新型漫画AI『Luma UNI-1』の性能がヤバすぎて、漫画描き的に過去一ヤバそうな迫力を感じた件
(↑)Webtoonが描ける新型漫画AI『Luma UNI-1』が出てきたので、さっそく試してみました。
漫画描きの視点で見ると、過去イチやばそうな迫力を感じました。
以下のWebtoonは、キャラクター設定、シナリオ、作画まで、すべて『UNI-1』製です
『UNI-1』で、以下に掲載のWebtoonを生成する際に、僕から指示した内容は、
「日本の漫画風のコメディ漫画を描いて」
だけです。
あとは、キャラクター設定、シナリオ、作画まで、すべて『UNI-1』くんがやってくれました。
漫画の内容がよく分からなかったり、シンプルに面白くないという致命的な弱点はあるものの、漫画生成AIとして、これまでのとは次元違いにレベルが高いと僕は感じました。
漫画の内容に関しては、おそらく、大学生か大学院生が論文審査に行ったら、めちゃめちゃ変な教授しかいなくて(ずっと寝てるおじさん、付箋で会話する女性、猫)、慌てまくったけど、まあ何とかなった、みたいな感じの、不条理系シチュエーションコメディ漫画なのだと思います。
『UNI-1』生成のWebtoon:第01話 ——「はじめまして」

第1話(1)

『UNI-1』生成のWebtoon:第02話 ——「審判」

どんな感じで作るのか
『UNI-1』のWebtoon制作モードは、AIチャットボットとの対話で作っていく感じでした。
今回は初回で右も左も分からなかったので、
「コメディ漫画を描いて」
みたいな注文をしたところ、AIが設定とかすべて考えてくれました。
今回は、キャラクター設定、キャラデザ、シナリオ、作画、すべてAIにお任せで作ってみました。

添付画像のような感じで、キャラクター設定をまず作って、その後、Webtoonを1コマごとに生成して、あとで1枚の超縦長Webtoon画像に合成するっぽいです。
バグなのか、サーバーがパンクしかけてるのか、画像の合成が失敗しまくってしまい、うまく行きませんでしたが、しばらくしてから再挑戦したら成功しました。
AIに漫画を描かせると、キャラ設定がガバガバになりがちなのですが、このAIは、少なくともパッと見では全コマでキャラ設定が統一されてるっぽくて、それだけでかなりすごいです。
…と思ったけど、よく見たら主人公の髪型が変わってる気もします。
ただ、これは、『UNI-1』製のキャラデザ画像がブレてるのを放置したせいかもしれず、『UNI-1』のキャラデザの項目で、キャラデザがブレた絵をボツにしておけば、もしかしたら破綻しないのかもしれません。
キャラクターの設定からキッチリ作りこむため、初回生成時にはメッチャ時間がかかりますが、逆に言えば、お気に入りのキャラ設定さえ最初に作ってしまえば、たぶん、漫画を無限に生成できると思われます。
完成した漫画を見てみると、以下のような致命的欠点はまだあります。
シーンの背景設定やキャラの位置関係がコマごとに変わる
イマジナリーラインを無視しまくる
そのせいもあって話がよく分からない
シンプルに面白くない
とはいえ、全体としては、これまでの漫画生成AIとは次元違いの性能だと感じました。
上記の欠点も、人間のクリエイターが調整すれば克服できて、格段に面白い漫画が描ける可能性がありますし、AI自体も毎秒進化していきます。
ですので、上記の漫画や、現在のAIが生成した漫画を根拠に、
「AIには面白い漫画は描けない」
みたいな批判をするのは、現時点では正しくても、数年スパンで見ると、あまり意味がないのかもしれません。
今回、『UNI-1』を触ってみて、漫画描きの視点で見ると、過去一ヤバそうな迫力を感じました。
もはや、漫画AIが人間のプロ漫画家レベルに到達するのは時間の問題のように思えます。
なんなら、夏~秋ごろにはその域に到達してる可能性も高そうです。
そうなると、人間のクリエイターは、「スキル型」から、「プロデューサー型」にシフトせざるを得ないような気が個人的にはしています。
「今後は自分好みの漫画をその場で生成できる時代になる」と書いたら神絵師にボロクソ罵倒されたけど、実際にそうなった
数ヶ月前、SNSに以下のような趣旨のことを書きました。
もはや、「自分好みの漫画を探す」のではなく、完璧に自分好みの漫画をその場でAIが生成できる時代が遠からず来るでしょう。
