおばちゃんみたいに思われていたとは!

30年前に電話で何を話していたかなんて全然思い出せませんが、ただかけて挨拶して、用件言って切るだけでは素っ気ないなと、いつも何か軽く雑談をしていたような気がします。
すごく親しいとはいえないSとでも、軽く雑談くらいできなきゃな、みたいなのがあったのかもしれません。
Sはクールで大人びて洗練された子だったから(お父さんが芸術系の仕事をしていて……それは関係ないかな)そういう私が面倒くさかったんだろうな😂

今はSみたいな人が大多数だけど、当時は私みたいな人が多かったんではと思います。
無駄の多い世の中だったんですね。
(今は私もS派です!)

この後携帯電話があれよあれよという間に普及して、メール機能もついて。21世紀になる頃には、私たちの連絡手段はほぼメールに置き換わっていました。90年代後半~2000年代初頭ってそんな時代だったと思います。

でもその頃になっても、親世代はまだまだ電話頼みで。
私はちょうど20年前に結婚したんですが。
結婚まもない頃、義母からしょっちゅう携帯に電話がかかってくるのがきつかったです😂
(夜友達と飲んでる時だったりして。。)
今度は私が「あなたからの電話は長くなる」と言う番でした。
(もちろん、心の中で!)

そんな義母は現在、80過ぎてますます元気✨️
今はスマホにグループLINEも使いこなして
「家の電話なんて、営業と誰かが死んだって連絡しかかかってこねえ」
なんて言ってます。
(何気に名言。固定電話解約をためらう人にささげたい!)

そんな20年、30年でしたねぇ。
……あれ、いつの間にかただの昔話に💦


学生の頃Sから言われたこともその時はショックだったんだろうけど、今はただ面白いな、という気持ちで思い出すことが多くて。

自分で思っている自分と人から見た自分って、だいぶ違うんでしょうね。
しかしこの歳になっても「人から見た自分」ってさっぱりわからないから、多分一生ずっと、わからないままなんでしょうね。
そんな風に、最近思います。


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