「ママがいい!」が原因でベビーシッターを利用できず悩んでいる人へ
「ベビーシッターを頼みたいけれど、うちの子は人見知りがひどくて…」
「シッターさんが来ても、結局“ママがいい!”って泣き叫んでしまって使えない…」
そんなふうに悩んでいる方、一度依頼してみたけどやめてしまった方、きっと多いと思います。
私自身も、まさにその壁にぶち当たった一人です。
特に長男は、究極の人見知り×ママっ子。私自身も、嫌がる長男を無理やりベビーシッターに預けることは絶対にやりたくありませんでした。なので、絶対に無理強いしないという信念を持って、ベビーシッター利用をスタートしました。
「シッター使えばいいよ」と軽く言う人の多いこと…でも、実際はそんなに簡単じゃないですよね。
子どもって、“初めての大人”に心を開くまでに、時間がかかります。特に普段から親とべったりで過ごしている子ほど、そのハードルは高い。だからこそ、最初から「親と子を完全に分離して預かってもらう」形の利用ではなく、段階を踏んで慣れてもらうことが大切だと思います。
まずは「共同保育」という選択肢から
最初におすすめしたいのが、「共同保育」というスタイル。
これは、親とベビーシッターが一緒に保育する形です。
人見知りなお子さんは、いきなりシッターさんに預けるのではなく、「ママも一緒にいる状態で、シッターさんと一緒に遊ぶ」という時間を持つところから始めるのがおすすめです。
我が家も共同保育から徐々に慣らしていった
実際、我が家ではまず次男のシッティングをお願いしました。長男には「シッターさん=自分をママから引き離す怖い人」ではなく、「弟と遊んでくれる、やさしいお姉さん」としてのイメージを刷り込んでいきました。
次男はすぐにベビーシッターさんのことを大好きになり、楽しそうに遊ぶ姿を見て、なんだか長男も羨ましくなってきた様子。
そして、半年ほど経ったある日——
「長男くんも、ベビーシッターさんと遊びたい」
その一言を聞いたときの感動は、今でも忘れられません。
今では(悲しいかな)、「ママよりベビーシッターさんのほうが全力で遊んでくれる」と思っているようで、「ママはお料理作っといていいよ!」と私に言うほどにベビーシッターさんが大好きになりました(笑)。
「分離」を急がなくていいなら、時間をたくさんかければいい
「ママがいい!」と泣く子どもに、ベビーシッターさんをどう活用すればいいのか――。その悩みに対するひとつの答えが、「分離を急がないこと」だと私は思います。
もし少し時間に余裕があるのなら、「いきなり任せる」ではなく、「時間をかけて関係性を築く」という選択肢も持ってみてほしいなと思うのです。
子どもにとって、家族以外の大人が家に来て遊んでくれる経験が、特別なことではなく、日常の中に自然と組み込まれていく――そんなスタートができたら、きっとシッターさんとの時間も、無理なく、楽しいものになっていくはずです。
“定期利用”のほうが慣れやすい
もうひとつ大切なのは、できれば定期的に同じ人に来てもらうことです。
最初は週に1回、2~3時間だけでも十分。
大事なのは、「毎週同じ時間に来る、決まった人」というリズムを子どもに認識させること。
そうすると、子どもはだんだん「この人、また来た」「この人、いつも一緒に遊んでくれる」と思うようになり、次第に慣れていきます。
不思議なことに、1回2回では泣いて拒否していた子どもも、5回目、6回目くらいで笑顔を見せたり、自分から近寄っていくようになったりするんです。
“慣れる”には“回数”が必要。
「シッターを1回だけ利用して、そのときにあまり上手くいかなかったから、もういいやと思っている」という方もたくさんいると思います。もし次のチャンスがあれば「回数を重ねて慣れさせる」というところまで頑張ってから判断いただければなと思います。
目指すは近くに住む実母のような存在
個人的には、ベビーシッターさんに慣れる理想のイメージは、「近くに住んでいる実母のような存在」だと思っています。
たとえば、毎週水曜日に来てくれるおばあちゃんがいる。
ママと一緒に居て、最初はママの横で子どもと遊び、だんだんママが席を外すようになり、いつしか子どもと二人でも楽しく遊べるようになる——。
そんな関係が築けたら、親にとっても子どもにとっても、ものすごく大きな安心になります。
そしてこの“環境づくり”こそが、シッター活用の最大のカギ。
できれば子どもが小さいうち(0歳)から、「ベビーシッターさんが来るのが当たり前」な生活を作っておくのがおすすめです。
「なんか突然知らない人が来た」「その知らない人といきなり遊ばないといけなくなった」という違和感を感じさせない環境づくりを、赤ちゃんのときから仕込んでおくのが良いと私は思います。
まとめ:慣れには、時間と愛情が必要
ベビーシッター利用が難しい一番のハードルは、「子どもが慣れてくれないこと」かもしれません。
でもそれは、「向いてない」「できない」ではなく、“慣れるまでのプロセスがある”というだけ。それはベビーシッターだけでなく、おじいちゃんおばあちゃんも一緒ですよね。
焦らず、段階を踏んで、子どもの気持ちを尊重しながら、少しずつ距離を縮めていけば、必ず乗り越えられます。
そして、親の側にも「私がいないとダメなんだ」という罪悪感や不安があるなら、それも無理に手放さなくていいと思います。
親子で一緒に、「安心できる他者とのつながり」を作っていく。
それがベビーシッター活用の、本当の第一歩になると私は思っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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