昔の嫌な出来事を何度も思い出していませんか? 過去の傷に囚われない「反応しない」思考法
【自己紹介】
ここでは、止まっていた僕がもう一度前を向くための試行錯誤を書いています。
同じように行き詰まっている方に、「あ、自分も少しやれるかも」と思えるきっかけを届けられたらと思っています。
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こんにちは、ハクヒカリです。
みなさんは、過去のいや〜な出来事や、誰かに言われたひどい言葉が何年経っても頭から離れず、モヤモヤ・イライラしてしまうことはありませんか?
「はぁ…どうして自分は、いつまでもこんなに引きずってしまうんだろうか…。」
そうやって過去に囚われ、自分を責め続けている人に、ぜひ知ってほしい視点があります。
今回は、長年過去の傷に縛られていた僕が、本の中の「たった一言」に救われ、痛快な気分で過去と袂を分かつことができたお話をさせてください。
◆コンプレックスを指摘され、引きこもった7年間
昔の僕は、とにかく過去を引きずる性格でした。
実際、過去にお仕事をしている最中、自分のコンプレックス(コミュニケーション能力)を直接指摘されたことがあります。それがどうしてもショックで、僕は逃げるように退職。そこから約7年間という長い引きこもり生活に入ってしまいました。
「ああ…もう僕には無理だ」
「生きる価値なんてない」
静かな自室で、考えることと言えばそんなことばかり。何年経ってもあの時の光景や言葉が頭から離れず、ずっと自己否定に時間を費やしていました。
相手はもう目の前にいないし、二度と会うこともない。それなのに、僕の頭の中では「あの時の嫌な出来事」が何度も何度も再生され続けていたのです。本当に困ったものでした。
朝起きても、夜眠る前も、ふとした瞬間に同じシーンが勝手に再生される。まるで壊れたビデオテープのように、同じ場面だけをずっとループしている感覚でした。当時の僕は、それが「自分の意思とは関係なく起きていること」だとは、まったく気づいていなかったのです。
◆「原因は相手ではなく、自分の中の『記憶』です」
そんな僕の心を根底から覆してくれたのが、草薙龍樹さんの著書『反応しない練習』の中にある、この言葉でした。
「「過去を引きずる」というのは、仏教的には「記憶に反応している」状態です。たとえば、相手と言い争ったとします。最初の「怒り」の対象は「相手」かもしれません。でもその場を離れてもなお、相手のことがアタマから離れず、ムシャクシャ、モヤモヤ、イライラしているとしたら、その原因は「相手」ではありません。自分の中の「記憶」です。」
この文章を読んだ瞬間、頭を殴られたような衝撃と同時に、あまりの明快さに「ああ!そうか!!」とハッとさせられました。
最大の原因は、僕を傷つけた相手でもなければ、いつまでも立ち直れない僕の弱さでもなかった。ただ単に、自分の中にある「記憶」に反応していただけだったのです。
言われてみれば当たり前のことかもしれません。でも、当事者として苦しんでいるときは、この「当たり前」にまったく気づけないものなんですよね。相手が目の前にいないのに、まるで今この瞬間も攻撃され続けているかのような錯覚に、ずっと囚われていました。
◆自分で自分を殴り続ける「自傷行為」をやめる
この事実を知ったとき、長年抱えていた「どうして自分はこんなにも引きずってしまうのか?」というモヤモヤした疑問の隙間に上手く入り込まれ、見事に仲介されたような、とても痛快な気分になりました。
冷静に考えれば、指摘してきた相手はもう僕の目の前には存在しません。それなのにいつまでも引きずり、苦しみ続けていたのは、僕自身が頭の中で「過去の記憶(コンプレックス)」を絶えず再生し、自分で自分を殴り続けていたからでした。
それはもはや、相手からの攻撃ではなく、自分自身による「自傷行為」に近かったのだと気づいたのです。
「なんだ、自分でネガティブな再生ボタンを押し続けていただけか」
そう客観的に理解できた瞬間、長年僕を縛りつけていた過去の呪縛からパチッと回路が切れ、ついに過去と袂を分かつことができた気がしました。
不思議なもので、「相手が悪い」から「自分がネガティブな再生ボタンを押している」へと視点が切り替わった途端、怒りの矛先を外に向け続ける必要がなくなりました。誰かを恨み続けるのも、自分を責め続けるのも、実はどちらも同じくらいしんどいことです。でも「反応している」という事実にただ気づくだけなら、それほど力はいりません。
◆おわりに
もし今、過去の出来事や誰かの言葉に苦しめられている人がいたら、伝えたいです。
あなたが苦しいのは、あなたが弱いからでも、ダメな人間だからでもありません。ただ、脳が「記憶」に反応する仕組みにハマってしまっているだけです。
「あ、また昔の記憶に反応しそうになっているな」
そう客観的に気づくだけで、過去の記憶と今の自分との間にパッと距離を取ることができます。
自分で自分を殴るのは、もうおしまい。過去の記憶を手放して、今目の前にある自分の時間を、少しずつ生きていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
END.
