見出し画像

サッカーのビルドアップとプレッシング|11vs11で行う攻撃・守備のトレーニング #138

「ビルドアップをどう前進させるか」だけでなく、「奪われた瞬間にどう奪い返すか」まで含めて、今日のゲームの質が決まっていた。

こんにちは。

今日の練習テーマはビルドアップvsプレッシングです。

コート全体を使って、11人のボールの動かし方と守備の仕方を確認しました。

今日の発見

3vs1ボール2個の汎用性
意図を共有したアップ→フリーパスの時のつながりの速さにつながる
ビルドアップを奪われた後の奪いかえしで得点の可能性
ゲームの質は気温と守備


W-UP

・4人組リフティング
 インサイド/インステップ/胸足/頭足/ヘディング

・4人組パス
 2タッチ/1タッチ/ターン/触らないターン/Vラン

・3vs1
 ボール2個/3タッチ以下

・4vs1
 1タッチ以下

コメント

前日が8:00練習で、今日が17:00練習だったため、休息の時間が長い。

したがって、徐々にボール感覚を呼び起こしながら、脳に刺激を入れるアップにした。

特に3vs1でボール2個は、攻撃も守備もボールを2個認知し、味方と意図を合わせる必要がある

身体への負荷は低いが、脳に刺激を与えることで意識を起こした。

また、ボール2個のロンドで身につけられる技術は以下の通り。

止める・蹴る

3人のうち2人がボールを持つことになる。

1発で相手に正対する持ち方をしなければ、一つしかないパスコースを選択することができない。

ボールを渡すタイミング

ボールを持っていない選手に、どちらの選手が渡すのか。

1人目が渡したボールの軌道を見て、2人目が渡すか、キープするかを判断する。

また、あえてボールを持っている選手に渡して、ボールの移動中にボールを持っている選手に選択肢を二つ与えることもできる。

ボール1個分のサポート

3タッチ以内でプレーしなければならない。

したがって、ボールを受けると基本的には静止して、パスのためのタッチ数を残す必要がある。

そのため、1歩のサポートでボールを回さざるをえない状況になる。

👉 技術と脳に刺激を与えることで、負荷をかけずに運動する体を作ることができる。

また、この感覚は4vs1の1タッチリターンなしにも活かすことができる。

1タッチリターンなしでは、一瞬で選択しなければならないし、一瞬でサポートをしなければならない。

したがって、ボール一個分のパス回しをしなければならないのだ。

この意図の共有を先ほどの三つの関係を活かすことで、ボールを保持することができる。


パス

・CB-SB-VO-WG-FW の台形

・CB-SB-VOで1タッチ→前が準備できたらCBからSBへのパス
 最後クロス→FWがミニゴールに決める

・ボールの流れ
 ラインボール/WG攻略/縦ワンツー/内側WGスルー

コメント

昨日のパスの流れにVOを加えたパス回しである。

昨日は攻撃方向はなかったが、今日はミニゴールをつけることで、ビルドアップでプレッシングを突破した後のゴールへの意識づけを行なった。

SBへのパスが攻撃のスイッチとなる。

プレスがハマる前にWGにつけて、WGに下のサポートとFWの二つの選択肢を与えることで、プレスを攻略することができるのだ。

片方のサイドで一つずつ説明して、サイドを変えた時はフリーにすることで、味方同士の意図の共有も行なった。

この「意図の共有」という点でアップと繋がっている。


4vs4+2

・縦20m横17m
・2タッチ以下
・S-Sなし

コメント

この練習は中がマンツーマンになる。

したがって、何も言わないとデスマルケの練習になる。

これはこれでいい練習なのだが、これではどの局面も1vs1になる。

4vs4にするために伝えたことは以下の通り。

オンは遠く、中央から選択

・基本の立ち位置として2-2になる
→先ほど練習したサイド縦並びの関係
→中央にスペースができる
→誰かが中央を使う
→相手の食いつきを見て背後をとる

この流れをフリーズで伝えた。

最後はデスマルケであり、立ち位置がわからないカオスになる。

