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シェアハウス・ムラヤ【書き終えて 感想とお礼】

「note創作大賞2023」応募作の「シェアハウス・ムラヤ」が完結しました。
創作大賞の審査・受付対象は3話まででしたが、7話まで書きました。3話公開から1か月余りで、ようやく完結したという感じです。

応募部門は「漫画原作部門」でした。コメント等で「小説」と呼んでいただくこともありましたが、厳密にいうと小説ではありません。
漫画化されることを想定し、モノローグや情景描写は極力排して、テンポよく描くことを心がけました。人物描写も「と言った」「と笑った」など、稚拙なくらいシンプルなものにとどめました。

いろいろわかったようなことを書いていますが、本格的なフィクションを書くのは初めてです。
今まで私は、プライベートSNSやnoteで、身辺雑記や音楽記事を書いてきました。身辺雑記は自分のことを書くので、嘘や誇張がないようにと気をつけて書きます。音楽記事は、曲やアーティストに関して、間違ったことを書かないようとても気を遣います。
でもフィクションは、そういうことを気にしなくていい。こんなに自由なんだ、というのがひとつの発見でした。

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主な登場人物について、少し書きます。

私と同年代の弥生やよいさんは、仕事で長年キャリアを積んできた女性です。私自身は、仕事のミスマッチや非正規雇用、妊活、出産育児でキャリアがブチブチに途切れ(全て自分で選択してきたことですが)、仕事で誇れるようなキャリアは積んでいません。
私の年代の女性が弥生さんのように20数年働き続けることは、並大抵のことではなかったと思います。私の友人知人身内にも、弥生さんのように頑張ってきた女性が何人もいます。彼女たちへの尊敬をこめて、弥生さんという人物を描きました。私自身大好きなキャラクターです。

彩香あやかさんは、年齢も性格も違いますが、経験していることは私に近い人物です。
子どもの体調不良など子育ての困難さ、非正規雇用、職場のミスマッチ。自分が経験してきたことを、彩香さんにも経験してもらいました。そして、安定した職場を得るという、私にできなかったことも実現してみました(こういうことができるのがフィクションの面白さですね)。彩香さんはとても明るく強い人なので、今後たくましく子育てと仕事を両立していくと思います。個人的には、鉄平のパパが元気になったら、交流を復活してほしいなと思っています。

拓磨たくまくんは、性的少数者です。私には、そういった友人知人はいないし、何かを読んで参考にしたりもしていません。彼のことを、悩みつつもごく当たり前に恋愛を楽しむ1人の青年として、描きました。以前記事に書いたように、男性を描くことはとても難しかったです。でも拓磨くんは回を追うごとに、冗舌に、いろいろなことを話してくれるようになりました。彼のような人が、明るく自然に、未来を語れる世の中であってほしいです。

ゆりえさんは、とても無口な人でした。シェアハウスの面々が何か言うことに、相槌を打ったり、微笑んだり、何も言えずに黙って見つめ返したり、そんなのばっかりでした。でもだからこそ、皆が安心して、信頼して、話したいことを話せていたのかもしれません。私もそういう人を目指そう、と思います。

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冒頭にも書きましたが、創作(フィクションを書くこと)は、面倒だけど、とても自由でした。まだ書いたことのない方、本当におすすめですよ。エッセイよりはるかに自由に、自分の言いたいこと、伝えたいことを書けます。私はこれからも少しずつですが、続けていきたいです。

読んでくださった方、温かい感想をくださった方、本当にありがとうございました。私も皆さんが書くものを、これからも楽しみに読ませていただきたいと思います。

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