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ジェンⅤ シーズン2 アメリカの思想戦争の行方は如何に

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大人気ドラマシリーズのスピンオフジェンⅤシーズン2がはじまった。
思わず観てしまったので今日は寝不足である。
アメコミの原作とは大きく離れてしまったザ・ボーイズ。
ドラマシリーズ後半に続くにつれ、思想が強めだなと思うことが多くなった。
シリーズを象徴するホームランダーは、能力は善の象徴であるスーパーマンのパロディ的なキャラクターであるが性格と行動は悪そのものである。
原作では重要ではあるが、ホームランダー自身は物語の中心に居続ける存在ではなかった。
ドラマ版では、ホームランダーのキャラクターに現アメリカ大統領のトランプ氏の言動や振る舞いも意図的に含められるようになっていった。
別にこれ自体は問題ない。むしろ面白いとも言える。
いつの時代も権力者が社会的強者が皮肉で笑いものにするという文化はある。
大河ドラマのべらぼうも、ちょうど同じような題材を扱っていた。
べらぼうでは主人公蔦重たちの意図が完全に成功した訳ではなく、かえって批判した相手を勢いつかせてしまうという結果になっていた。
これを観たときに「鋭いな」と思った。
蔦重たちは「もっと上手くやろう」と画策している。この結果は今週のべらぼうで出るが歴史の答えは出ている。

話題を戻してボーイズとジェンⅤ。
この2作品に共通しているのは主人公側は自由と差別を憎む者、ホームランダー側は独裁者で差別主義者という形だ。
観ていない人からすれば、スーパーヒーロー物なんだから当たり前だろうと思うかもしれない。
ボーイズシリーズの魅力は主人公側も清廉潔白な人間ではないということだ。
特に主人公ヒューイのメンターでありシャドウ的な存在のブッチャーは手段を選ばない冷酷な面を色濃く持っている。
原作ではブッチャーのほうが主人公への影響が大きく、ブッチャーも主人公と言ってもいいだろう。
力に力で対抗するということは、結果的に悪事に手を染めねばならず愚かなこととのがわかる。

ドラマ版では次第にトランプというか共和党への批判が隠し切れなくなってきた感じはする。

ドラマ内でアンティアを支持する人々が多く見られるようになった。
アンティファの思想自体は差別に反対するということなので、まったく問題はない。
自分の外国籍の友人も支持していた。
しかし、アンティファの旗を掲げ暴動や略奪を起こす様子が報道されてからは支持していない。
この暴動に団体か関与していないならば、罪もない人々への暴行や略奪をした者を強く批判する声明を出してもいいだろう。
自分の知る限り出していない。
今回のジェンⅤでもアンティファの支持者が善良な市民として登場する。
それは構わないのだが、アンティファの矛盾点には言及しない。
架空の似た団体なら、自分も何も思わなかっただろう。
現実に存在する団体を完全な善として、対立する相手トランプ氏の要素を加えられたホームランダーを完全な悪、迫害する存在として出すのはどうだろう。
政治的な主張が入るの構わない。そもそも政治的主張要素が少ない作品が好きならアメコミも読んでいないからだ。
トランプ氏は褒められた人間ではないし、今後も色々問題も起こすし、自分自身も批判することもあると思う。
それでも「対立する側よりはまし」と思ってしまう。今のままなら。
ボーイズも最終シーズンに入る。長かったのもあるが視聴者側が一方的な主張と展開に飽きてきたのもあるのではないか。
右寄りの思想にも問題はあるが、左寄りの思想にも問題はある。
そういう俯瞰的な描き方を出来ないものなのだろうか。
ジェンⅤのストーリー自体は面白く、つづきも楽しみにしている。
来週の金曜が待ち遠しい。
ボーイズやジェンⅤを観ている他の人たちは、どう感じているのか知りたいので、もしコメントしてくれると嬉しい。





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