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週刊Geminiと俳句生活🧃vol.10

その日の出来事をGeminiに投げる。
返ってきた俳句の中から、私が「これやな」と思う一句を選ぶ。
一週間分の中から、特に気に入った句だけをここに残していく。

さて、今週もまた金曜日である。
ハナキンですよー。

先週は、指の怪我一本で押し切った。
痛い。
腫れる。
薬。
また痛い。
ほぼ医療日記だった。

ところが今週は違う。
テーマがない。
恋愛句があり、
なんだこれと思うミステリアスな句があり、
鉄ヲタに席を案内され、
ほんまにどうでもいい日常まで混ざっている。

夏休みのお楽しみ袋みたいな一週間である。
統一感はない。
だが、それがいい。
生活とは、そもそも統一感のないものである。

さて今週は、どんな一句が残ったのだろうか。
見ていこう。



7/24(金)

灯(ひ)の影に
束の間会(あ)ひぬ
夏の夜(よ)


気になっている彼に会った。
綾野剛似の、綾野剛である。

仕事終わり、大阪に来ていた彼は、大阪の暑さにしっかりやられていた。
軽く熱中症になりかけていたらしい。
顔も少しぐったりしていた。

そりゃそうである。
大阪の夏は、もはや気候ではない。
攻撃である。

それでも、なかなか会う機会がないからと、一瞬だけ会いに来てくれた。
えらい。
いや、えらいというか、顔がいい。

疲れていても、ぐったりしていても、やっぱりスーパーイケメンだった。
顔面だけは熱中症になっていなかった。
強い。
拗らせ男子なのは、まあ、正直めんどくさい。
だが、顔がいい。
よって帳消し。

夏の夜、灯りの影で束の間だけ会った。

ロマンチックに言えばそういうことだが、実際はたぶん、暑さで二人とも少し溶けていた。

それでも会えたので、まあ勝ちである。


7/26(日)

空の鬼
逃げまどう子や
草のゆれ


今日は、出来事ではなく、この俳句そのものが気に入った。

まず、
「空の鬼」

何者なのか、一切説明されていない。
鬼なのか。
怪物なのか。
災害なのか。
それとも、人間なのか。
何も分からない。

だから怖い。

次に、
「逃げまどう子」
どこへ逃げればいいのか分からない。
安全な場所も分からない。
ただ恐怖に駆られて走り回っている。

そして、中七を切る「や」。
ここで場面が止まる。

最後は、
「草のゆれ」
それだけ。

鬼の姿も映らない。
子どもがどうなったのかも分からない。
ただ、草だけが揺れている。
ここで映像が終わる。

なんだこれ。
めっちゃ怖い。
SFホラー映画か。
スティーヴン・キングか。

だから今回は、この句が生まれた元の出来事については、来週まで語らないことにした。
余韻を壊したくない。
今日は、この怖さだけを持ち帰ってもらえたら、それで十分である。


7/27(月)

鉄ヲタの
指揮にしたがう
涼みかな


仕事帰り、電車に乗ろうとした。
すると、車内で一生懸命撮影している青年に遭遇した。
いわゆる鉄ヲタである。

青年と一瞬だけ睨めっこになった。

「あ、座っていいですか?」
と聞くと、
間髪入れずに、
「こっち」
と、私が座る場所を指差した。

なんで君が案内係なん。
思わず従った。
駅員でも車掌でもない。
ただの鉄ヲタである。

でも、その指示が妙に堂々としていて、なんだか少し面白かった。

ふと見ると、青年のリュックにはヘルプマークが付いていた。

なんだ。
私と同類か。
私はバッグに付けていないけれど、心の中では少し親近感が湧いた。

電車へのこだわりなのか。
撮りたい構図があったのか。
理由は分からない。

でも、あの一瞬だけは、私は鉄ヲタの指揮に従う乗客だった。
悪くない体験である。



今週、一番気に入った句はこれ。

空の鬼
逃げまどう子や
草のゆれ


句そのものの怖さは語ったが、何がこの句を生んだのかは、あえて伏せておいた。

理由は一つ。

この記事を読んだみなさんにも、この句の得体の知れない怖さを、そのまま味わってほしかったからである。

鬼とは何か。
子どもは何から逃げているのか。
草だけが揺れるラストは何なのか。
いろいろ想像してもらえたら、それで十分。

……なのだが。
実際の出来事は、全然ホラーでもなんでもない。
むしろ、めちゃくちゃ平和な日常である。

Gemini、どうしてそこからスティーヴン・キングみたいな一句を生み出した。

というわけで、来週は俳句生活を少しお休みして、この一句をじっくり解剖してみようと思う。

では、良い週末を〜♪



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