ブッシュ・ド・ノエルがくれた幸せ
きょうは12月25日。1年で最もまちがキラキラする日ですよね? おそらく(自信なし)。ともかく、ことし最後のごほうびに、せめてケーキくらいは買おうと心に決めていました。
ことしは大変でした。あれこれありました。いや、本当にいろいろあった!書ききれないくらいに。そんなメンタル低空飛行のわたしの心をなぜかつかんで離さなかったのが「ブッシュ・ド・ノエル」。切り株を模したクリスマスケーキで、子どもの頃から憧れ続けてきたのに、ちゃんとしたものは食べたことがありませんでした。
「これを食べて2024年を締めくくりたい!」と、張り切ってケーキを探し始めましたが……世の中そんなに甘くない。ケーキは甘いのに。有名菓子店の予約は軒並み終了。仕方なく、北海道が誇るコンビニもとい生活インフラであるセイコーマートに照準を定めましたが、もたもたしているうちに、こちらも予約が締め切られてしまいました。
「もう、こうなったらクリスマスなんてどうでもいい!」
すねそうになりましたが、わたしは大人。グッとこらえ、ことしも縁がなかったのだ、と自分に言い聞かせたのです。しかし、神様は意地悪ではなかったようで、むしろちょっとした奇跡(大げさ)を用意してくれていました。
外に出た帰りにふらりと立ち寄った菓子店。ショーケースの中に、可愛らしい「"ミニ"ブッシュ・ド・ノエル」が輝いていたのです。サイズはひとり用。サンタクロースの飾りは付いていませんが、この際どうでもいい!
「これ、自分のためにあるんじゃない!?」 と、迷わず購入。家に持ち帰り、箱を開く前から胸が高鳴ります。中から現れたケーキはまるでおとぎ話の世界から飛び出してきたよう…はい、この部分はいま創作しました。
ひとりでケーキを食べるのは寂しいと思う人もいるでしょう。でも、全く寂しくありませんでした。一口食べた瞬間、チョコレートの甘さが染み渡り、自分をちょっとだけ褒めたくなる気分になりました。
「よく頑張った、自分」
そんな気持ちで一口一口味わいながら、1年の出来事を改めて振り返ってみました。失敗ばかりだったけれど、こうして最後に小さな幸せを感じられるのはありがたいことです。
ただ、途中でふと「これ、本当に切り株に見えるだろうか」と、余計なことが頭をよぎります。ぼーっと眺めていると、「ただのロールケーキ?」と、謎の議論が頭の中でぐるぐる。最後は「おいしいからなんでもいいや」と結論付けました。
食べ終わった後、箱を片付けながら、「また来年も買おう」と誓ったのでした。切り株に励まされた、ことしのクリスマス。来年はもう少し早めに予約して、フル規格?のブッシュ・ド・ノエルに挑戦したいです。
みなさんのクリスマスはいかがでしたか?どんな形であれ、小さな幸せを見つけられる日でありますように。
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