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呼吸数、数えたことありますか?|愛犬の急変で私が後悔したこと

こんにちは、hanaです。

今日は、シニア犬のおうちチェックの中でも
ぜひ知っておいてほしい『呼吸数』のお話です。

私の経験談を踏まえてお伝えします。

呼吸数を数えるのに
難しい道具はいりません。
寝ている時に、胸やお腹の動きを見るだけ。

でも、この小さなチェックが
大切なサインに気づくきっかけになることがあります。

この記事を読んでぜひ今日から実践してみてください。


私が呼吸数の大切さを痛感した出来事

愛犬が15歳を過ぎた頃、
ごはんを食べなくなったことがありました。

いつものようにごはんを用意しても、
少し食べて、残す。

「これじゃないんだけどなぁ」
と言いたそうに、顔を上げてこちらを見る。

でも、好きなものをトッピングしたら食べる。
おやつは食べる。
散歩にも行く。
元気もそこまで悪くない。

だから最初は、
私は短絡的にこう思ってしまいました。

年のせいで、好き嫌いが出てきたのかな?

シニア期になると、
食の好みが変わることもあります。

だから、
「老犬あるあるかな」
くらいに受け止めていたのです。

でも食欲不振が続いたので、
念のため病院へ行きました。

血液検査。
エコー検査。
結果は、特に大きな異常なし。

点滴をしてもらって帰宅しました。

その日も、点滴をしてもらった背中を
ぽよぽよさせながら、
いつものように散歩に行きました。


その夜、様子が急変しました

その日の夜。

ふと見た時に、
舌の色が紫っぽいことに気づきました。

そこで初めて、
私は呼吸がおかしいことに気づいたのです。

急いで病院へ連れて行き、
レントゲンを撮ってもらうと、
肺が真っ白でした。

すぐに酸素室へ。
危険な状態でした。

私は動物看護師として働いてきたのに、
自分の子の呼吸の変化に気づけませんでした。

しかも、
「亡くなってしまうかもしれない」
という状況。

あの時の後悔は、
今でもはっきり覚えています。

しんどい中、散歩に行かせてしまったのかもしれない。
もっと早く気づいていれば、
ここまで苦しい思いをさせずに済んだかもしれない。

自分を責めました。


その後、
しばらく酸素室に入院しながら、
検査や治療を受けました。

原因ははっきりとは分かりませんでしたが、
数日後に、効果のある薬にたどり着き、
その薬を飲ませ続けることで、
ありがたいことに食欲も元気も戻ってくれました。

運よく回復できたからよかった。

でも、もしあの時そのまま亡くなっていたら、
私はきっと、ずっと自分を責め続けていたと思います。


呼吸は「なんとなく見る」だけでは気づきにくい

この経験で、痛いほど感じたことがあります。

それは、呼吸の異変は
なんとなく見ているだけでは気づきにくい
ということです。

毎日一緒にいるからこそ、
少しずつの変化に慣れてしまうことがあります。

「今日はちょっと疲れてるのかな」
「暑いのかな」
「年齢のせいかな」

そう思っているうちに、
本当は体の中で大きな負担がかかっていることもあります。

だからこそ大切なのが、
いつもの呼吸数を知っておくこと。

「いつもは1分間にこのくらい」
という目安があるだけで、
変化に気づきやすくなります。


呼吸数は、おうちで簡単に数えられます

呼吸数を数える時は、
できれば寝ている時や、
静かに休んでいる時がおすすめです。

走ったあと。
興奮している時。
暑くてハァハァしている時。

こういう時は呼吸数が増えやすいので、
普段の目安としては分かりにくくなります。


数え方

胸やお腹が、
上がって、下がる。

この動きを
1回の呼吸として数えます。

1分間そのまま数えてもいいですし、
30秒数えて2倍にしてもOKです。

たとえば、
30秒で12回なら、
1分間では24回。

慣れるまでは、スマホのタイマーを使うと数えやすいです。

愛犬の胸やお腹に手を当てて、時計の秒針を見ながら数えるのでもOKです。


正常の範囲

安静時や睡眠時の犬の呼吸数は、文献や動物病院の案内ではおおむね1分間に15〜30回前後を目安として紹介されることが多く、落ち着いている時・寝ている時に胸やお腹の動きを見る方法が勧められています。

