FIREの隠れコスト(わたしは騙されない)
FIREで警戒しているのは隠れコスト。財務と非財務がある。
まずは財務のほうから。
よくあるFIRE関連の話が当てにならないと思うのは、税金の話をしていないこと。税金は概算では済まない額なので、計算が大きく狂う可能性がある。生活費は、税引き後の投資収入と比較しなければならない。
さらに、税金が分離課税の20%強でいいのかの問題がある。
制度は変わる。増税の可能性もあるし、資産税(資産全体の額に課税される)が導入される可能性もある。社会保障費だって絶対に減りはしない。
税金は、30%くらいは見ておいたほうが安全に思う。
次は、圧倒的に見えにくい非財務。
人間は社会的な生き物なので、人間性を維持するためにもコストがかかる。お金としてコスト算出できるものは、費用に加えなけばならない。
必須のものとして、人とのつながりを保つためのコスト、人としての尊厳を守るためのコストがあるように思う。
実は、非財務の問題は、家族の深い理解があればそれなりに解決すると思っているが、実際問題として、深い理解がある家庭がどれくらいあるだろうか?
わたしは該当しない。
元お笑い芸人の凄腕投資家、井村さんのケースがわかりやすいと思うのだけど、あれだけ稼いでいても奥さんからチクチクやられる。チクチクか、バキバキか、ボコボコは相手の鬼嫁度によるだろう。
井村さんは鉄のハートがあるからいい。わたしは鉄のハートを所有していない。
「人とのつながり」がなくなりかけの閉塞空間で家族にとどめを刺されたら死んでしまう。
本当は、投資も仕事なので、会社員が職場で働くのと変わらないはずなのだけど、こういうのは理屈ではなくて、感情の問題なのだ。
(ここからは、個々の話でしかないので、一般論から遠くなります)
よって、1Rを借りて外面的にも仕事の形をとる必要ある。これで年間+100万円。先ほどの「人としての尊厳を守るためのコスト」に該当する。
それから、対・社会。
これもけっきょくは家族の問題で、どういう肩書なら許容してもらえるのか。家族が世間体を気にするタイプなら、会社の体をとって活動し、会社員、もしくは経営者の肩書があったほうがいい。合同会社設立だ。はい、また年間+100万円(心が折れるほどシミュレーションが複雑なのでかなりの概算です)。
見た目ばかり気にして、年間+200万円も費用をかけるなんて馬鹿みたいに思えるかもしれないが、人間は社会的な生き物なので、いろいろな人の感情を考慮しなければ、そこに思わぬ落とし穴が待っているように思う。
「人とのつながりを保つためのコスト」については長くなりそうなので、また次回。
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