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週刊Geminiと俳句生活🧃vol.8

また金曜日である。

その日の出来事をGeminiに投げる。
返ってきた俳句の中から、私が「これやな」と思う一句を選ぶ。

一週間分の中から、特に気に入った句だけをここに残していく。

先週、私はフェリーに乗って九州へ旅をした。
旅である。
俳句日和である。
さぞかし旅情あふれる一句が並ぶのだろうと思っていた。

……ところが、そうでもなかった。

Gemini、意外と旅が苦手である。
九州旅行の句は、ほぼ全滅。
潔くボツにした。

その代わり、途中で立ち寄った広島での一句だけは残した。
旅先で一番心に残ったのは、景色ではなく、胸の奥に残った感情だったのかもしれない。

さて、旅行以外の日常も含めて、今週はどんな句が選ばれたのか。

それでは、今週の俳句生活をどうぞ。



(チャッピー、アップロードにより文字の画像生成が不得意になったらしいので、今回は俳句画像なし。来週もなしかも。さーせん)

7/12(日)

館(やかた)出て 
握る拳(こぶし)や 
鉄の味

(これは川柳である)
広島の平和記念公園へ、初めて行った。
本来なら、小学生の修学旅行で訪れるはずだった場所である。
しかし私はバスが嫌いだったので、修学旅行を休んだ。
だいぶ長い欠席届を経て、ようやく来た。

今回は資料館にも入った。
展示の中で、空からゆっくり落ちていく爆弾の映像を見た。

落とした側は、爆風から逃れるために全速力で離れなければならない。
自分たちも逃げなければならないものを、街の上に落とす。
今でさえ、戦争をしている国も簡単には核兵器を使わない。
では、なぜ当時、日本の一つの街に落としたのか。

戦争を終わらせるため。
多くの犠牲を防ぐため。
そういう説明は知っている。

でも資料を見ながら、私は別のことを考えた。
これを実際に使ったら、どうなるのか。
どれほどの威力があるのか。
人間と街に落とし、確かめたかったのではないか。

つまり、試したかったんだろう。
私はそう思った。
完成させた新しい兵器を、実際の街で使った。
その「結果」の中に、焼かれた人も、消えた暮らしも、壊された街も入っている。

資料館や戦争の話は、いつも血に染まっている。
悲しい。
もちろん悲しい。
でも、悲しいだけでは収まらない。
怒りなのか。
悔しさなのか。
人間そのものへの嫌悪なのか。
自分でも名前をつけられない感情が残った。

資料館には大勢の人がいた。
それなのに、館内は静まり返っていた。
誰もが展示を見ていた。
誰もが、言葉を失っていた。

館を出た。
気づけば、拳を握っていた。
口の中に、鉄の味がした。


7/14(火)

夏祭り 
人の熱気に 
溶ける我(われ)


近所の神社で夏祭りをやっていた。
保育園で娘の友達が行くらしい。
すると当然のように、
「娘氏も行きたい!」
となる。
夕飯も作っていた。
今日は家で大人しく食べる予定だった。
でも、まあ、ちょっとだけ。
ちょっと覗くだけなら。
この「ちょっと」が、地獄の始まりである。

子どもは出店に大はしゃぎ。
あれも見たい。
これもやりたい。

一方、大人はというと、
暑い。
人が多い。
熱気がすごい。
汗が止まらない。
滝汗である。
これは夏祭りなのか。
それともサウナなのか。

耐えかねて、かき氷を買った。
生き返る。
……と思ったら、シロップがちょっとしかかかっていない。
ほぼ氷。
祭り補正でも、これは擁護できない。

子どもの頃は、夏祭りってあんなに楽しかったのになあ。
いつから私は、屋台より日陰を探す人間になってしまったのだろう。
それでも娘は、とても楽しそうだった。
まあ、それでよし。
来年もたぶん、「ちょっとだけ」のつもりで行くのだろう。



7/15(水)

