【実習報告】赤らら目キララ キンメのひみつ
今回のテーマは煮つけの定番、真っ赤な『キンメダイ』がテーマです!
そう考えると一番身近な深海魚かもしれないキンメダイ、からだのつくりを観察していくと深海で生き延びるための秘密がたくさん詰まっています!
キンメでお腹いっぱいになる実習です笑

とはいえ…
今回も時間オーバー…
本当に申し訳ありません。
みんなにゆっくり学んでもらうには、そもそもの設定時間が足りませんでした。反省…
前菜はキンメダイのクイズでした。
住みかのことや、何色の身のお寿司なのか、キンメについての基礎知識を学びました。
クイズの内容をひとつずつ解剖しながら深めて行きます。
解剖の大切なことを確認したのち、早速解剖スタート!
まずは外観の観察と頭部の解剖です。

ヒレは他の魚と同じ枚数で、特別な種類はなかったものの、尾ビレはからだの割に面積が大きくありません。
一方胸ビレは長いように見えます…
頭部の大きな眼には大きなレンズ、水晶体が入っていました。
生活するのに眼からの情報を大事にしていることがわかります。


次にからだの中を見せてもらいました。
魚も人間と結構同じ臓器があります!
一方、大きな違いは『幽門垂』があること。
簡単にいうと消化液が入ってる袋で、食べ物を消化するときにはかかせません。
ヒトはなくても大丈夫に進化したんですね!

さて、まだまだキンメダイの秘密について探っていきます!
皆さん、キンメは白身のお魚ですが、赤身もあるってご存知ですか?!
これはキンメの生態に注目すると、腑に落ちます!
キンメダイの外観を観察したとき…とあるヒレが大きめでしたよね?!
彼らは生活にそのヒレをよく使うので、動かす筋肉の部分は赤身になると考えられるのです!
では他の部分はなんで白身なのか?例のヒレを生活でどう使っているのか?考えてもらいながら解剖してもらいました。

普段、「食感が違って美味しい!」と感じるのは、
キンメダイの生態に隠されていたんですね!
さらに日本の食文化、縁起にまつわる魚のひみつが…
皆さん、「タイのタイ」をご存じですか?
鯛の体内にある鯛のような形の骨で(早口言葉みたい…)
食べるとききれいに取れると縁起がいいとされています。
といっても鯛にしかない骨というわけでなく、ほとんどの魚が持っていて、キンメダイにもあります。
そしてその一部は、なんとヒトにもあります!!

タイのタイのある場所を解明すると、なぜヒトにもあるのかがわかります!
なぜならヒトは、魚から進化しているから。
最後はその解説をしながら、キンメダイのタイのタイを標本にしておみやげにしました。
これから1年、みんなに良いことがありますように!!
以上、実習報告でした。
今回も真摯に向き合い、頑張ってスケッチ・観察をしてくれました!
実は私が夢見るキンメの解剖は、今回の内容は完全体ではありません…。
大人の事情で叶いませんが、子どもたちに食してほしいのです。
食感・食文化と動物の生態とは密接に関わっており、
そこまでできれば、子どもたちにもっと身近に感じてもらえると思います。
いつか完全体の実習をご提供できれば…うれしいです。
大倉山校、冬の解剖実習第3弾
哺乳類の「目」の解剖、近日ご報告予定です!
お楽しみに!!
