【テクノロジー浪漫譚:第三夜】「AKIRA」が描いた近未来はなぜ色褪せない?80年代から見た未来のガジェットと、今見ても新鮮な世界観の魅力
皆さん、こんばんは!アラフィフITサポートエンジニアのはでさんです。
テクノロジーへのロマンを語るシリーズ「テクノロジー浪漫譚」、第三夜となる今回は、1988年に公開されたアニメ映画の金字塔、「AKIRA」を取り上げたいと思います。
初めて「AKIRA」を観た時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。
近未来でありながら、どこか退廃的で生々しいネオ東京の描写、そして、そこで繰り広げられるバイクアクションや超能力バトル。
今回は、そんな「AKIRA」に登場するテクノロジーに焦点を当て、その魅力と時代を超えた新鮮さについて語ってみたいと思います。
スマホもガラケーもない世界。「AKIRA」のガジェットが醸し出す独特のリアリティ
「AKIRA」の舞台は2019年のネオ東京。近未来ではありますが、現代社会に欠かせないスマートフォンはもちろん、折りたたみ式の携帯電話(ガラケー)すら登場しません。
通信 の 主な手段 は公衆電話や固定電話、そして無線機。この点が、現代の私たちの視点から見ると、非常に興味深い点です。
80年代に描かれた未来なので、当然と言えば当然なのですが、キラキラとしたクリーンな未来都市とは異なり、ネオンがギラつき、どこか荒廃した雰囲気を持つネオ東京の街並みは、現実の延長線上にあるような、生々しい未来像として観る者に迫ってきます。
登場するガジェットも、その世界観を色濃く反映しています。

強烈なインパクトを残す未来的描写:EVバイクと携帯式レーザーライフル
「AKIRA」を語る上で外せないのが、金田の駆る流線型の赤いEVバイク。
地面を這うような低いフォルム、そして圧倒的な スピード感 は、当時の私たちにとって 未来 の象徴でした。
排気音ではなく、電気モーターの静かなる 力強さ を感じさせるその疾走シーンは、今見ても色褪せない興奮を与えてくれます。
そして、もう一つ強烈な印象を残しているのが、政府側アーミーなどが使用する携帯式レーザーライフル。
SF作品では定番の武器ですが、「AKIRA」では、外付けバッテリーとライフル本体と言った描写がリアリティを持って 現実的 に描かれており、 技術的 発展の 課題 をも感じさせます。

当時は 未来 だった車のテレビモニター
映画が公開された当時、自家用車にカーナビゲーションシステムはまだ一般的ではありませんでした。
そんな時代に、「AKIRA」に登場する車には、当たり前のようにテレビモニターが搭載されています。
これは、当時の観客にとって、まさに未来を感じさせる描写の一つだったのではないでしょうか?
情報 を表示するだけでなく、エンターテイメントの要素も車内で楽しめるという 構想 は、 現代 のコネクテッドカーへと繋がる 予言 だったと言えるかもしれません。
音楽再生はCDジュークボックス:80年代が描く未来の 温度 感
金田達の集合場所であるスナック春木屋に置かれていた音楽再生ジュークボックス。メディアがCDであったことも時代を反映しています。
アナログレコードからCDへと 音楽 のメディアが移行しつつあった80年代においてCDは最新のテクノロジーでした。
そんなCDが 未来 の音楽メディアとして描かれている点も、今となっては懐かしい 温かさ を覚えます。

まとめ:「AKIRA」が描く未来は、いつの時代も新しい
「AKIRA」に登場するテクノロジーは、現代の私たちの視点から見ると、 実現 されていないものも多くあります。
しかし、その世界観、そして映像表現は、公開から30年以上経った今でも、全く古さを感じさせません。それは、単なる 未来予測 ではなく、社会や人間の 心理 を深く描いているからなのかもしれません。
80年代という時代を背景に描かれた「AKIRA」の近未来は、 スマートフォン がないからこそ、より 人間関係 や生身の感情が際立っているようにも感じられます。
技術的 な進化の速度が 加速している 今 だからこそ、たまには そのような 作品に触れ、描かれた未来と現実の 隔たり を 比較 してみるのも 面白い 経験かもしれませんね。
では〜
