「神」を創作するための最低限の情報とは
「神」を創作するにあたって、神の視点あるいはその精神構造を設計するために必要な最低限の"情報"と"経験"は何だろう?
古今東西の神話・伝承の一切合切を詰めて刻んで煮込みつづける「ネタの火薬庫」もとい「Fate/Grand Order」。たまに爆死するけどまだ微課金枠だよ!
ゲームなので当たり前のように神霊がそこかしこに存在しているが、その中でも特に予測できない言動をとるキャラに遭遇するたびに思う。
この「神」の視点と精神構造を創作するための「基礎」となった"情報"は何だろう?
人間よりも人間味のある神話の神々や英霊は少なくないが、人間性の欠片もない———人間の理解の埒外に位置するものもいる。クトゥルフ神話勢とかクトゥルフ神話勢とか。
そもそも「人間」である以上、"「人間」の理解の埒外"にある「存在」を創作するには限度がある。
膨大な時間を費やし、あらゆる知識と想像力を駆使したとしても、創作者が「人間」である以上、”それ”はどこまでいっても人間の想像の範囲から逸脱することはできない。逸脱しているように見せることはできるかもしれないが。
だからこそ、「人間の常識では読み取れない神の視点」なんて一文を見ると、「神の視点」として想定された情報が気になって仕方がないのだ。たとえそれが、存在自体がもはやツッコミの権化でしかないゆるふわ羊だったとしても!

それにしてもなぜドゥムジ。
なぜよりにもよってその一文をこれに入れてしまったのか!
ちなみに「Fate/Grand Order」では、混沌のゆるふわ羊でしかないドゥムジだが、きちんと百科事典に記載されていた。
ドゥムジ【Dumuzi】
シュメールの神で,その名は〈忠実な息子〉の意。アラム語文献や旧約聖書ではタンムズTammuzの名で呼ばれた。牧夫エンキドゥと争ってイナンナ(イシュタル)の愛を勝ちとりその夫となる神話,冥界に下り再び地上に戻ったイナンナの身代りとして冥界に送られ人々を悲嘆にくれさせる神話などが知られる。また王がドゥムジの役を,女大祭司(ときには王妃?)がイナンナの役を演じて豊穣を祈願する聖婚の儀式も行われていたと思われる。
【出典 平凡社 世界大百科事典 第2版】
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