例えば、読者が「はんだ付けラブコメ漫画」を読みたければ、読者のニッチすぎる需要に合わせた「はんだ付けラブコメ漫画」を、AIがその場で生成してくれるようになると思います。
僕のこの発言に対して、AIアンチ勢の絵描きたちが激おこになりました。
個人的に好きだった神絵師からも、何もそこまでというくらい辛辣な言葉で徹底的に罵倒をされました。
しかし、今回の『UNI-1』の登場によって、上記の「完璧に自分好みの漫画をその場でAIで生成できる時代」は、すでに到達したと考えられます。
現状だとまだ漫画としてイマイチだったり、一部マニアしか使わないマイナーAIにしか実装されてないなどの弱点はありますが、それも時間の問題というか、遅かれ早かれ克服される可能性は高いでしょう。
漫画生成に動画生成までミックスしてくる可能性がありそう
この『UNI-1』を作った『Luma AI』という会社は、確か元々は動画生成AIを作っていた会社だった気がします。
ということは、もしかすると、漫画AIでWebtoonを生成したら、そのまま一気通貫で、アニメ化までセットで動画生成できる時代が来るのかもしれません。
おまけ:『UNI-1』が生成したシナリオ
以下、おまけとして、上記のWebtoonを生成した際に、『UNI-1』が生成したシナリオを添付いたします。
この記事のWebtoonは、以下のシナリオを漫画化したものになります。
漫画だけだと理解困難なところが多いですが、シナリオも併せて読むと、漫画の内容が多少分かりやすくなる気がします。
THE THESIS COMMITTEE
ウェブトゥーン脚本 — 試作版
シリーズタイトル: 論文審査委員会
ジャンル/トーン: 不条理コメディ、切れ味鋭いユーモア、日本マンガスタイル
対象読者: ニューアダルト(18〜25歳)、大学院を舞台に
作中言語: Japanese(日本語)
あらすじ
ある大学院生が博士論文の審査に臨む。審査委員会のメンバーは以下の三名——眠田教授(ねむたきょうじゅ):白髪の老教授、会議中ずっと熟睡。付箋教授(ふせんきょうじゅ):口を一切開かず、黄色い付箋のみで意思疎通を図る几帳面な受動的攻撃の達人。ウィスカーズ委員長:どう見てもスーツを着た猫。誰もそのことに触れない。一切。各話ごとに不条理さが加速していく。
登場人物
1. 大学院生(ユキ)
年齢:20代半ば。不安症で誠実、着崩れたジャケットとタートルネック、目の下にクマ、パンパンのトートバッグ。この部屋で唯一まとも——そしてそれを自覚しているのも唯一。読者の分身。髪はまとめているが常に崩れかけている。
2. 眠田教授
年齢:70代、老齢。ふくよかで、白髪、ツイードのスーツが似合う。深く・完全に・どうあっても眠っているのに、鼻にかけた老眼鏡はズレていない。かすかにイビキをかく。たまに寝ながら、たまたま核心を突いたことをつぶやく。眠っていても常にペンを握っている。
3. 付箋教授
年齢:40代、顔立ちが鋭い。きつく結い上げたお団子ヘア、角縁眼鏡、ブローチつきジャケット。声を出すことは絶対にない。いつもネオンイエローの付箋の束と細字ペンを携帯。表情は精密に管理されている——片眉が上がる、薄い微笑、わずかな首の傾き。付箋は外科的な精度でテーブルを滑ってくる。
4. ウィスカーズ委員長
年齢:不明。どう見ても猫——ふわふわのグレートラ猫——が、仕立てのいいチャコールグレーのスーツを着て、小さな丸眼鏡と細いネクタイをつけている。学科長席に座る。毛づくろいをしたり、テーブルのものをポンと叩いたり、端から落としたりする。その一切が「意図的な学術的判断」として解釈される。猫であることは誰も指摘しない。永久に。
第01話 ——「はじめまして」
あらすじ:
ユキが審査室に入り、初めて委員会と対面する。審査の開始から数分間で、彼女は——じわじわと——自分が何に直面しているかを把握していく。ストリップは、彼女が静かに、深々と、人生の選択を後悔するシーンで終わる。
5ビート構成
ビート1 ——到着: 審査室に到着するユキ。広い引きのカット。部屋は制度的で威圧的な空気を放っている。
ビート2 ——初見: 委員会を見渡す。何かがおかしい。何がどうおかしいのかを整理するのに少し時間がかかる。
ビート3 ——エスカレーション: 委員全員が順に紹介され、各人の特異な機能不全が明かされる。見るたびに表情が崩れていく。
