シニア犬のご飯を食べない…原因の見極め方と工夫まとめ
※この記事は、以前公開した内容に加筆・修正を行い、情報を整理した改訂版です。
こんにちは、hanaです。
シニア犬と暮らしていると、
「昨日まで食べていたのに、今日は食べない…」
という日がやってくることがあります。
目の前には、いつものご飯。
本人はにおいを嗅いで、ぷいっ。
「ウェットならどう?」
「お肉をのせる?」
「温める?」
「いっそ別のフードを開ける?」
と、台所でひとり作戦会議が始まります。
私も、シニア期の愛犬が食べなくなるたびに、さまざまな方法を試しました。
ただ、振り返ってみると、最初に考えるべきだったのは、
どうすれば食べるか
だけではありませんでした。
大切なのは、
食べない理由を、味や好みだけの問題と決めつけないこと。
そして、
食べたくないのか、食べたいけれど食べられないのか
を見ていくことです。
この記事では、シニア犬がご飯を食べないときに確認したいことと、家で試せる工夫を、私の経験を交えてまとめます。
※この記事は、診断や治療の代わりになるものではありません。急な食欲低下や体調の変化がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
「食べない」は、全部同じではない

ひとことで「食べない」といっても、その様子はさまざまです。
食べ物自体に興味を示さない
ご飯を見ても近づかない
においを嗅いで離れる
普段好きなおやつにも反応しない
この場合は、吐き気や痛み、発熱、内臓の病気などによって、食欲そのものが落ちている可能性があります。
食べたそうなのに、うまく食べられない
ご飯の前までは来る
口に入れるが落としてしまう
何度も食べようとして諦める
片側だけで噛んでいる
よだれが増えた
口を気にしている
飲み込みにくそうにしている
こうした様子がある場合は、歯や口の痛み、あごの動かしにくさ、飲み込みづらさなどが隠れていることもあります。
「わがままかな」と決めつける前に、食べようとする動きがあるかを観察してみてください。
ご飯を変える前に、全身の様子を確認する
食べないと、どうしてもお皿ばかり見てしまいます。
けれど、本当に見たいのは、お皿の中よりも愛犬の体の中です。

呼吸
寝ているときや安静にしているときに、
呼吸がいつもより速くないか
胸やお腹を大きく動かしていないか
苦しそうにしていないか
口を開けて呼吸していないか
を確認します。
舌や歯ぐきの色
普段の色と比べて、
白っぽい
青紫色に見える
などの変化がないか見ます。
元気や動き
呼びかけへの反応が弱い
立ち上がれない
ふらつく
ずっと横になっている
好きなことにも反応しない
といった変化も重要です。
吐き気を疑う様子
犬は吐いていなくても、吐き気があることがあります。
口をくちゃくちゃする
何度も唾を飲み込む
よだれが増える
食べ物を見て顔をそむける
食べたあとに気持ち悪そうにする
こうした仕草がないか見てみましょう。
水分と排泄
水は飲めているか
飲む量が急に増えていないか
尿は出ているか
下痢や嘔吐はないか
便が黒っぽくないか
食欲以外の変化も、受診時の大切な情報になります。
すぐに動物病院へ相談したいサイン
次のような様子がある場合は、食べさせ方を工夫するより、受診を優先してください。
呼吸が苦しそう
舌や歯ぐきの色がおかしい
ぐったりして立てない
意識がぼんやりしている
水も飲めない
何度も吐いている
吐こうとしているのに何も出ない
お腹が急に張っている
血を吐いた
血便や黒い便が出た
強く痛がる、触ると激しく反応する
異物や中毒の可能性がある
けいれんやふらつきがある
また、緊急に見えなくても、
急に食欲が落ちた
食べない日が繰り返される
体重が減ってきた
口臭やよだれが増えた
水を飲む量や尿量が変わった
薬を始めてから食べなくなった
という場合は、早めにかかりつけの動物病院へ相談しましょう。
「丸一日待たなければ受診できない」ということではありません。
年齢や持病、普段の食事量によっても判断は変わります。
迷ったときは、
食べないことそのものより、いつもと何が違うか
を伝えて相談するのがおすすめです。
お家で試せる工夫まとめ
ここから紹介するのは、呼吸や意識、元気、水分摂取などに大きな異常が見られないときの工夫です。
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