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味見の回数が多いほど、理想の味に近付くわけではない

すごく今更な話で大変恐縮ではありますが、
最近は書き終わった記事を、きちんと読み直している。

きちんと、というのも当社比で
そもそも斜め読みの誤字脱字王なので、たぶん誤字脱字はなくならない…
でも、今までの「よっしゃ、書いた!アップするぞ!」ていうのから、
「まあまあ、それで何ができあがったのかい?」という気持ちで、読み直しをしている。

味見をする感覚に近いかもしれない。
いままで、味見をしない料理を出していたとすると、大変失礼だったと反省するしかないんだけど
味見をしなくても、味には検討がついている。
読み直しは、「本当に、わたしの望んだ・想定した味付けになっているか」を確認する作業となる。

文章やライティング、SEOなど
ブログやnoteについて、有益そうなスキルや、勉強の経験も特にないので
わたしが目指すのは「自分が読みやすい文章にする」ということでしかないんだけど。
そして、わたしにとって読みやすい文章って「なんだか語りかけてくるようなやつ」だと思う。
かつて、親愛なる人が「紋華ちゃんの手紙はね、耳元でずっとおしゃべりしてくれているみたい」と言ってくれたようなイメージ。

もちろん基本的には斜め読みの人間だし、
こうして「文章について」の文章を書き始めたら、「えっ、わたしの文章ってなんだっけ?こういう感じだっけ??」と不安になってしまうくらいは、
ふわふわと生きているし、ふわふわと書いている。


以前、「なんとか病」というnoteを投稿した。

バンドマンの「ライブをすれば安心病」の話だ。
ライブさえやっていれば、「音楽活動をしている気持ちになれる、就職していないことに対する免罪符になる」ような気がしてしまう。
月に3本も4本もライブをやっていれば「頑張ってるね」と言われる。
実際に、それだけライブをやっている人は、頑張っている。断言できる。

でも、その先の目標とか、数字とか
そういうことから逃げるようにライブをやっているのならば、
それは、ライブをすることで安心を買っているだけ、ではないだろうか。
そういう話だった。

いま、久し振りにそのときのことを、思い出している。

いまのわたしは、記事更新に「時間をかけること」で、
もしかしたら、「安心」を買っていないだろうか。

たくさん悩んだから、
読み返しの回数が多ければ、
「わたしの望んだ味付けに近付く」とは限らない。

半日かけて、もうダメだと諦めそうになったあと
必死に向き合った記事が書き終わったときには、すごく達成感があって。
でもこの記事が、他の記事より理想に近いか、と言われたらわからない。
「時間をかければ良い記事が書ける」のであれば、下記の記事がわたしの最高傑作ということになる。

さっき、5月上旬のピアノ日記をYouTubeにアップした。
編集のやり方は、4月のまとめのときに覚えたので、手順は理解している。
手さえ動かせば終わる作業に、2時間かかった。
途中確認不足で、日付順に並べていたはずが、1日飛ばしてしまっていたことに気づき、直したりした。
YouTubeに載せたあとの「動画そのもの」の編集はできないので、アップ前に何度も確認した。

何度も確認したけど、後半の確認は「どうせ合ってるだろ」という気持ちで確認していたので、
そういう気持ちのときに、わたしはミスを発見できない。
不思議と、そうなのだ。
「間違いあるかもしれない、どうしよう、大丈夫かな」という気持ちのときにこそ、間違いは見つかる。

ということは、
後半の見直しの時間は無駄だったのかもしれない。


時間をかけた作品=すばらしい作品とは限らない

そんなことは、ものをつくる上というか、
日常においても、料理だって洗濯だって
そうだね、仕事っていうのも、きっとそうだよね。
設定された目標、いかに正確に早く到達するかの方が大事だよね。

そんなことはわかっていた。
でも、気づいたら、ひとつの記事にかける所要時間が増えていた。

時間を増やすことで、書けるようになった記事や表現が増えたのも事実。
そして、読み直しが必要なのも事実…
わたしの場合は、しゃべっているのと同じテンションで書いてしまうので「おしゃべりでは全然OKだけど、文章の記事としては不要な言葉」が多いので、読み直しで削っている。

時間をかける、かけないについて
どっちがいい、という話ではもちろんないのだけれど
「時間かけたから、わたし頑張ったでしょ」ていう
その気持ち。
それも認める。
確かに頑張った。
それも事実。

でも、「時間さえかければいい」という
ごくごく当たり前の感覚を、失うわけにはいかない。


「自分の望む味付けができているかどうか」
これからも、そのことだけに
しっかりと執着していきたい。


(関連記事)5月1日〜10日のピアノ日記まとめ


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