ビート4 ——付箋、来る: 冒頭の発言に対して、付箋教授から即座に付箋が届く。
ビート5 ——どん底: 付箋を見つめるユキ。眠っている教授を見る。猫を見る。誰も動かない。パニックの最中で話は止まる。
コマ割り詳細 ——第01話
コマ01 ——ショット:広い全景 / アスペクト比:4:3
灰色の制度的なセミナー室の全景。長テーブル、蛍光灯。テーブル片側に委員用の椅子が3脚。反対側に1脚。学生側の椅子の後ろにあるプロジェクタースクリーンには「論文審査 — 214号室」と表示されている。フレームの下端にトートバッグが落下してくる(到着を示す)。この部屋は、長年にわたって苦しみを目撃してきた空気をまとっている。
登場人物:なし(学生はトートバッグで示唆)
ナレーション(コマ上部):「214号室。午前9時。人生の正念場。」
コマ02 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
戸口に立つユキ。ジャケットは少し皺になり、髪は崩れかけ、トートバッグで片方の肩が下がっている。何度も鏡の前で練習してきたとわかる、きつい笑顔を浮かべている。
登場人物:ユキ
セリフ(ユキ):「おはようございます! さっそく始めましょう。」
コマ03 ——ショット:ワイド / アスペクト比:9:16
テーブルを挟んで委員全員を一枚で収めた引きのコマ。左から右へ:眠田教授——頭が傾き、目は閉じ、ペンを緩く握ったまま、かすかにイビキ。付箋教授——直立不動、ペンを構え、野を往くタカが野鼠を評価するような目つきで学生を見ている。ウィスカーズ委員長——学科長席に座り、頭をかしげながら悠然と前足を舐めている。三人が一コマに収まり、視覚的恐怖として機能する。
登場人物:眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長
ナレーション(コマ下部):「審査委員会。」
コマ04 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
ユキの顔に極端に寄ったコマ。目が大きく開き、笑顔が凍りつき、片目がごく微かにピクついている。処理中。言葉が出ない。
登場人物:ユキ
コマ05 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
眠田教授に寄ったコマ。眠っている。完全に、完璧に、眠っている。あごが少し胸の方に傾いている。彼の方向から、かすかな小さな吹き出しがふんわり立ち上っている。
登場人物:眠田教授
セリフ(眠田教授、寝言):「……方法論が……妥当で……」
コマ06 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
眠田教授を見つめるユキ。間。ゆっくりと横を向く。
登場人物:ユキ、眠田教授(背景、一部)
ナレーション(コマ下部):「よし。大丈夫。あと二人いる。」
コマ07 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
付箋教授に寄ったコマ。書き込み中のリーガルパッドから目を上げない。ペンが精確で意図的なストロークを刻む。片眉がわずかに上がっている。制御された不承認がにじみ出ている。
登場人物:付箋教授
ナレーション(コマ下部):「付箋教授。論文3本。温度ゼロ。」
コマ08 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
ウィスカーズ委員長に寄ったコマ。テーブルの端からペンを落とし、それが落下していくのを、捕食者の完全な集中力で見つめている。完璧に仕立てられたスーツ姿。
登場人物:ウィスカーズ委員長
ナレーション(コマ下部):「ウィスカーズ委員長。学科長。終身雇用。」
コマ09 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
部屋の正面に立つユキ。スライドのリモコンを手に持っている。後ろのスライドには「第一章:理論的枠組み」と表示されている。気持ちを立て直し、始める。
登場人物:ユキ
セリフ(ユキ):「本研究では、三つの交差する枠組みを——」
コマ10 ——ショット:ミディアムクローズアップ / アスペクト比:9:16
