プリントゴッコの電球はたった1回で切れた
分かる人は分かるけどわからない人は全然わからない話です。
小学生くらいのころ。
年賀状を作るのは「プリントゴッコ」でした。
絵柄を考えて自宅で年賀状印刷が出来るんですが、その印刷する版を作るために電池と電球が必要だったのですよ。
「プリンター」と称する本体は印刷器と製版器を兼ね、跳ね上げ式の枠側にマスターとフラッシュランプを装着した「ランプハウス」を、印刷台側に墨などのカーボンを含む筆記具で紙に筆記した版下用紙を置いた上で枠を下ろし、さらに押下しマスターを版下用紙に圧着させることで、枠内の金属片が接触して電流がランプハウスに流れてフラッシュランプが発光。版下の黒い筆記部分がこの熱を吸収してマスターのフィルムを溶解させ、インクが通過する微細な穴を構成する。
この「フラッシュランプ」が電球なんですよ。
花火のようにたった1回でその寿命を終えてしまう儚いやつ。眩しすぎて直視したら目がやられるかもしれないので目をあっちむいてぎゅっとするやつです。
「パン!」
そしてその版を作った後に図柄に合わせて絵の具を載せて上からぎゅっとすると印刷ができるわけです。
細かい柄などは絵の具が上手にのせられなくって顔の隅っこに赤がこんにちはしちゃったりしてそれはそれで楽しいやつ。
「もったいないんだからもうそれでいきなさい!もしくは手書きで」と母に言われたものです。
ハガキをくっつけるところがベタベタしてるので使い終わったらサランラップを貼ってベタベタを保護してましたねぇ。
まさかAmazonにもう売ってへんやろと思ったら…
色が違うもののちゃんと売ってた。
電球4個で2000円もするんだよ!
いつの間にか使わなくなったなぁ。
大人になった頃には本屋さんに年末が近づくと「年賀状素材」みたいなCD付きの本がいっぱい並んで、そこからあれこれ貼り付けたりして年賀状を作ったものです。宛名を印刷するための「筆まめ」「筆ぐるめ」みたいなソフトがおまけでついていたやつ。
まだあの絵の具の匂いとか使い終わった電球の匂いとかベタベタ部分のちょっと酸っぱい匂いとかを思い出すやつ。
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