こどもの絵日記での誇張・ズル大賞2025

お久しぶりです。こども創作活動を慈しむ会会長の所沢です。

私事ですが先日、孫のM助がついに幼稚園を卒業し小学校に入学ということでその入学式に出席してきました。保護者席の一番前のパイプ椅子に座り、子供達の入場行進のどこにM助がいるのかを必死になって探していたのですが、およそ10分間、M助は見つからずにとうとう最後のクラスの最後尾の子(こども相撲で横綱だった子)の入場が済んでしまいました。入学式の最後になってもM助は見つからず、息子夫婦と合流したときに衝撃の事実を知りました。「え!?M助が入場前に貧血で倒れて今保健室にいる!?」思わず声を荒げ3人で保健室に向かったところ、保健室手前の廊下で先生と手を繋いで泣いてるM助がいました。どうやら保健室から出て行こうとするのを先生に止められているようでした。どうしたんだとM助の元に駆け寄ると完全に涙のコルクがぬけてしまったかのようにわんわん泣き出し「校歌を歌いたかった!!」と叫びました。M助が「1人だけ完璧に校歌を歌って人気者になる」と毎晩私の部屋に来てこれから入学する校歌を練習していたのを知っていたので私も本当に辛い気持ちになりました。何かしてやりたいと思い、M助と家に帰る前にカラオケに寄りました。そこでマイクを渡し、思いのままM助に校歌を歌ってもらいました。子供なので音程の不安定さや滑舌の悪さは目立っていましたが何より熱がこもっていたので私も心を動かされ、泣いてしまいました。M助は歌い終わって満足そうに「なんか自分の声じゃないみたい笑」と言いました。その後初めてのカラオケを存分に楽しんだM助は今では楽しく学校に通っています。子供の成長の速さと、子供の活動の純粋さやまっすぐさは驚くものがあるなと更に実感しました。

私がいつも言っていることですが、少子高齢化が進むこの現代だからこそ、私は子供ののびのびとした独創性あふれる創作活動を応援したいのです。そのような思いから始めた「子供の絵日記大賞」の食べカスのような形でついでに生まれたこの「こどもの絵日記での誇張・ズル大賞」。初回から予想外の盛り上がり方を見せ、前段の大会が終わってからも長らく続いてきましたが、ついに今年で節目となる50回目を迎えました。ここまで続けてこれたのはたくさんの方からのご支援があったからだと思っております、本当にありがとうございます。

50回目となる今回、なんと全国から約33000通もの応募がありまして、前回の2000通に比べての大幅な増加ということでつくづく子供特有の感覚を面白がるという文化が今流行っているんだなと実感しています。私は今回の大会で主催を降り、コウタロウに全てを託そうと思っていますが、これからもますますこの大会が盛り上がることを願っております。

今回は記念回ということもあり、初の試みですが銀賞・金賞の11作品について本人のお母様からのコメントをいただきました。子供がこの誇張をした時の実際の話や、それについてどう思っているのかなどを丁寧に回答いただきましたのでそちらも併せて楽しんでいただければと思います。

それでは佳作から参りましょう!

佳作 20選

イルカとハイタッチしてる
(静岡県 ゆうき 8歳)

飛行機の窓から顔を出している
(東京都 めい 12歳)

お母さんが鬼のパンツを履いている
(埼玉県 しんじ 4歳)

あり得ない量の本が山積みになっている
(東京都 たいち 12歳)

ピアノから出てる音符に大人たちが驚いている
(千葉県 ゆず 8歳)

朝顔が大きい
(東京都 はるひ 7歳)

ライオンの柵がない
(北海道 れん 10歳)

ポニーテールが立っている
(新潟県 えま 5歳)

肉だけじゃなくて野菜も食べている
(宮崎県 ひなた 9歳)

朝顔を勝手に2色にしている
(大阪府 ゆうと 5歳)

ミュージカルに自分も入っている 
(東京都 さな 5歳)

イルカが2匹同時に飛び跳ねた 
(新潟県 けんと 7歳)

いじっても良さそうな友達にプールの中で屁をこかせている
(静岡県 たけのぶ 11歳)

上位存在みたいな位置から見ている 
(富山県 ゆきの 4歳)

前使っていたけど壊れてしまったお気に入りのリュックを復活させている
(東京都 あさひ 12歳)

別の車に乗っている友達と窓を通じて握手している 
(千葉県 ゆうき 7歳)

車庫の屋根に登ってる時、車の目玉が恐る恐る上を向いてる 
(京都府 さら 5歳)

友達が坐禅の棒を掴んでいる 
(山梨県 ゆいと 10歳)

その国の国旗が地面に刺さっている 
(鹿児島県 ひまり 5歳)

こたつから猫の尻尾だけ出ている 
(東京都 そら 9歳)

銀賞 10選

遊園地のマスコットがジェットコースターの後ろに乗っている
(埼玉県 たかし 9歳)

危ないわよ

坂上裕子(36)

そんなことなかったのに友達は骨董作りを大失敗してる
(愛知県 ともき 6歳)

ゆうき君これ見てどうおもうかな?

多田舞花(29)

なかったはずの椅子に座って釣りしてる
(神奈川県 そら 11歳)

座りたかったのね

近藤マリア(42)

お父さんがお風呂で溺れてる
(兵庫県 けいすけ 9歳)

冗談でもやめなさい

原智恵子(39)

花火が上がった瞬間食べてたものではなく、いちばん美味しかったものを食べてる
(福井県 りくと 8歳)

そういう小さい嘘が癖になると自分がわからなくなるわよ

真鍋琴音(37)

自分の誕生日パーティーに来た友達を2人増やしている
(千葉県 かずみ 8歳)

ズルはやめなさい。

渡部絵梨花(30)

使ったことないのにジョウロで水あげてる
(富山県 みお 9歳)

ホースよね?

北田寧々(33)

自慢したい貯金箱だけタンスの上に置く
(東京都 みなと 7歳)

ピカチュウのね。あんたが夏休み作ったやつ

和田恵美(27)

海で見つけた綺麗な瓶を持つ自分に外国の子供達が集まっている
(神奈川県 こはる 6歳)

そんな瞬間なかったよ

高梨愛美(29)

「どっちかにしなさい」と言われて買えなかった方の浮き輪をお父さんがつけている
(石川県 そうた 9歳)

そんなに欲しかったの

豊田りほ(30)

金賞 1選

マックのレジに並んでる自分が、マック店員の帽子をかぶっている(山口県  りつ 9歳)

なんであんたも被ってんのよ

本善千紗 (34)

金賞のりつ君、本当におめでとう!明らかに嘘なのに嫌味さを感じさせない、君のたくさんの人から愛される人柄そのものを反映したかのような誇張・ズルだったと思います。惜しくも金賞に届かなかった人たちも落ち込むことなく、諦めずに送り続けてほしいです。一つだけアドバイスするとしたら、誇張・ズルの中にしたたかさや嫌さだけじゃなくて愛しさや愛らしさを入れることを意識すると金賞をとりやすいかも、、?ゴホン、今聞いたことは忘れてください。

それでは次の「子供の絵日記での誇張・ズル大賞2029」をお楽しみに。


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