幸福の頂上決戦「健康VS人間関係」(new recording)
偽ロックスターは、病魔に冒された。
ひとが年始からスタートダッシュで趣味を立ち上げようとしているところ、なんという逆風、なんという試練。
幸福であるためには、趣味が必要なんだよう。
ぼんやりとした幸福の正体をとらえようとしてしまう性質は、非常にロックスター的と言えそう。
だけど、いっぽうでは「幸福について考えれば考えるほど、かえって幸福から遠ざかる」という呪いがあるように思う。
本当に気を付けたほうがいい。これまで何人ものハイランク・ロックスターが返り討ちに合っている(はず)。
だがだが、答えはきっとすぐそこにある。
幸福の正体は、ひとつは「健康」だと思っている。幸福かどうかを感じるのは、けっきょくは身体器官なのだから。
くれぐれも心にアプローチしてはいけない。
心は、身体から送られてくるデータをもとに、「生き延びる」を絶対の正解としたときに、それにもとづく点数を返しているだけ。
0点(不幸!「このままだと確実に死」)⇔100点(幸福!「生き延びられそう」)
この点数は、人間のDNAに刻まれた遥か昔の採点法だから、現代の価値観とはズレてしまっているのだけど、人間がそういうふうにできているのだから仕方ない(人が進化するには何万年もの時間を要するので、われわれの身体の仕組みはずっと変わらない)。
フィードバックされた点数に、個人の考えや現代の価値観で異議を唱えるのは悪手でしかない。頭で考え、理屈をつければつけるほどこじれる。
不眠になるか、いっそう間違ったことをやりだし、負のフィードバックを増幅させてしまうか。この辺が幸福を求めることが呪いになると言われる由縁だろう。
その、納得感のない幻影のような幸福スコアだが、健康なら、だいたい高い点数がフィードバックされる。難しいことを考えず、健康でいさえすれば、心に灯るハイスコアのもと、幸福な状態でいられるのだ。
――と思っていたところ、「健康」の好敵手が現れた。
人間を「縦軸(ある人の生涯)×横軸(たくさんの人)」の膨大なデータで調査した研究結果からは、「良好な人間関係」が幸福の鍵だという(「グッド・ライフ」より)。
グサっとくる。
わたしは良好な人間関係を構築することが苦手だから、ジョブホッパーだし、ロックスターになりてぇとか言っているのだ。
たしかに健康が幸福の唯一の解であれば、「健康でない人は幸福でない」という話になってしまう。それこそバッドエンドのような気がする。
健康VS人間関係。
いったいどちらが上なのだろう。
「どちらも重要です」という話にしかならない気もするが、まずは健康を取り戻してから考察を続けたいと思う。
【24/5/2追記】
人類がまだ非力だったころ、「良好な人間関係が築けない=仲間の協力が得られない=死」でした。
つまり、良好な人間関係が築けないと、身体から幸福度0点のフィードバックが返されたのでしょうね。よって、「グッド・ライフ」の研究結果のとおり、良好な人間関係のほうが上位でいいと思います。
ただまあ、いきなり良好な人間関係を築くのも難易度が高いので、まずは健康からはじめるのが手っ取り早いと思います。
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