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日本共産党はもう「中国共産党日本分署」に党名変更したらどうか

“日本の安全保障を削って中国を利する”いつもの構図

4月2日の参院外交防衛委員会を見て、率直に思った。

日本共産党は、もう「日本共産党」という党名をやめて、中国共産党日本分署にでも変えた方がいいのではないか。

中国の軍拡と威圧は薄める。
日本の備えは叩く。
日中関係が悪化した原因は中国ではなく日本の発言だと言い出す。

そこまで徹底して「悪いのは日本」という話に持っていくなら、看板だけ日本で中身は北京と言われても仕方がない。実際、この日の質疑はそのくらい露骨だった。


中国の軍拡という現実より、日本の備えを叩く倒錯

この日の質疑で小泉防衛相は、日本の防衛力強化について、中国は射程300km以上の地上発射型ミサイルを現在3000発保有していると指摘されていること、さらに増強が続いていることを挙げた。北朝鮮やロシアまで含め、周辺の厳しい安全保障環境を踏まえた説明である。

つまり政府側は、
「何となく不安だから防衛力を強くする」
と言っているのではない。

相手は現実にミサイルを持ち、増やし、使っている。
だから日本も備える。
ごく当たり前の話だ。

ところが、日本共産党の山添拓氏は、そうした現実に向き合うより先に、日本の長射程ミサイル配備を「ミサイル列島」だと批判する。すると防衛相は、それは「背景を全く無視したもので適切ではない」と切り返した。これはまったくその通りだろう。

中国が増やすミサイルは見ない。
日本が備えるミサイルは責める。
この時点で、視線はもう日本ではなく北京を向いている。

「中国に緊張を高めるべきでない」――その言葉、誰が喜ぶのか

さらに分かりやすかったのは、山添氏自身の発言だ。

山添氏は質疑の中で、「中国に対して緊張を高めるべきでない」と述べたうえで、昨年の日中関係が極度に悪化しているのは総理の台湾発言が原因だとまで言った。

これで全部分かる。

中国の軍拡が問題なのではない。
中国の威圧が問題なのではない。
中国の対日圧力が問題なのではない。

彼らの頭の中では、
「悪いのは日本の反応」
なのである。

中国が圧力をかけても、悪いのは中国ではなく日本。
中国が軍拡しても、悪いのは中国ではなく日本。
台湾情勢が緊迫しても、悪いのは中国ではなく日本の発言。

ここまで来ると、もはや対中認識ではない。
対日非難を中国目線で組み立てる政治芸である。

北京の対日宣伝は、だいたいこういう調子だ。
「緊張を高めるな」
「台湾に触れるな」
「日本が刺激するな」
そして自分たちの軍拡や威圧は、背景に押し込む。

あまりにそっくりだ。
看板は違っても、話している内容はほとんど同じである。

もちろん、日本共産党と中国共産党が昔から一枚岩だったわけではない。過去には激しく対立した時期もあった。だが、だからといって今の言説が免罪されるわけではない。

現実に、中国の軍拡と威圧を薄め、日本の備えと日本の発言ばかりを責めるなら、その論法が北京に都合よく響くという事実は変わらない。

日本の国会で、日本の足だけを引っ張る異様さ

国会議員なら、政府を批判するのは仕事だ。
装備の妥当性を問うのもいい。
住民説明が足りないなら追及すればいい。

だが、批判にも最低限の順序がある。

本来なら、
中国の軍拡と威圧という現実を認めたうえで、
その対策が妥当か、
説明責任は果たしているか、
抑止のあり方に問題はないか、
と詰めるべきだ。

ところが日本共産党の質疑は違う。
最初から日本の防衛強化を悪者にする。
中国の圧力より日本の反応を問題にする。
そして最後に「緊張を高めるな」とまとめる。

これでは、議論の形式は国会でも、機能としては日本の足かせでしかない。
しかも、その足かせがちょうど中国に都合がいい方向に働くのだから、笑えない。

もはや「平和」ではなく「日本だけ黙れ」の政治

日本共産党は、こういう時いつも「平和」を語る。
「緊張を高めるな」と言う。
「抑止ではなく外交を」と言う。

聞こえはいい。
だが中身をよく見ると、やっていることは単純だ。

中国には甘い。
日本には厳しい。
中国の軍拡は背景化する。
日本の備えは前景化する。

つまり、
「みんな抑制を」
ではなく、
「日本だけ黙れ」
である。

それは平和論ではない。
相手が武器を増やしても、日本は黙っていろという降伏勧告に近い。

しかもそれを、日本の国会で、日本の政党が、日本の安全保障を削る形で繰り返している。
これを異様と言わずして何と言うのか。

党名を変えた方が、むしろ親切だ

だから、あえて言う。

ここまで徹底して
中国の威圧は薄め、
日本の発言と備えばかりを責め、
結果として中国に都合のいい言説を量産するなら、
もう「日本共産党」という看板は誤表示だ。

中国共産党日本分署。
あるいは、
北京広報日本出張所。

そのくらいの名前の方が、読む側には親切である。
少なくとも、有権者は中身を誤解しなくて済む。

日本の国会で必要なのは、日本の安全保障を弱くすることではない。
中国の軍拡と威圧という現実を直視し、その上でどのように日本を守るかを議論することだ。

そこから逃げて、
「悪いのは日本の発言だ」
「悪いのは日本の備えだ」
と繰り返すなら、その議論が誰を喜ばせるかは明白だ。

日本共産党ではない。
もう、中国共産党日本分署に党名変更したらどうか。

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