【詩】真夏の予感
一番長い日は 昨日で終わった。
少しずつ 夏の時間は
すり抜けていくのだろう。
二人だけの庭 並んで座っていた
眺めているのは どこまでも青いままの空
目を閉じれば 蝉の囁きが鮮明に浮かぶ
運ばれてきた風から 少し熱い味がした
ラムネ色の 飲みものから
二本のストローが挿されたまま 氷に溶ける香りがした
夏の世界から 二人の真夏へ
不揃いのストローを含んで 夏空は薄紅に染まった
夏が続くように 願わずにいられないほど
空が青い時間は 昨日よりも少しだけ短かった
夏はまだ しばらく続くのでしょう
……たとえ秋が 既に気配を見せ始めたとしても
