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【家族通信】20231007日記、自然って何にも自然じゃない。

パンプキンの、バスクチーズケーキを食べている。

ケーキは、いつも食べたい。
だけれどケーキを、いつも食べていたらケーキとしての”美しさ”を欠くような気がしていて
特別な日に食べたいわけなのだけれど、“特別”それが難しい。
それは、“いつか”に似ている
いつか書こうと思って手紙、いつか伝えようと思ったこと
特別に使おうと思っていた有給が、溜まっていってしまうような。
「今じゃない」を繰り返して、使いどころを見失ってゆくみたいに。

しかし、そうも言っていられない。
秋は訪れた。
ということは、秋は終わるのだ。
終わりに向かっているのだ。
残酷だけれど、これが現実だと気づけたとするならば

わたしは秋が終わる前に、パンプキンのバスクチーズケーキを食べたい。
そのあとには、スイートポテトのシフォンケーキも待っている。


そうだ。
今日をわたしの、“特別な日”にしよう。

(パンプキンのバスクチーズケーキを絶対に食べると決めたわたし)




実際に、弾むような気持ちだった。
鍼灸師のミツルさんに身体を見てもらったあとは、いつも軽い。
今日で、3回目。
初回よりも、手のかからない身体になったらしい。
何より、ミツルさんと「なるほど」を繰り返してゆくその会話の中でも、わたしはすくすくと回復し、成長している。

(1回目のはなし)


今日は、“中心”の話をした。
中心でいないということは傾いているということで、
身体でいうならば、中心を用いて支える構造になっているのに、例えば背骨なんかがサボっていたりすると、首が代わりに頑張ってしまい大変なことになるとか、そういう話だった。
なるほど。

わたしは身体が小さく、それは手足も小さいということなので、「僕の小さな手では持てるものが少ない」みたいな言い回しをしてきて
それはそれで事実ではあるのだけれど

傾いているかもしれない。
傾いているということは、わたしの身体のどこかがサボっていて、バランスを失っていて、だから持てなくて
けれども、乗るかもしれない。
その瞳に、耳に、指の先に
「乗らない」のではなく、バランスを考えること。
僕の小さな「身体」に、何を蓄えてゆくのか考える必要がある。
手を支える腕があって、肩があって
手にたくさんを乗せたいのならば、身体のサボっている部分を総動員させる必要があるというわけだ。


傾いていることそのものが、誤っているとは決して言わない。
というか、人生の誤り傾きの美しく気高いことよ、とすら思う。
わたしは、正しいわたしをどこかで憎んでいるといっても過言ではない。

けれども、傾いていることは自覚すべきだと思えた。
真ん中はきちんと在るべきで
どちらかに寄っていることを、真ん中ではないことを知る。
すべてはそこから。というようなことである。
基本から派生してゆく、みたいな。
むかしは「基本」なんて言われるたびに腹が立ったけれど、いまでは「そうだよなあ」と頷くばかりだ。
基本にも当たり前にも、理由がある。
何を選ぶかよりも
何を知っているかのほうが、大切なような気もしてくる。




身体の、もっと具体的な話だと
呼吸の練習を継続しながら、おしりにチカラを入れることが次の課題となった。
おしりの真ん中って、身体の真ん中だからね。そこから、姿勢を整えてゆくこと。

今日は、自分の肩がずいぶんと内側に丸くなっていることを自覚して、驚いた。
ぐいいいいっと引っ張ってもらって、おそるおそる「……その位置が、正しいってことですか?」と尋ねたときの、その気持ちたるや
「たぶんこれが正しいのだけれど、そうだとしたらわたしの肩ってば相当ひどいことになってしまっていた」と気づいて、「ごめん」と謝った。わたし自身に(そういう、”わたし自身”に向ける言葉や心も、大切だという話もした)

肩が内側に入ると、呼吸が浅くなる。
そして呼吸が浅くなることで、わたしの身体には何の利益も発生しないということは、わたしがいちばんよく知っている。

青葉台のスターバックスで、少しだけ姿勢を意識しながらタイピングをしている。
脇を開かずに、肩からはなく、背中から、わたしにも背骨があることを思いながら、言葉を紡いでいる。

あと、合谷(ゴウコク)を覚えた。
手の、明らかにここだけ痛くて、「ここはなんですか?」って聞いたら教えてもらえた。
万能のツボらしいので、とりあえず押していこうと思う。
スキさえあれば、合谷を圧している女になりたい。




ミツルさんとの話は発見が多くて
言葉を紡ぎ、言葉に救われて生きてきたわたしとしては、すべてを記したい、という気持ちも大きい。
信頼できる鍼灸師さんの話だ、有益な情報は多い。

けれども、こうしてつまむように幾つかだけでもいい。
すべてを書こうとすると疲れるし、完璧にしようとするとロクなことにならないし(わたしの場合

こうして、つぶやきみたいな言葉で、まあちょっと許してくれよ。

もし、ひとつでも「なるほどな〜」と思っていただけたのならば、こんなに嬉しいことはない。
なるほどでなくとも
なんとなく、コトリと明るく、何かが揺れたのならば。


いまは、頬杖をつきながら、バスを見つめている。
真ん中でいるということは、ほんとうに難しい。
姿勢に気をつけていても、頬杖はつく。
背中も丸まったりする。
自然って何にも自然じゃない。
努力して作り上げなければいけないのだ。身体に関して言えば

いつも何かを意識し続けることは難しくて
わたしなんかはたまに思い出して、いちにちの1割でも、その半分でも、身体を真ん中に寄せられたら、それでいい。

そうすることで一文字でも多く、書けるのならば。
あるいは、あなたの隣で笑えるならば。



下記は、家族に。
ずっと話したかったと思うこと。


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1,341字

誰にも言えなかったこと、家族には話していいのではなかろうか。健康、家庭、お金、劣等感。人知れず消えて…

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