2020_0427_カシオペア
もう、ここまでだ
声にはならないつぶやきだった。
だけれどそれは、確かなもので
もうどこにも、進むことはできない。
もう、膝を抱えて眠ってしまおう。
そうしたら君が、夢に出てくるかな。
それが最後になっても、構わない。
夢で君は、なんと言うだろうか。
思い浮かべた、君の横顔は
何も告げずに、僕の見えない明日を指差す。
少しだけ見える唇が、
ほほえんでいるように見える。
「行き先がないのは、つかむことを忘れただけ」
ゆびさきは、僕にそう告げる。
「君なら、歩けるよ」
そう、教えてくれたのは
いつだって、君だった。
photo by amano yasuhiro
https://twitter.com/hiro_57p
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