ミステリー小説を生きる。
「今、2000字で書けって言われたら、どこからの発想で書き始めますか?」
通勤電車の中で見つけた、おもしろいお題。
電車の中で考えつづけた。経験上、こういうお題は、しっかり与件の読み解きからはじめなければいけない。
「今、2000字で書け」
むむ、今すぐ2000字で、プロが読んでも、おっと思わせる作品を書くということか。そう解釈することにした。
これは大変なことだ。適当に書くと大破する。
大事なのは、2000字の作品そのものより、再現性のある思考のプロセスだと考えた。
ぱっと頭に浮かんだのが、「具体 → 抽象 → 具体」フレーム。
今すぐ書かなければならないのだから、すぐにトリガーを引く必要がある。
この瞬間にぱっと書けるもの。今、自分が抱えている悩みならすぐに書ける。いくらでも具体的に書けるだろう。
だが、問題は、そのまま書いてもまったく面白くならないところ。ただの日記か愚痴のレベルで終わる。
そこで具体的な話を一段、抽象化する。「具体 → 抽象」
一般論や法則にまで抽象化のレベルを上げることで何かおもしろい事実が見えてくるかもしれない。
でも、それだけじゃダメだ。面白くなる可能性はたしかにある。だが、同じくらいそうならない可能性もあるのでリスクが高すぎる。
われわれは今すぐ面白い文章を書かなくてはいけないのだから。
だから、「具体(A)→ 抽象 → 具体(B)」の図式が必要になる。
抽象化した話をもう一度具体化(具体B)し、最初の話(具体A)とつないでしまうのだ。面白い話になる確率がぐっと上がる。
では、続けて、このまま書いてしまおう。小説にする必然性がないので、エッセイの形で。
わたしがここ数日痛感しているのは「不安は本当に消えない」ということ。
わたしは何年もかけて、独立を目指してきた。自分らしいライフスタイルで、ストレスを減らし、楽しいことを増やすため。
「投資業/コンサル業(B to B)/ライター業(B to C)」の3柱でうまくバランスをとることを理想としています。
一般向けのライター業はそもそも難易度が高いため、コンサル(B to B)の顧客確保が課題だった。
先日運よく、パートナー企業が見つかって独立の目途が立った。
いよっしゃあああーーーーーーー!
— 焔ふぁい (@rockstar_narite) July 29, 2025
独立決定ーーーーーーーーー!
大逆転やーーーーーーー!
涙がでるくらい緊張した。
その瞬間は念願が叶って狂喜したものの、その後は人生に対する不安レベルが変わらない。むしろ、瞬間的に上がるときがある。
ストレスを減らすための行動がストレスを上げたのか?
不安。
つまり、新しい分岐が発生したのだ。
当然の話だが、コンサル業が「うまくいく未来」と「うまくいかない未来」がある。うまくいかない未来に対しても対処をしていかなければならない。
予想はしていたが、人生で「何かを達成したら、そのあとはすべてがうまくいく」なんてことはあり得ない。
可能性が延々と分岐していくのだから。
皆さんも自分のことを振り返ってみてほしいのだけど、これまでも人生はずっと分岐してきたはずだ。
分岐した結果、あるいはその分岐を選んでいった結果、今の自分がある。
延々と分岐していく人生の中で、どうすれば理想のライフスタイルを勝ち取れるのか?
閃いたことがある。
わたしは、分岐点にアイテムを落としていくことではないかと思う。
分岐した、ある道の中でなにかをやり遂げる。
そうするとアイテムが手に入る。
それは顧客からの信頼かもしれないし、仕事の実績かもしれないし、人によってはSNSの発信基盤かもしれない。その道の経験やノウハウもそう。
次の道に、そのアイテムは必要ないかもしれない。それでもアイテムを入手して、分岐点に置いていく。
それを続けていくと、どうなるのか?
張り巡らされた網の目に、ところどころキラキラしたアイテムが落ちていることになる。
わたしにも経験がある。ふたたび現れた分岐点で困難に陥ったとき、自分を助けてくれるのは、置いてきたアイテムたちだ。
それらが予想もしていなかった形でつながる。
困難の突破を手伝ってれる。
そこに一地点での、栄光の結末が現れる。
これって何かに似ていると思いませんか?
そう、ミステリー小説です。
分岐を続ける道がプロット(物語)、分岐点で、置いてきたアイテムたちが伏線。
楽しい人生とは、おもいっきり爽快なミステリー小説を描くことなのではないかと思う。
そう考えると、ミステリー小説の見え方が変わってくる。
伏線があるからその結末に向かうんじゃない。
逆!
知恵を絞って使ったアイテムこそが伏線になる。そして、そのアイテムはただ落ちてるわけじゃない。自分が戦って手に入れたものだ。
未来がわからなくてもいい。
今を生きてアイテムを手に入れる。
過去のアイテムを使い倒す。
そして、たまに振り返って語ってみる。
それが最高のミステリー小説だったなら、楽しい人生と言えるのではないだろうか。
不安?
それは許容するしかない。
消えないから。
人生は分岐し続けるミステリー小説なのだから。
【参加させていただいた企画】
素敵な企画をありがとうございます!

今回はちょっと堅かったね
いつものゆるいエッセイもぜひ読んでみてね↓
▼記事を書いたのはこんなひと▼
▼コンサルの経験を記事にしていまーす▼
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