付箋教授が、目も上げずに付箋をテーブルの上で滑らせる。表情はまったく変わらない。付箋は恐ろしいほど滑らかな精度で滑っていく。
登場人物:付箋教授
コマ11 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
付箋がユキの前に着地する。彼女は下を見る。付箋にはこう書かれている:「『枠組み』を定義せよ。——付」
登場人物:ユキ
(コマ内の付箋テキスト):「『枠組み』を定義せよ。——付」
コマ12 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
付箋から顔を上げるユキ。発表を始めてまだ5語。口を開く。間。閉じる。
登場人物:ユキ
コマ13 ——ショット:ワイド / アスペクト比:9:16
ユキの後ろから部屋全体を捉えた引きのコマ。彼女は手前に小さく立ち、委員会は奥の端を占めている。眠田教授がかすかにイビキをかく。付箋教授が2枚目の付箋を準備している。ウィスカーズ委員長が直立し、何かを決めた猫の瞬きなき目でユキを見つめている。
登場人物:ユキ、眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長
コマ14 ——ショット:クローズアップ(極端)/ アスペクト比:9:16
ユキの目に極端に寄ったコマ。その視線が——このコマだけ——見えない出口の方へわずかにずれる。頭の中の声:逃げてもいいんじゃないか。 本気で検討している。
登場人物:ユキ
ナレーション(コマ下部):「猫のことは、想定していなかった。」
第02話 ——「審判」
あらすじ:
審査がクライマックスを迎える。ユキはなんとか発表を終えた。委員会が審議し、判定を下す番だ。審議は超現実的で、判定はあり得ない方法で下される。ユキは合格する——一応。誰もその理由を説明できない。
5ビート構成
ビート1 ——採決開始: 委員会に審議が求められる。採決の方式が明らかになる。狂っている。
ビート2 ——眠田教授の一票: 寝言で何かをつぶやく。それが票として解釈される。
ビート3 ——付箋教授の一票: 複雑な付箋の連鎖が彼女の立場を構成する。
ビート4 ——ウィスカーズ委員長の一票: 猫らしい動作をする。「条件つき合格」と宣言される。
ビート5 ——判定: 合格を告げられるユキ。処理できない。論文バインダーを抱えて廊下に一人立つ彼女のコマで終わる。本当に起きたことなのか、確信が持てない。
コマ割り詳細 ——第02話
コマ01 ——ショット:広い全景 / アスペクト比:4:3
同じセミナー室の全景。ただし発表が終わった状態。学生後方のスクリーンには「ご清聴ありがとうございました / ご質問は?」と表示されている。資料が少し散らかっている。ユキは到着時より明らかに汗をかいている。委員会は、彼女が着いた時とまったく同じ状態。
登場人物:ユキ、眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長
ナレーション(コマ上部):「47分後。」
コマ02 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
部屋のドアを横から捉えたコマ。プレートには「委員会 審議中」と書かれている。ドアは閉まっている。
登場人物:なし
ナレーション(コマ下部):「審議フェーズ。」
コマ03 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
室内。ユキがテーブルの自分側に座り、両手でバインダーを抱えている。指の関節がわずかに白くなっている。見守っている。委員会はどう見ても審議していない。
登場人物:ユキ、眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長(背景)
セリフ(ユキ、囁き声で):「……ご審議……いただけますか……?」
コマ04 ——ショット:ミディアムクローズアップ / アスペクト比:9:16
付箋教授が眠田教授の方を向き、付箋を持って彼の方に向ける。付箋には「採決?」とある。眠っている教授は反応しない。彼女は一度うなずき、満足したかのように何かを書き留める。
登場人物:付箋教授、眠田教授
(コマ内の付箋テキスト):「採決?」
