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【詩】夏の海、秋の足音

消えるまでは 夏めいた私でいよう
終わりの時は ちゃんと秋を迎えるから

 波打つ海辺で はしゃいだ私
 暖かい眼差しで 見守る君
 よくあるような 夏の日
 残りわずかな 秋の前

 小さな手には 日焼け止めの香り
 裸足のまま 砂に季節の温度
 透き通る水色 澄み渡る空色
 居座り続ける 夢見る夏の気配

 いつの間に 淡く彩られた空
 仰向くと背中に 夏の余韻がした
 動けない私 優しく持ち上げる君
 足跡のように 夏が遠ざかっていく

 広い腕には 日焼け止めの残り香 
 思わず手を 差し伸ばしてみる
 夜が来たら 好きな匂いは消されていく
 秋が来たら 好きな想いは想い出になっていく

 秋が私を奪っていく前に
 君に私を奪ってほしいのは
 きっと 子供のわがまま
 夏も私も 一度でも
 消える気配は見せなかったの

 ごめんなさい












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