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忙しない夜をまるごと愛して

家事をしながら、好きな曲を聞いているときのこうふくたるや

わたしは、うっとりする。
歩いたり、家事をしながら、
なんだか合法的に音を吸収する、あの感じ。
先を急ぐ(または目的地に辿り着きたくない)電車とは、少し違う。
たっぷりと、うっとりする。

好きな曲、
それは「自分の中で大切度が高い曲」という意味ではなくて
いまの気分に、ぴったり寄り添うような。

悲しいときに、元気になりたいときもあるように
悲しいときに、悲しいままでいたいときもある。
何か聞きたいのに、好き過ぎる曲を選べないときもある。
わたしはけっこうわがままだ。

ぴったりと寄り添う
わたしはその音を、いつも探している。

今日は、星街すいせいちゃんを選んだ。

Spotifyの「人気曲順」の再生ってけっこう好き。
人気曲を聞きたい、というか
なんとなく、気持ちの良い順番で並んで、それが定期的に入れ替わるっていうのが好き。

自分がアルバムを作っていたときは、
曲順に意味とか理由とか物語を、ごちゃりとたっぷりと含ませて
何度も何度も聞いて、曲間ブランクの0.1秒になってこだわっていたのに。
いまでも、アルバムを作るならきっとそうするのに。

わたしにとって「人気曲順」って、禁断の果実みたいなんだと思う。
ほんとうは、アルバムを順番に聞くのが正統なんだろうなあ、わかっているのに。
禁断の果実、または丸呑みしてしまう板チョコレート、カップラーメンのあとのプリングルス。

すいせいちゃんは、親友に勧めてもらった。
わたしは、親友が勧めてくれた曲を聞きながら、ときどき彼のことを思い出す。
そうして、心に栄養が流れ込んでくるのを実感する。
音と、思い出。

Andromedaは、彼が最初に勧めてくれた曲で思い出深くて
何回聞いても、心臓のやわらかいところをぎゅっとされる。

ちょっと、センチメンタルにもなっちゃうよ

そうしてわたしの家事は、佳境へと突入していく。
花の水替えは、いつも最後と決まっている。なんでだろう。

いまは、お気に入りのアネモネがきれいに咲いている。

浮かれたわたしのネイルは、アネモネ色

ラナンキュラスとは、2週間も一緒に過ごせた。

最後の横顔のグラデーションが、泣きたくなるくらい美しかった。

ときどき、泣きたくなるような
心が水分を求めているような夜がある。
泣かなくても
懐かしさと、いま在る何かが混じり合って、からだが少しだけ浮いているような気分になる。

それなのに。
君ときたら!
ずいぶんな変わりようね!

我が家にやってきたときから、順を追って確認しよう。

↑12/28
↑1/16 なんかおかしいと思った
↑1/19 気のせいではなさそうだ

そして今日

↑1/25 もはや違う植物

伸びすぎですよね??
なんかもう笑っちゃった。
どこへ行ったわたしのセンチメンタル

誇らしく咲き、散りゆくそれも美しいと、
ようやく花と暮らせるようになったのに。

君、1ヶ月経っても成長してるよね?
まあ君、花じゃないけど。
なんかもう、ぜんぶ無視だよね。
摂理とか気持ちとか、
いや、これが自然の摂理なのだろうか… わたしにはわからない。

わからないけど、
ラナンキュラスと別れた今日を
君の水を替える今日を
過去といまと音の中で、忙しなく揺れ動く感情を
わたしは、まるごと愛するしかなかった。

1/10。ラナンキュラス









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