しかし、初期位置を把握しておくことでカオスを作り出すことができる。

カオスではあるが、コントロールしたカオスなのだ。

6回行なったが、この説明をしてからは、素晴らしい関わりで逆サーバーに持っていくことができていた。

👉 カオスをなくすのではなく、初期位置を共有することでコントロールする。


タクティクス

・正規コート
・11vs11
・4-4-2のボールの流れ
・3-4-3へ4-4-2のプレスの掛け方

コメント

伝えたことは以下の通り。

遠くの中央から選択する。

2VOがFWの背中とFW脇を取る。

・2VOに食いついたら
 →カットボール→3人目

・SBへのパスで
 →2VOが寄る
 →抜ける

SBとVOの関係+SBとWGの関係

最初にフリーズで攻撃側にボールの動かし方の整理をした。

あとは守備にシンクロで働きかけた。

入れ替わってもいいから、まずは飛び込む。入れ替わったらプレスバックをする。

シーズン通して常に伝えていることだ。

また、何度かビルドアップを行ったら、ビルドアップ中に奪われた時の対応も伝えた。

特にSBが高い位置をとっているときは、2CBと2VOが前に立って遅らせる。

その間にSBが戻ってくる。

ビルドアップをいくつか行うと、次は3-4-3へのプレッシングの掛け方についてだ。

ポイントは、

FWが縦になること
WGが外CBにジャンプすること
SBがWBへジャンプすること

である。

CBとSBの間にスペースができるが、これはVOが管理する。

試合中はリスクを考慮して、どちらかのWGのみがジャンプする可能性がある。

しかし、両WGがジャンプすることでプレッシングにパワーが出る。

練習なので入れ替わることは恐れずに、積極的に飛び込むように働きかけて、3-4-3へのプレスの確認を行なった。

そして、得点が多かった形は、ビルドアップが奪われるとき、または、ビルドアップが奪われてそれをまた奪い返してのカウンターである。

選手たち自身でも攻守の切り替えに声かけを行っていたことはよかった。

そして、これが結果につながっていたことが良かった。


ゲーム

・正規コート
・4-4-2

コメント

ビルドアップとプレッシングの構図はもちろん、自陣では前に立って下げさせ、それに対してサイド攻撃から崩していく構図ができていた。

今回は広いコートで行ったが、どの局面でも攻守ともに能動的にプレーできていたため、いい練習になった。

プレッシングの練習をしたことと、気温が低かったことがやはり良かったのだろう。


セットプレー

・CKの攻守
・左右3本ずつ

コメント

18:30ごろからセットプレーを行った。

流石に暗くなっていたが、後期の公式戦でこのような暗さの中プレーしなければならない試合があったため、その練習も兼ねてセットプレーを行った。

守備は、ストーンの守備範囲の調整と、ブロックされた時のマークの受け渡しを伝えた。

また、攻撃はとにかくブロックである。

GK前はもちろん、ターゲットをフリーにするためのブロックを伝えた。

かつ、ブロッカーがブロックの後にボールにヒットしにいくことも伝えた。

明日はゲームなので、攻守ともにセットプレーが機能するといい。


今日の練習を振り返って

今日のポイントは、単純に「ボールを動かす」「プレッシングをする」だけではない。

アップからパス、4vs4+2、タクティクスまで、共通していたのは味方と意図を共有することだった。

そして、ビルドアップからプレッシング、さらに奪われた後の奪い返しまでをつなげていくことで、得点の可能性も生まれていた。

👉 自分が何をするかだけではなく、味方が何をするのかを理解したうえでプレーする。

この部分を共有できると、ボールを持っている選手だけではなく、ボールを持っていない選手の関わりも変わる。

今日の練習では、その変化をアップからゲームまでつなげて確認することができた。

明日はゲーム。

今日確認したビルドアップ、プレッシング、奪い返し、そしてセットプレーが、実際のゲームで機能するといい。

いいなと思ったら応援しよう!