【第4回】「オルカン」って何?SNSでみんながおすすめしている商品の正体と、初心者の正しい選び方
前回は、今の生活水準をまったく落とさずに、固定費の見直しだけで「月5,000円の軍資金」を自動で捻出するずるい裏ワザをお伝えしました。
無事に新NISAという「無敵の箱」と、そこに入れる「毎月の燃料(お金)」が用意できたら、いよいよ一番ワクワクする(そして一番迷う)ステップです。
「で、具体的にどの『商品』を買えばいいの?」
YouTubeやSNSを開くと、誰もが口を揃えてこう言っていますよね。
「とりあえず『オルカン』買っとけば間違いない!」
「いやいや、やっぱり『S&P500』が最強でしょ!」
呪文のような謎のアルファベットが出てきて、一瞬で頭がフリーズしそうになりますが、安心してください。 今回は、この2大人気商品の正体を「お菓子の詰め合わせパック」に例えて、どこよりも分かりやすく解き明かします!
1.投資信託は「お菓子の詰め合わせパック」
新NISAの中で私たちが買う主な商品は、「投資信託(ファンド)」と呼ばれるものです。
「株を買う」と聞くと、トヨタやソニーといった個別のアラカルト(単体)の株を買い集めるイメージがありますよね。でも、一社ずつ買うには何十万円もかかりますし、その会社が倒産したら大損してしまいます。
そこで登場するのが「投資信託」です。
これは投資のプロが、「いろんな会社の株を少しずつ箱に詰めて作ってくれた『お菓子の詰め合わせパック』」だと思ってください。
私たちが100円〜5,000円でこのパックを1箱買えば、その1箱の中に何千社もの株がちょっとずつ入っているため、一瞬で世界中にリスクをばら撒く(分散投資する)ことができる仕組みになっています。
2.「オルカン」と「S&P500」の違い
では、SNSで大人気の2大「お菓子パック」の中身はどう違うのでしょうか?
① オルカン(全世界株式)
中身:アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国など、世界中の約3,000社の株が入った「世界のお菓子メガパック」。
特徴:これ1箱持っておくだけで、地球全体の経済成長の恩恵をまるごと受け取れます。仮にアメリカの景気が悪くなっても、他の国がカバーしてくれる安定感が魅力です。
② S&P500(全米株式)
中身:Apple、Google、Amazonなど、アメリカの超優秀な上位500社だけに絞った「全米ベストヒットお菓子パック」。
特徴:過去十数年、世界で一番成長してきたアメリカの最強企業だけに集中投資します。オルカンよりも少し値動きが激しいですが、リターン(増え幅)も大きくなりやすいのが特徴です。
3.初心者は結局どっちを選べばいいの?
結論から言うと、「迷ったらオルカン」を選んでおけば100点満点です。
「これから先もアメリカが世界一であり続ける!」と強く信じられるならS&P500でも良いですが、「どの国が勝つか分からないから、世界全体に賭けておきたいな」と思うのが普通の感覚ですよね。オルカンを買っておけば、もし将来アメリカ以外の国が急成長したとしても、プロが自動でパックの中身を入れ替えてくれます。
ちなみに、この2つは「どっちかが正解で、どっちかが間違い」ということは絶対にありません。どちらも手数料が業界最安級で、世界中の投資家から愛されている超優良商品です。
大切なのは、「みんなが言っているから」ではなく、「仕組みを納得して自分で選んだ」という安心感を持つことです。
4.今回のまとめ & 今週のアクション
まとめ :投資信託はプロが作った「お菓子の詰め合わせパック」。初心者で迷ったら、地球全体に投資できる「オルカン(全世界株式)」を1箱選べば間違いない。
今週のアクション :スマホで「オルカン」「S&P500」と検索してみて、実際のチャート(グラフ)がどちらも右肩上がりに成長している様子を眺めてみましょう!
商品の中身が分かると、「怪しい投資」から「安心できる資産形成」へとイメージがガラリと変わったのではないでしょうか?
でも、商品が決まっても最後の疑問が残りますよね。
「商品は分かった。じゃあ、そのお菓子パックは『どこ(どの証券会社)』で買えばいいの?銀行の窓口に行けばいいの?」
次回(第5回)は、『銀行の窓口に行ってはいけない?初心者が損しないための「正しい口座の開き方」』をテーマに、スマホひとつで完結する証券会社の選び方を優しく解説します。
来週の木曜日も、あなたの資産形成の一歩をしっかりサポートしますね!

