悪があるから、正義が生まれる
オーディブルを聞きながら、
確定申告の準備
とても苦手な作業だから
大好きなオーディブルを聞きながら。
何回も聞いている
「悪魔とのおしゃべり」さとうみつろう著 を聞き返した。
全体通して、とてもおもしろく
自分の感覚を揺さぶられるのです。
◆悪があるから、正義が生まれる。
もし、世界に悪がなかったら、ヒーローは登場しない。
戦う相手がいなければ、
正義は、正義として表に出てこない。
悪と正義は、
対立しているようで、
実は、どちらか一方だけでは成立しない。
そんな話。
この話を聞きながら、
私は「怒り」という感情のことも考えていた。
怒りは、いきなり湧いてくるように見えて、
実は、必ずその前に
もうひとつの感情がある。
期待だ。
「こうしてくれるはず」
「わかってくれるはず」
「大切にしてくれるはず」
期待しているから、裏切られたと感じる。
期待しているから、怒りが生まれる。
逆に言えば、
期待しなければ、怒りは起きようがない。
相手を「自分の思い通りにしたい存在」として
見ているということなのかも。
「所有」という概念について
二つの物体があって、片方が片方を
「所有する」なんて、本当はできない。
人も、物も、
ただ、そこに在るだけ。
「私のもの」
「あなたのもの」
そう呼んでいるだけで、
実際には、誰も誰かを支配していない。
それなのに、
「所有している」と思った瞬間から、
失う恐れが生まれ、
思い通りにならない現実に、
怒りが立ち上がる。
悪と正義。
期待と怒り。
所有と執着。
どれも、
どちらかを消そうとすると、
かえって苦しくなる。
大事なのは、なくすことではなく、
両方がある前提で、眺めてみることなのかもしれない。
悪があるから、正義が生まれる。
期待があるから、怒りが生まれる。
世界は、
きれいなものだけでは、できていない。
でも、
汚いものだけでも、
きっと、回らない。
そのあいだで揺れながら、
私たちは、
今日も、自分の立ち位置を選んでいる。
久しぶりにこの本を聞いて、そんなことを考えていた。
気が付いたら、あんまり進まなかったな。
とほほ
