薄れた存在感、輝く存在感──F1アメリカGPで見えた明暗
ここまでこの選手の存在感が薄かったレースは、デビュー年の数戦以外にはなかった…そんな印象のF1アメリカGPでした。
(アメリカGPの存在感、ということで1990年のアレジ選手)
のしかかってきた?重圧
その選手とはピアストリ選手。
デビュー当初はマシンの戦闘力不足から下位に沈むレースがありましたが、
中盤からのアップデートが成功し、上位争いの常連に。
昨年初優勝を含む2勝を挙げ、今年もシーズン序盤は予選、決勝とも僚友ノリス選手を凌駕する勢いで突き進んでいました。
それがここ数戦、前半戦の勢いに限りが見え、優勝争いには食い込めず。
おまけに今回のアメリカGPではスプリントは1周目でリタイア、決勝でも表彰台争いどころか時折、無線が入ってくるくらい。
表彰台圏外での走りを強いられました。
やはりレース数が少なくなってきたことにより、王者争いの見えないプレッシャーが襲ってきているのでしょうか。
きっかけになったのは優勝したあのGP?
個人的には、ノリス選手がリタイアし、ピアストリ選手に有利に働くと思われたオランダGP、それが重圧の原因にもなったのではと感じます。
ノリス選手はポイント云々よりも、「相手の前に出る」だけを考えればよくなった。対してピアストリ選手はノリス選手だけでなく、追い上げてくるフェルスタッペン選手も意識しなければならない。
こうした目に見えない重圧が、F1シーズン3年目のピアストリ選手にのしかかってきているのではないでしょうか。
存在感を発揮した角田選手
逆に存在感があったのは角田選手。
スプリントは予選から11台抜きの7位。
1コーナーでの多重クラッシュをうまくすり抜けたのが大きかった!
決勝でも予選Q2敗退の悔しさをはらすように7位入賞。
スタート直後はローソン選手、途中にはベアマン選手とのニアミスもありましたが、審議対象にすらなりませんから、外野がどうこう騒ぐような問題ではなかったわけですよね。
このレース、角田選手より上はマクラーレン、フェラーリの2台、メルセデス(ラッセル選手)。仮にQ3に進出しても結果は変わらなかったかもしれませんがラッセル選手にはもう少し、ついていきたかったですよね。
Q1でレッドブル昇格、とも言われているアジャー選手がクラッシュ、一方きっちりポイントを稼いだ角田選手。
もっと上の順位を狙いたいところはありますが、今はポイントを稼ぎ、少しでもチームに貢献することの方が重要です。
次のメキシコGPは、過去中嶋悟選手も予選は良かったのに、決勝は…という日本人にはあまり相性が良くない?コース。
ここで結果を残せれば、来季への励みになるはずです。
復活なるか?メキシコGPはすぐ
メキシコGPは早速今週末。
昨年はフェラーリが好調と、ここでもピアストリ選手の試練が続く可能性があります。
角田選手の活躍と合わせて、ピアストリ選手の復活はなるのか?
目が離せないレースとなりそうです。
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