忙しない夜をまるごと愛して
家事をしながら、好きな曲を聞いているときのこうふくたるや
わたしは、うっとりする。
歩いたり、家事をしながら、
なんだか合法的に音を吸収する、あの感じ。
先を急ぐ(または目的地に辿り着きたくない)電車とは、少し違う。
たっぷりと、うっとりする。
好きな曲、
それは「自分の中で大切度が高い曲」という意味ではなくて
いまの気分に、ぴったり寄り添うような。
悲しいときに、元気になりたいときもあるように
悲しいときに、悲しいままでいたいときもある。
何か聞きたいのに、好き過ぎる曲を選べないときもある。
わたしはけっこうわがままだ。
ぴったりと寄り添う
わたしはその音を、いつも探している。
今日は、星街すいせいちゃんを選んだ。
Spotifyの「人気曲順」の再生ってけっこう好き。
人気曲を聞きたい、というか
なんとなく、気持ちの良い順番で並んで、それが定期的に入れ替わるっていうのが好き。
自分がアルバムを作っていたときは、
曲順に意味とか理由とか物語を、ごちゃりとたっぷりと含ませて
何度も何度も聞いて、曲間ブランクの0.1秒になってこだわっていたのに。
いまでも、アルバムを作るならきっとそうするのに。
わたしにとって「人気曲順」って、禁断の果実みたいなんだと思う。
ほんとうは、アルバムを順番に聞くのが正統なんだろうなあ、わかっているのに。
禁断の果実、または丸呑みしてしまう板チョコレート、カップラーメンのあとのプリングルス。
*
すいせいちゃんは、親友に勧めてもらった。
わたしは、親友が勧めてくれた曲を聞きながら、ときどき彼のことを思い出す。
そうして、心に栄養が流れ込んでくるのを実感する。
音と、思い出。
Andromedaは、彼が最初に勧めてくれた曲で思い出深くて
何回聞いても、心臓のやわらかいところをぎゅっとされる。
ちょっと、センチメンタルにもなっちゃうよ
すいせいちゃんのこの今日、ほんとうに好き😭
— まつなが (@hangloose_5) January 25, 2022
イントロのギターから
こぼれるようなピアノから
大サビ前のフィルから
なんかぜんぶ泣ける😭😭😭
その音と言葉のすべてから青春の匂いがして、泣けてしまう
しんでなかったんだなあ
あのころのわたし pic.twitter.com/9glPDa6aEa
生きるって、涙脆くなる
— まつなが (@hangloose_5) January 25, 2022
それって、生かされたこと、生かしていただいたと思えることやひとが、増えるからなんだよなあ。
*
そうしてわたしの家事は、佳境へと突入していく。
花の水替えは、いつも最後と決まっている。なんでだろう。
いまは、お気に入りのアネモネがきれいに咲いている。

ラナンキュラスとは、2週間も一緒に過ごせた。

ときどき、泣きたくなるような
心が水分を求めているような夜がある。
泣かなくても
懐かしさと、いま在る何かが混じり合って、からだが少しだけ浮いているような気分になる。
*
それなのに。
君ときたら!
ずいぶんな変わりようね!
我が家にやってきたときから、順を追って確認しよう。



そして今日

伸びすぎですよね??
なんかもう笑っちゃった。
どこへ行ったわたしのセンチメンタル
誇らしく咲き、散りゆくそれも美しいと、
ようやく花と暮らせるようになったのに。
君、1ヶ月経っても成長してるよね?
まあ君、花じゃないけど。
なんかもう、ぜんぶ無視だよね。
摂理とか気持ちとか、
いや、これが自然の摂理なのだろうか… わたしにはわからない。
わからないけど、
ラナンキュラスと別れた今日を
君の水を替える今日を
過去といまと音の中で、忙しなく揺れ動く感情を
わたしは、まるごと愛するしかなかった。

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