コマ05 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
眠田教授に寄ったコマ。まだ眠っている。が、わずかに動いた。唇が少し開く。何かが出てくる。
登場人物:眠田教授
セリフ(眠田教授、寝言):「……理論的間隙……許容……範囲内……」
コマ06 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
付箋教授が無表情のままリーガルパッドに書き留める。二度下線を引く。そしてテーブルの中央へ付箋を滑らせる。付箋には「第一票:合格(暫定)。」とある。
登場人物:付箋教授
(コマ内の付箋テキスト):「第一票:合格(暫定)。」
コマ07 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
付箋を読むユキに寄ったコマ。表情は安堵と深い混乱のあいだで止まっている。
登場人物:ユキ
コマ08 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
全員の視線(とユキの呆然とした視線)がウィスカーズ委員長に向く。委員長はずっとじっとしていた。今、ユキの論文バインダーをじっと見つめている。そして一歩だけ、意図的に前に進み、バインダーの上に前足をぽんと置く。
登場人物:ウィスカーズ委員長、ユキ(背景)
コマ09 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
バインダーの上にどっしりと乗ったウィスカーズ委員長の前足に寄ったコマ。少しふわふわしている。バインダーの背表紙には「最終稿」とある。
登場人物:ウィスカーズ委員長
コマ10 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
付箋教授がこれを観察する。ペンのキャップを外す。テーブル中央に新しい付箋を滑らせる。付箋には「委員長:条件つき合格。第3章を修正すること。」とある。
登場人物:付箋教授、ウィスカーズ委員長(背景)
(コマ内の付箋テキスト):「委員長:条件つき合格。第3章を修正すること。」
コマ11 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
ユキの顔に寄ったコマ。付箋を見る。猫を見る。また付箋を見る。
登場人物:ユキ
セリフ(ユキ、ほぼ声にならない):「……第3章……」
コマ12 ——ショット:ミディアム / アスペクト比:9:16
審議の場面を少し引いたミディアムショット。眠田教授はペンを握ったまま眠っている。付箋教授が最後の確定感でペンのキャップを閉める。ウィスカーズ委員長はバインダーの上に堂々と座っている。付箋教授がテーブルを最後の付箋が滑っていく。
登場人物:眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長
(コマ内の付箋テキスト):「おめでとうございます、[ユキ]さん。合格です。」
コマ13 ——ショット:クローズアップ / アスペクト比:9:16
ユキの顔に寄ったコマ。表情が矢継ぎ早に四段階を経る:信じられない、安堵、もっと信じられない、少しおかしな笑み。
登場人物:ユキ
セリフ(ユキ):「……合格、したんですか?」
コマ14 ——ショット:ワイド / アスペクト比:9:16
広いコマ。214号室の外の廊下。ユキが一人立ち、論文バインダーを抱えている。後ろのドアは閉まっている。蛍光灯。色あせたチラシが貼られた掲示板。彼女はまったく動かない。
登場人物:ユキ
ナレーション(コマ下部):「合格した。どうやって合格したかは、誰にも言えないだろう。」
セリフ一覧(全セリフ・全2話)
第01話 ——「はじめまして」
| コマ | 発話者 | セリフ |
|------|--------|--------|
| 01 | ナレーション | 「214号室。午前9時。人生の正念場。」 |
| 02 | ユキ | 「おはようございます! さっそく始めましょう。」 |
| 03 | ナレーション | 「審査委員会。」 |
| 05 | 眠田教授(寝言) | 「……方法論が……妥当で……」 |
| 06 | ナレーション | 「よし。大丈夫。あと二人いる。」 |
| 07 | ナレーション | 「付箋教授。論文3本。温度ゼロ。」 |
