見出し画像

【道具】ウルトラウォーキングのアイウェア考──コンタクトか?メガネか?

ウルトラウォークでは

  • 基本的に屋外での活動である

  • 未明〜日中〜薄暮〜夜間、全ての時間帯で活動を行う

ため、さまざまな環境下での目の保護を考えなければいけません。
一番の問題は、当然紫外線です。
長時間紫外線にさらされると白内障のリスクが高まりますし、強い日差しやまぶしさは集中力や疲労感にも影響すると言われています。

ただ、単に紫外線をカットすればいいというものでもありません。遮光効果の高いものは夜間には暗すぎて使えないので、ウルトラウォークでは様々な光量に対応する必要があります。
アイウェアに期待される機能としては、次いで風よけや埃よけです。しかしウルトラウォークは歩いてるだけなので余程特殊な環境でない限り優先度はあまり高くはありません(自転車やバイクでは風除け・埃よけが重要です)。

裸眼の方

紫外線を防ぐため、アウトドア用のサングラスやスポーツグラスは用意した方がいいでしょう。

前述の通り炎天下での紫外線除けが主な目的ですが、朝夕の時間帯は太陽が低い位置にあるので進行方向によっては太陽を直視せざるを得ないこともあります。目を守る道具は持っておいた方がいいでしょう。
安いサングラスなら2000〜3000円からありますが、紫外線をカットできるものを選んでください。
また、極端な話こういうサンバイザー型のものでもいいとは思います。

メガネかコンタクトか?

メガネやコンタクトレンズの方。
どちらがいいでしょうか?

コンタクトレンズ

ウルトラウォークは超長時間にわたるためコンタクトレンズの場合はワンデイだと添付文書で定められた着用時間を大幅に上回ってしまいます。
ワンデイを20時間以上使うのは推奨されません。
中には連続装用(overnight wear)が承認されたレンズがあり、製品によっては6~30日連続装用が可能とされていますが、やはり角膜を傷つけたりするリスクは高いので要注意です。

また、汗・日焼け止め・ホコリ・乾燥の問題もあります。
ロングウォークでは大量の汗や日焼け止め、エイドでの砂ぼこりや夜間の虫などが目に入りやすい。
乾燥の問題もあります。ウルトラウォークでは発汗・脱水・風・睡眠不足が重なり、涙液が減りがちです。長時間になるほどドライアイ傾向になり、コンタクトレンズの違和感が強くなります。

レンズの着脱にも問題があります。夜中ウォーキング中に目が痛くなって途中で外したくなっても、手は汚いし洗える場所がない。
道端でコンタクトレンズを着脱するの、結構面倒じゃないですか?

これらを総合すると、コンタクトレンズの使用はあまりオススメできないように思います。

もちろんメガネが合わないとか、ハイスピード勢なので競技時間が短いなど、コンタクトレンズのデメリットが相対的に少ない状況はありうるので、一般論はともかく個別に考えてください。

ちなみに、コンタクトのメリットもあります。
サングラスやスポーツグラスに度付き加工のものを使わなくて済むことです。度付き加工はアイウェアの選択肢もせまくなりますし、値段も高くなりますから。

メガネ

メガネは普通のものでも汗や埃、風、虫などからも防護効果があり、メリットは大きいですが、スポーツ対応、紫外線の対策に関していくつかオプションを考える必要があります。

サングラス

屋外での活動が多い方の場合、度付きサングラスを持っている方も多いと思います。それを使うと昼間の直射日光や紫外線は有効にブロックできます。

ところが、夜間はサングラスだと視界不良で危ない。
そのため、普通のメガネをもう一本携行する必要があります。
とにかく荷物は減らしたいウルトラウォークでは、メガネをもう一つ持っておくのはいやなんですよね……嵩張らないメガネを携行しましょう。
折衷案で、夜でも使える薄い色のサングラスを使う選択肢もあります(可視光線透過率(レンズが光を通す割合)が「75%以上」は夜間使用可)が、そうすると日中のギラギラにはまぶしすぎで、痛し痒しです。

スポーツグラス

いわゆる「ゴーグル」のようなものですが、スポーツの際にかけるタイプのメガネです。

  • 普通のメガネよりフレームがずれにくい。また外力による歪みにも強い。

  • ラップアラウンド形状で横からの紫外線も防げる。

  • 風や虫も入りにくい。

というメリットがあります。

スポーツゴーグルは多くの場合レンズはサングラスです。
長時間の屋外スポーツですから、歪みに強いのは安心ではあります。
ただ、強度近視の場合は一眼タイプに度を入れることは難しいですし、レンズのカーブがきつい場合も強度近視対応ができないのです。
(下に挙げたのが一眼タイプです。2眼タイプでも横から見てもかっこいい立体感の強いタイプのものは、度が強いと度付きにできない。
 だいたい-4D程度から厳しくなってきます)


クリップオンやオーバーグラス

メガネや帽子に装着するタイプのサングラスです。
クリップオンはレンズ(もしくは帽子)の上にクリップでサングラスをはめ込むような構造です。昼間の日差しが眩しい場合にクリップオンをつけることで遮光効果を得られます。昼夜いずれも同じメガネを使用できるのがポイントです。
跳ね上げ式のギミックも時にありますね。
オーバーグラスはメガネの上に一回り大きいサイズのサングラスをかけるタイプのものです。

状況に応じてサングラス部分をオンオフすることで、すべての時間帯に対応できます。

デメリットは部品と携行品が増えることでしょうか。クリップオンはまだ小さいですが、オーバーグラスはメガネ二個持ちとかわりません。
ただ、サングラスそのものに度付き加工を入れる必要がない点で使い回ししやすいメリットはあると思います。

調光レンズ

光の程度に応じて色が変わるタイプのレンズです。紫外線に反応して色が変わるタイプと可視光線に反応して色が変わる場合がありますが、ウルトラウォークの用途ならどちらでも問題ないです(運転なら可視光線調光がよい)。

デメリットは、調光じゃないサングラスに比べると遮光効果がやや劣ることでしょうか。
あと調光能は10年越えると経年劣化します。

総合して考えると、ウルトラウォークにはこれが最もオススメではないかと僕は思っていますが、屋外用のメガネを別にもう一つ作るというコストデメリットはありますね。

私はFactory 900というブランドのフレームに、カールツァイスの調光レンズを入れたものを現在愛用しております。

Factory 900の FA-240です。実は15年前にも買ってて、これは2代目。
太陽光にかざすと色がつきます(もう少し濃くなります)。
色はCarl Zeissのレンズオリジナルのツァイス・ブルー。

まとめ

  • 紫外線対策はもちろん、昼夜をまたぐ環境に対応できるアイウェア選びが重要です。

  • コンタクトレンズは長時間装用やトラブル時の対応を考えると、一般的にはメガネより不利な場面が多いでしょう。

  • 調光レンズを組み合わせたメガネは、昼夜を通して一本で対応できるため、ウルトラウォークには最も実用的な選択肢だと思います。

まあ、アイウェアに関しては私はメガネマニアなのでどうしても力が入った記事になるのはご容赦ください。
安くて機能を満たすものはたくさんありますので、ご検討ください。


いいなと思ったら応援しよう!

半熟ドクター よろしければサポートお願いいたします!サポート頂いたものについては公開して、使途はみんなで決めたいと思います。