ただし、犬種、体格、持病、暑さ、痛み、不安などでも変わることがあります。

なので、
「何回なら絶対に大丈夫」
と覚えるよりも、

『うちの子の“いつも”を知る』

この意識がとても大切です。


こんな時は注意して見てください

呼吸数を数える時は、
回数だけでなく、呼吸の様子も一緒に見てあげてください。

たとえば、

・いつもより呼吸が速い
・胸やお腹の動きが大きい
・浅くて速い呼吸が続く
・横になって眠れない
・首を伸ばして呼吸している
・舌や歯ぐきの色が紫っぽい、青っぽい
・ぐったりしている

こういう様子がある時は、
早めに動物病院へ相談してください。

特に、舌や歯ぐきが青紫っぽく見える状態は、酸素が足りていない可能性があり、緊急性の高いサインとして動物病院でも注意喚起されています。安静時呼吸数が40回/分以上、浅く速い呼吸が続く、横になれない、舌の色が紫っぽいなどの場合は早急な受診が勧められています。

迷った時は、
「様子を見る」よりも、
まず病院に電話で相談する。

その方が安心です。


数字があると、病院にも伝えやすい

呼吸数を知っておくメリットは、
異変に気づきやすくなるだけではありません。

病院に相談する時にも、
とても伝えやすくなります。

「なんとなく呼吸が変です」
だけだと、状況が伝わりにくいことがあります。

でも、

「寝ている時の呼吸数が、いつもは1分間に20回くらいなのに、今日は40回近くあります」
「30分以上、浅くて速い呼吸が続いています」
「舌の色が少し紫っぽく見えます」

こう伝えられると、
病院側も緊急度を判断しやすくなります。

スマホで動画を撮っておくのもおすすめです。

呼吸の速さ。
胸やお腹の動き。
舌の色。
姿勢。

言葉だけでは伝えにくいことも、
動画があると伝わりやすくなります。


今日からできる呼吸チェック

今日、愛犬が寝ている時に、
そっと胸やお腹の動きを見てみてください。

30秒だけ数えて、2倍する。

それだけでOKです。

できれば、
スマホのメモやノートに残しておくと安心です。

たとえば、

5月25日 夜
寝ている時の呼吸数:1分間に24回
呼吸の様子:落ち着いている
気になること:なし

こんな簡単な記録で十分です。

毎日きっちりできなくても大丈夫。

「なんとなく気になる日」
「食欲が落ちた日」
「咳が出た日」
「元気がない日」

そんな時に、
呼吸数も一緒に見てあげるだけで、
体調の変化に気づくヒントになります。


さいごに

私は、動物看護師として働いていたにもかかわらず、
自分の愛犬の呼吸の変化には
すぐに気づけませんでした。

だからこそ、呼吸は「見ているつもり」でも意外と見落としやすいものだと、知っておいてほしいです。

でも、
数える習慣があると、
変化に気づける可能性が上がります。

シニア期の体調管理は、
特別なことを完璧にやることではありません。

いつものごはん。
いつものおしっこ。
いつもの歩き方。
いつもの寝方。
そして、いつもの呼吸。

その“小さないつも”を知っておくことが、
大きな安心につながることがあります。

今日から一緒に、呼吸のチェックをはじめてみませんか?


最後まで、読んでくださりありがとうございました🐾




【関連記事】

シニア犬の体調管理は、呼吸だけでなく、食欲・排泄・飲水量・体温・粘膜の色など、いくつかの変化をあわせて見ることで気づけることがあります。

こちらの記事では、毎日のチェック方法や受診の目安をまとめています。

「うちの子の変化を、もう少し整理して見ていきたい」
そう思った方は、よければこちらも参考にしてみてください。


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