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人は、なぜその人を選ぶのか。──20年の接客で見つけた答え

「この人から買いたい。」
「この人に話したい。」
「この人にお願いしたい。」

人は毎日、無意識のうちに””を選んでいます。

商品ではなく、人。
価格ではなく、人。

私は接客の仕事を20年続ける中で、

「人は、何を基準に人を選ぶんだろう。」

その答えを、ずっと探してきました。


若い頃の私は、

選ばれる人は、知識がある人だと思っていました。

説明が上手な人。
気が利く人。
何を聞かれても答えられる人。

そんな人になれば、
お客様に選んでもらえると信じていました。

でも、現場で見えてきた景色は少し違いました。

同じ商品を扱っていても、
同じように説明していても、

「また、あの人にお願いしたい。」

そう言われる人がいる。

その違いが、ずっと分からなかったんです。


ある日、一人のお客様が帰り際に、
笑顔でこう言ってくださいました。

「あなたがいるから、ここに来てるんよ。」

私は思わず、

「商品じゃなくてですか?」

と聞き返しました。

すると、お客様は少し笑って、

「商品はどこでも買える。
でも、あなたには相談したくなる。」

そう言われた瞬間、

20年間探していた答えが、
ひとつにつながりました。


人は、商品を選んでいるんじゃない。

安心できる人を選んでいる。

その日から、私の接客は変わりました。

話し方より、表情。
説明の上手さより、相手の表情を見ること。
正しい答えを伝えることより、

「この人は私の話をちゃんと聞いてくれている。」

そう感じてもらえる時間を
大切にするようになりました。


振り返ると、
このnoteで書いてきたことは、
全部ここにつながっています。

🌱「ありがとう」が自然に出る人。
🌱また会いたいと思われる人。
🌱安心すると言われる人。
🌱感じがいい人。
🌱頑張っているのに伝わる人。

一見バラバラに見えるけれど、
全部に共通していることがありました。

それは、
「相手をどう扱うか」ではなく、

「相手をどう見ているか」。


人は、

正しい人を選んでいるわけではありません。

優しい言葉をかけてくれる人だけを
選んでいるわけでもありません。

「自分を大切にしてくれる。」

そう感じられる人を、
自然と選んでいるのだと思います。


だから私は今も、

接客でも、
noteでも、
standFMでも、

そして、これから目指す声の仕事でも、
大切にしたいことは、たったひとつです。

「この人、なんだか安心する。」

そう思ってもらえること。


もしこの記事を読んで、

誰か一人の顔が浮かんだなら。

その人はきっと、

特別な才能があったから
選ばれていたわけではありません。

あなたを急がせず、
否定せず、

安心させてくれる人だったのではないでしょうか。


人は、なぜその人を選ぶのか。

その答えは、

特別な才能の中にはありませんでした。

毎日の何気ない表情や言葉、
相手に向ける眼差し、

そして、

「目の前の一人を大切にする姿勢」

その積み重ねの中にありました。


人は、

あなたの知識を覚えているわけじゃない。
あなたの説明を覚えているわけでもない。

でも、

「この人と話せてよかった。」

その感覚だけは、不思議なくらい心に残ります。

私は、20年の接客で、
そのことをお客様から教えてもらいました。

そしてこれからも、

“選ばれる理由”を、
言葉にして届けていきたいと思います。

あなたが最近、「また会いたい」と思った人は、
誰ですか?

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