週刊Geminiと俳句生活🧃vol.11
その日の出来事をGeminiに投げる。
返ってきた俳句の中から、私が「これやな」と思う一句を選ぶ。
一週間分の中から、特に気に入った句だけをここに残していく。
……のだが。
今週は少し予定を変更したい。
先週紹介したこの一句。
空の鬼
逃げまどう子や
草のゆれ
この句の解説日記を書こうと思う。
あれは先々週の日曜日。
じいじと娘と三人で、スマホの電波も届かない山の上の公園へ遊びに行った。
近くには川があり、川遊びを終えた家族連れも集まっていて、なかなか賑わっていた。
……しかし。
私は女子の日。
腹が痛い。
ベンチに寝転がりながら娘を見守る係になった。
一方じいじはというと、少し前から尾てい骨を骨折していた。
腰が痛い。
結局、大人二人とも戦力外である。
「遊んであげられへんなあ」
と思いながら寝転がっていると、退屈した娘が車へ走っていった。
「じいじー!」
重い腰を上げたじいじが、小さな何かを持って公園へ戻ってきた。
その瞬間。
小さな物体がじいじの手を離れ、蝉みたいな音を立てながら空高く舞い上がった。
ドローンである。
ドローンは娘を追いかける。
娘は逃げる。
また追いかける。
娘は大笑いしながら逃げる。
近くで遊んでいた子どもたちまで集まってきて、大盛り上がり。
腰が痛いじいじ。
腹が痛い私。
そんな大人二人にとって、ドローンは救世主だった。
私はベンチで腹を押さえながら、その光景をぼんやり眺めていた。
じいじ、グッジョブ。
そしてGeminiが詠んだ句が、これである。
空の鬼
逃げまどう子や
草のゆれ
めちゃくちゃ怖い。
スティーヴン・キングか。
でも実際の鬼は、ドローンだった。
子どもは恐怖ではなく、笑顔で逃げまどっていた。
草が揺れるたびに、私の腹はうずく。
たぶん、じいじの腰もうずいていた。
そして一番元気だったのは、空を飛ぶ鬼だけだった。
ちなみにそのあと、夕食を食べにバイキングへ行った。私は大量の豆腐とゴーヤチャンプルだけを食べて腹痛回避。
生理痛にはイソフラボン。
女子諸君、覚えておこう。
生理痛には、イソフラボン。
