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LANケーブルを挿しただけ。なんでもう繋がってるの?「L2スイッチ」の学習🔌| vol.5


お疲れ様です。花冷です🌸

前回(vol.4)は、データを運ぶ「配膳トレー」こと
イーサネットフレームについてお話ししました。

今回は、そのトレーを
正しいテーブルまで運んでくれる係を覗いていきます✨


📍 今回のパケット旅の現在地


【現在地】2つ目のマス「L2 SWITCH」
フロアの案内役である「L2スイッチ」の前に、
パケットちゃんが立っています📍


❓ そういえば私、何も設定してないな……?

自宅でも会社でも、こんな場面がありますよね。

新しいPCを机に置いて、LANケーブルを挿す。以上。

それだけで、共有フォルダが見えて、
プリンタが使えて、インターネットに繋がる。

でも、よく考えてみてください。
私、そのPCに「あなたは3番の席にいます」と教えた覚えも、スイッチに「新しい人が来ました」と登録した覚えもありません。

vol.3でお話しした名札(MACアドレス)を持っているだけでは、誰も「その人がどこにいるか」は分からないはずですよね。

なのに、なぜか届く。
この「誰も設定していないのに動く」の正体が、
今回の主役です。


👀 スイッチは、ただ「見ている」だけ

答えは、拍子抜けするほどシンプルです。

スイッチは、通りかかった荷物の"差出人"を見ているだけ。

「お、いま1番ポートから入ってきたこのトレー、
差出人はAさんだな。
ということは、Aさんは1番ポートの先にいるってことか」

こうして出来上がるメモ帳を、
「MACアドレステーブル」と呼びます。

ポート:覚えた相手 = 1番:Aさん, 2番:Bさん

一度メモができれば、次に「Aさん宛て」が来たときはピンポイントで1番ポートにだけ流せます。

誰も設定していないのに繋がるのは、スイッチが勝手に見て、勝手に覚えているからなんですね。


🌸 余談:「挿し直したら直った」の中身

通信が繋がらなくなって、原因も分からないまま、
LANケーブルを抜いて挿し直したら、あっさり直った
……という経験、ありませんか??

当時は「なんか知らないけど直った!」
で済ませていましたが、理由はだいたい次の2つです。

① 物理的な接触不良
身も蓋もないですが、実際に多いです。
爪の折れたコネクタが半挿しになっていた、など。

② 通信方式の自動交渉に失敗していた
ケーブルを挿した瞬間、機器同士は「何Gbpsで喋る?」という交渉をしています。ここが失敗すると、繋がっているのに通信が成立しない状態に。挿し直せば、交渉がやり直されます。

この自動交渉をオートネゴシエーションと呼びます。
「negotiation(交渉)」を、機器同士が自動でやる、
という意味ですね。

「なんか知らんけど直った」が「交渉をやり直したんだな」に変わると、次に同じことが起きたとき、
どこを見ればいいかが分かるようになります🚩


🌸 おわりに

いかがでしたでしょうか?

「挿しただけで繋がる」の裏で、
見ているだけで座席表を作るという
人間くさい仕組みが動いていました😋

でも、ひとつ疑問が残りますよね。
まだ一度も喋ったことのない相手には、
どうやって届けるのでしょうか??

次回は、スイッチのメモ帳が真っ白なときの、
ちょっと強引な解決策を覗いていきます!

今日もお疲れ様でした✨
また次回の記事でお会いしましょう〜!


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