| 08 | ナレーション | 「ウィスカーズ委員長。学科長。終身雇用。」 |
| 09 | ユキ | 「本研究では、三つの交差する枠組みを——」 |
| 11 | 付箋テキスト | 「『枠組み』を定義せよ。——付」 |
| 13 | (なし) | — |
| 14 | ナレーション | 「猫のことは、想定していなかった。」 |
第02話 ——「審判」
| コマ | 発話者 | セリフ |
|------|--------|--------|
| 01 | ナレーション | 「47分後。」 |
| 02 | ナレーション | 「審議フェーズ。」 |
| 03 | ユキ(囁き声) | 「……ご審議……いただけますか……?」 |
| 04 | 付箋テキスト | 「採決?」 |
| 05 | 眠田教授(寝言) | 「……理論的間隙……許容……範囲内……」 |
| 06 | 付箋テキスト | 「第一票:合格(暫定)。」 |
| 10 | 付箋テキスト | 「委員長:条件つき合格。第3章を修正すること。」 |
| 11 | ユキ(ほぼ声にならない) | 「……第3章……」 |
| 12 | 付箋テキスト | 「おめでとうございます、[ユキ]さん。合格です。」 |
| 13 | ユキ | 「……合格、したんですか?」 |
| 14 | ナレーション | 「合格した。どうやって合格したかは、誰にも言えないだろう。」 |
ショットメモ一覧
| 話 | コマ | ショット距離 | アスペクト比 | フレーム内登場人物 |
|----|------|------------|------------|----------------|
| 01 | 01 | 広い全景 | 4:3 | なし(トートバッグで示唆) |
| 01 | 02 | ミディアム | 9:16 | ユキ |
| 01 | 03 | ワイド | 9:16 | 眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長 |
| 01 | 04 | クローズアップ | 9:16 | ユキ |
| 01 | 05 | クローズアップ | 9:16 | 眠田教授 |
| 01 | 06 | ミディアム | 9:16 | ユキ、眠田教授(背景) |
| 01 | 07 | クローズアップ | 9:16 | 付箋教授 |
| 01 | 08 | クローズアップ | 9:16 | ウィスカーズ委員長 |
| 01 | 09 | ミディアム | 9:16 | ユキ |
| 01 | 10 | ミディアムクローズアップ | 9:16 | 付箋教授 |
| 01 | 11 | クローズアップ | 9:16 | ユキ |
| 01 | 12 | ミディアム | 9:16 | ユキ |
| 01 | 13 | ワイド | 9:16 | 全員 |
| 01 | 14 | クローズアップ(極端) | 9:16 | ユキ |
| 02 | 01 | 広い全景 | 4:3 | 全員 |
| 02 | 02 | ミディアム | 9:16 | なし |
| 02 | 03 | ミディアム | 9:16 | 全員 |
| 02 | 04 | ミディアムクローズアップ | 9:16 | 付箋教授、眠田教授 |
| 02 | 05 | クローズアップ | 9:16 | 眠田教授 |
| 02 | 06 | ミディアム | 9:16 | 付箋教授 |
| 02 | 07 | クローズアップ | 9:16 | ユキ |
| 02 | 08 | ミディアム | 9:16 | ウィスカーズ委員長、ユキ(背景) |
| 02 | 09 | クローズアップ | 9:16 | ウィスカーズ委員長 |
| 02 | 10 | ミディアム | 9:16 | 付箋教授、ウィスカーズ委員長(背景) |
| 02 | 11 | クローズアップ | 9:16 | ユキ |
| 02 | 12 | ミディアム | 9:16 | 眠田教授、付箋教授、ウィスカーズ委員長 |
| 02 | 13 | クローズアップ | 9:16 | ユキ |
| 02 | 14 | ワイド | 9:16 | ユキ |
脚本終了 ——「論文審査委員会」第01話・第02話
総コマ数:28コマ(各話14コマ)
