「甘やかしてる」と言われた日。保育士の従姉妹との価値観のズレ
わたしは保育士歴約9年ほどになるのですが…
(歴って産休育休の期間はどうやってカウントするのでしょうか…)
保育士2年目の従姉妹に言われたあるひと言をきっかけに、モヤモヤと考えたことを少し書いてみようと思います。
先日祖母の家で、親戚一同が集まり食事をした時のことです。
昨年から集まりの仲間に加わった息子(1歳5ヶ月)。
まだ同じ世代で子どもがいるのはわたしだけなので、みんなとても息子を可愛がってくれます。
今年保育士2年目になる従姉妹のアンナ(仮名)も、食事会に参加していました。
アンナも、息子のことをとても可愛がってくれます。
この日も持ってきてくれたおもちゃで遊んだり、抱っこして外をお散歩したりとお世話をしてくれていました。
和やかな空気の中、ふとアンナがぽつりとこんな言葉を口にしました。
「息子っち、すごいわがままだね。笑」
「甘やかされてるな〜って思った」
──率直に、ショックでした。
ショックを受けた理由は2つ。
1つ目は、わたしの子育てを“甘え“と捉えられたこと。
わたしの育児のモットーは“尊重する“ことです。
まだ生まれて1年ちょっとしか経っていないバブちゃんです。
自分のする行動が“良いこと“か“悪いこと“なんて考えているはずはありません。
たとえばコップの水を別のコップに入れ替えて遊んでいたら、
『水っておもしろい!』
『こう持つとこぼれにくいのかな?』
『そういえばママがこうやってたかも』
──そんなふうに、本能的に感じながら動いているだけなのだと思うんです。
決して、『イタズラしてやるぞ』なんて思っていない。
純粋な好奇心。
また、気になることがあると立ち止まって観察したり、お気に入りのおもちゃじゃないと遊ばなかったり。
そんな“自分なりの世界“が彼にはあるのだと思っています。
そういう子どもの探究心や興味関心をなるべく受け止めたい。
息子の行動を尊重したい。
これがわたしの育児の根本なのです。
だからこのこだわりを“甘え“という言葉で表現されると、わたしの子育てそのものを否定されているように感じてしまいました。
そしてもう1つ、心に引っかかったのは──
子どもと日々関わる保育士であるアンナが、息子の姿を“わがまま”“甘やかされている”と捉えたこと。
保育士として子どもを見る視点を持っているからこそ、その言葉が意外で、どこか寂しく感じました。
アンナは今年1歳児の担任をしているそうで、
「外遊びに行く時、靴を履かない子には『履かないなら行けないね。じゃあいいです、ばいばい』って言ってる」
「甘やかされて育った子って、やっぱり分かるんだよね。」
──さらりと口にしたその言葉が、胸に引っかかりました。
1歳児の子のやることなんて、毎日が奇想天外。
だからこそそれが面白くて、愛おしいクラス。
もちろん集団生活の中で全てを許容できるわけではありません。
でもわたしは、子どもたちの『こうしたい』という思いにはできる限り寄り添いたいと思っています。
きっと、わたしとアンナの保育観には、大きなズレがあるのでしょう。
『考え方ってこんなにも違うんだな…』
『アンナはそういう保育観の中で育ってきたんだな…』
そう思うと、少し心がモヤモヤしてしまいました。
一口に保育士といっても、考え方は十人十色。
きっとどちらが正しいとか、間違っているという話ではないのかもしれません。
それでも──
わたしはやっぱり、“尊重する子育て”を大切にしていきたい。
そんな風に、改めて感じた出来事でした。
