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ただ好きで、夢中だったもの #日本史がすき

この年になって、いまさら説明する機会もないので、身近な友人にも明かしていないプロフィールではあるのだけれど、好きな科目は日本史だった。

歴史、というものにロマンを感じる。
それはわたしにとって、どこか当たり前の感覚で、詳しくはないのだけれど寺社仏閣とか、建物も好き。

建物は、血かもしれないと思う。
祖父と父が大工だった。
それはもしかしたら血というか、育ってきた環境そのもので、親しみを感じずにはいられなかったのかもしれない。
建物は、"建てる"のだ。
ほんとうに、ひとつひとつを積み重ねて。
わたしはそのことを知っていた。

日本史は、好きになったキッカケがある。
どちらが最初かわからないけれど、たぶん先に読んだのがこれ

図書館通いをしていたわたしは、名木田恵子先生(国語の教科書でお馴染み"赤い実はじけた"の作者でもある)の「ふーことユーレイ」シリーズが大好きだった。(自分でも以外だなァと思うのだけど、ラブコメが好きだった)
「ふーことユーレイ」シリーズの切なさを語ると3000文字は必要なので割愛するけれど、そのイラストを担当していたのが、かやまゆみ先生。

同年代の方だと、中原涼先生のアリスシリーズの挿絵も、かやま先生でしたね。
この作品は、「アリスSOS」としてアニメ化されているので、知ってる人も多いかな。

うちはずっと、漫画はマガジンとサンデーで、少女漫画を読む習慣っていうのはなかったんだけど、なぜだかこれは惹かれて買って

史実を元に、切なく、且つわかりやすく描かれている作品なんだけど
最初の「義高と大姫」の切なさたるや…
小学生のわたしには、充分すぎる衝撃だった。

このシリーズを買い進めていたわたしは、「ふーことユーレイ」シリーズを卒業して、ティーンズハート文庫へ。
そして、コバルト文庫へ手を伸ばしたころ、出会ったのが倉本由布先生

「きっと」シリーズは、すご〜〜〜く読んだ
タイムスリップもので、現代人の"濃子"がタイムスリップして、織田信長の妻"濃姫"になっちゃうっていう
ここだけ切り抜いて書くと、すごくベタなあらすじみたいな感じがするんだけど
それから、現代で生まれた濃子の娘・蒼生子と、蒼生子の娘・瑚々に物語は引き継がれて、ふたりはいろんな時代を旅してゆく。

この、倉本先生が得意だったのが、「義高と大姫」のいる鎌倉時代と、織田信長のいる戦国時代だったんだよね。

歴史ものっていうのは、わたしには妙にリアルで
どこかに"いる"というか、"いた"というか
いまでも少し、身近な存在だと思っている。

ていうのを、「レジェンドアンドバタフライ」を見ながら、思い出したりしていました。

歴史ものって、いいよね。
織田信長に、また会えるっていうか。
解釈はいくつもあるし、いつか聖徳太子みたいに、教科書から消えるかもしれないけれど。(あれ、いまはもう戻ってるのかな聖徳太子…詳しく知らないけれど)


かやま先生の漫画も、倉本先生の本も、実家に置いてきてしまったから、もう手元にないのだけれど

倉本先生の本は、一冊だけ
ずっと手元に残してある。

いまでも好きな、恋愛小説。

人生いろいろ変わってゆくけれど、恋愛観もそのひとつだよね
いや、わたしがいま「ふーことユーレイ」読んでも、同じように泣くかもしれないけれど

おとなになって、ユーミンの歌詞が、わたしにとっての「リアル」になって、じんわりと染み渡るように
LOVERSとは、一緒におとなになれたような気がする。
そうそうたる作家さんの中に、倉本先生の名前を見つけたときにはびっくりしたけれど(失礼ながら)

ここに入っている、倉本先生の短編が好きで
きちんと、倉本先生で。

このあいだ鎌倉に行ったとき、「源頼朝の墓」っていう立て看板を見つけて、ぐっときてしまった。
オフ会だったから、ひとり輪を外れて立ち寄ることはできなかったけれど。
次に、ひとりで来たら必ず行こう。と思った。


何かを、不必要に差別したり区別したりしたくはないし、「あのころはよかった」というつもりもないけれど
十代に蓄えた栄養って、色濃いよなァ。
わたしはまだ、日本史が好きだと思う。
ほんとうに、詳しくはないから、あんまりひとには言わなかったのだけれど。

眠たいアタマで今日のnoteを書こうとしたときに、「日本史がすき」というお題を見つけたので、今日はそれについて書いてみました。

世界史も嫌いじゃなかったんだけど、世界史って難しいよね?? いろんな国あるし。
あと、カタカナが圧倒的に苦手だったので、得意科目にはならなかったけれど

「ベルばら」は高校生のとき、友達に借りて読んだ。
なんかすごく夢中になってしまって、ぐいぐい引き込まれて
昼休み終わっても読んでいて、授業が始まったのに気づいていないわけじゃなかったんだけど、「授業中だから読んじゃいけない」ってアタマが全然まわらなくて

友達が、「せんせ〜〜〜松永が漫画読んでるよ」って言ったときに、ようやく気がついて
そのとき先生が、「コイツはいま、フランス革命の勉強をしてるんだ」って真顔で答えてくれたのは、いまでも印象深かったな。

夢中になるとか、好きになるとかって、そういうことかもしれない。
もしかしたら、周りが見えなくなって、誰かに迷惑をかけてしまうこともあるかもしれない。
いまはあの頃より少しおとになって、蓄えた心の栄養を糧に、進化させて、周りもよく見て

あのころはただ、日本史が好きで、漫画が好きで、
でもそれを恥ずかしいとか、全然思わなくて
自分より詳しい人がいることも、ぜんぜん怖くなくて
ただ、好きで

ただ、夢中だったころの無敵さも無邪気さも、持ち合わせてはいないけれど。
掛け合わせて、したたかに
生きていけたらいいなあ、と思っている。

そう、わたしは日本史が好きなのです。




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