一瞬にして 
気の抜ける泡 
暑きかな


仕事で滝汗をかいた。

コーラを飲む。

また仕事で汗をかく。

コーラを飲む。

もう夏の私は、汗とコーラでできている。

そんな中、施術途中でコース変更が入った。
60分コースから80分コースへ変更。

ここまではいい。
しかし私は、なぜか別の60分コースの料金を案内してしまった。
しかも、そっちの方がかなり安い。
お客様からすれば、めちゃくちゃお得である。
一方、私の給料はちょっとだけ死んだ。

めっちゃ損やんけ。
何もかも暑さのせいである。

コーラを飲んでも、一瞬で気が抜ける。
涼を取る間もない。
暑さは、人間も炭酸も狂わせる。


7/16(木)

極暑(ごくしょ)や 
我(われ)を誰も 
知らぬまま


この前、「私、キチ◯イ説」という記事を書いた。
noteでは、
「ちゃーなさんはキチ◯イではないですよ」
とコメントをいただいた。
ありがとうございます。

しかし、たぶん私はキチ◯イである。
良い意味でも悪い意味でも。
何をもってキチ◯イとするのかは分からない。
普通の範囲がどこまでなのかも分からない。
でも、自分の思考や言動を振り返ると、
「まあ、まとも一本で生きてきた人間ではないな」
とは思う。

結局、私は誰かに共感してほしいのだろうか。
理解してほしいのだろうか。
それとも、理解などされなくても別にいいのだろうか。
その辺は、自分でもよく分からない。
悲しいのか。
寂しいのか。
いや、それも少し違う。

この句は、とても暗い。
誰にも知られないまま、暑さの中にひとり立っているような句である。
表現としては、かなり好きだ。

ただ、今の私とは少しだけずれている気もする。
合ってはいる。
でも、今はそこまで絶望していない。
むしろ私は、わりと元気である。

だから今回は、この句だけではなく、Geminiが作ったほかの二句も紹介したい。

誰の過去
にも似ぬ我(われ)よ
夏の闇


誰にも似ていない。
誰かの過去にいた「ああいう人」とも違う。
分類しようとしても、少しはみ出す。
だから、誰にも完全には分かってもらえないのかもしれない。

でも、それはそれでいい。
誰にも似ないまま、夏の闇に立っている。
かっこいいような、危ないような。

やはり、キチ◯イである。

ひるね覚(ざ)め
我(われ)は我(われ)なり
熱帯夜


夏にうたた寝をしていた。

目を覚ました。

そして私は、やはり私だった。

寝て起きたくらいで、まともな人間に生まれ変わるわけではない。
キチ◯イは、昼寝をしてもキチ◯イである。

しかし、私は私。
今さら別の人間にはなれないし、急に模範的な市民にもなれない。

それでも今、私はそれなりに幸せである。
誰にも分かってもらえなくても。
誰にも似ていなくても。
昼寝から目覚めても同じ私でも。
まあ、これでいい。
キチ◯イなりに、夏を生きている。



旅の俳句は、思ったほど生まれなかった。
景色は綺麗だった。
ご飯も美味しかった。
でも、Geminiにはあまり刺さらなかったらしい。

ということで、おまけに旅行中の写真をどうぞ。

日田でリヴァイ兵長を指差す娘
大分のサンリオハーモニーランドに行って
娘が食べたカレーライス
山口県にも行った
初めての原爆ドーム
軍艦を見たよ。
広島の地形は山に囲まれて海がある。
だから海上自衛隊があるんだって

旅はとても楽しかった。
そして、九州(ほぼ大分)も広島も暑かった。
「暑いなぁ」と思いながら大阪へ帰ってきたら、もっと暑かった。
大阪、お前が優勝である。

今はエアコンの効いた家に避難している。

来週は、暑さばかり詠んで読者まで汗だくになるような俳句にならないよう気をつけたい。

……たぶん、無理だけど。

では、また来週の俳句生活で。



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