韓国在住12年、日本で逆カルチャーショックなこと
こんにちは。
韓国在住12年、息子2人を育てる日韓夫婦の真由美です。
「母国なのに落ち着かないってある?」と、よく聞かれます。
日本に一時帰国するたび、毎回ちょっとした逆カルチャーショックがあります。
もちろん日本が嫌とかではないんですが、長く海外で生活すると感覚ってかなり変わるんですよね。
今日は、私が毎回「日本すごいな」「でもちょっと疲れるな」と感じることを正直に書きます。
よく聞かれる質問

日本に帰ると何が一番違いますか?
韓国生活が長いと日本に馴染めなくなる?
日本のほうが便利じゃないですか?
子どもたちは日本と韓国どっちが好き?
逆に「日本いいな」と思う瞬間は?
一問一答
日本に帰ると一番びっくりすること

正直、一番は「静かすぎること」です。
日本の空港に着いて電車へ乗ると、「静かやな…」と毎回まず思います。
電車も店も本当に静か。
韓国にいると、空港の時点で一気に“生活音”が戻ってきます。
人の会話も電話も生活音もかなり普通なんですが、日本は空気を読む静けさがあります。
最初は「落ち着くな〜」と思うんですが、数日すると逆に気を遣って疲れることもあります。
例えば、日本の電車で息子たちが少し大きめに話した時、反射的に「静かにしようね」と小声で注意している自分がいて、「あ、日本モードに戻ってるな」と毎回感じます。
韓国では日本ほど周囲がピリピリしないので、子ども連れはかなり気楽ですね。
日本の接客に毎回驚く

これはもう毎回思います。
店員さんが丁寧すぎる。
言葉遣いも接客も本当にきれいです。
コンビニで「こちら温めますか?」と丁寧に聞かれるたびに、「久しぶりやな、この感じ」と少し懐かしくなることがあります。
でも、ぶっちゃけ「そこまで気を遣わなくても大丈夫ですよ…」と思うこともあります。
韓国の接客はもっと実用的というか、良くも悪くもサッパリしてます。
最初は日本のサービスに感動するんですが、長くいると「こちらもちゃんとしないと」という空気に疲れる時があります。
韓国だと、多少ラフな格好でコンビニへ行っても全然気にならないんですが、日本だと無意識に「ちゃんとして見えたほうがいいかな」と思ってしまう自分がいます。
日本は便利。でも少し息苦しい

日本は便利だと言われますが、12年間韓国に住んだ私の正直な感想は少し違います。
実は、電車の正確さや、街中の細かな分別ルール・案内表示の多さは、今の韓国も日本とほとんど変わりません。
むしろアプリの連動性などを含めれば、デジタル面での便利さは韓国の方が進んでいるとさえ感じます。
では、私が日本に帰ったときに感じる「息苦しさ」の正体は何か。
それは、システムの違いではなく、社会に漂う「心のゆとり(ケンチャナ精神)」の度合いなんです。
確かに、今の韓国はネットの口コミ社会。
マナーには非常にシビアですし、子連れお断りの「ノーキッズ」を掲げる飲食店も増えました。
周囲の目が気になる瞬間は、韓国でも当然あります。
それでも、ふとした日常の境界線で、韓国にはまだ「人間味のあるグレーゾーン」が残っていると感じるのです。
例えば、マニュアル通りにいかないトラブルが起きた時。
日本では「ルールですので」と一蹴されがちな場面でも、韓国では「あー、では今回はこうしましょう」と、担当者の裁量で臨機応変に解決してくれることが多々あります。
子どもが少し愚図ってしまった時も、システム(ノーキッズ)としては線引きされていても、一歩その外(一般の食堂や市場など)に出れば、ハルモニ(おばあさん)たちが「あらあら、元気だね」と、アメを握らせてくれるような泥臭い温かさがまだ生きています。
日本の「100点満点のマニュアル」は確かに快適です。
でも、一歩もハズれてはいけないという空気感に、ふと息苦しくなる。
韓国の「ちょっとアバウトだけど、人と人として向き合う柔軟さ」。
12年暮らした今の私にとっては、韓国の柔軟さや人の温かさのほうが生活しやすく感じます。
子どもたちが戸惑うこと

日本に行くと、子どもたちは少し戸惑うことがあります。
というのも、子どもたち自身というより、私の接し方が変わるからです。
日本に行くと、子どもたちよりも先に私のほうが周りを気にしてしまいます。
日本では「周りに迷惑をかけないこと」がとても大切にされていて、私も自然と「静かにしようね」「走らないでね」と声をかけることが増えます。
一方で韓国では、子どもが多少元気でも「子どもだからね」と受け止めてくれる雰囲気を感じることがあります。
もちろん場所や人によりますが、そのおおらかさに助けられたことも少なくありません。
だから日本と韓国の違いは、子どもたちというよりも、子どもを取り巻く空気感の違いなのかもしれません。
それでも、日本の整理整頓や公共の場でのマナーの良さには毎回感心します。
どちらが良い・悪いではなく、それぞれに良さがあるなと感じています。
全体を通しての本音

でも結局一番大事なのは、「どちらが正しいか」で考えないことだと思ってます。
日本には日本の快適さがあるし、韓国には韓国のラクさがある。
長く海外に住むと、どちらにも完全には戻れなくなる感覚があります。
日本に帰ると「韓国生活が長くなったな」と感じるし、韓国に戻ると逆に「あ、日本っぽい感覚がまだ残ってるな」と思うこともあります。
これは少し寂しくもありますが、逆に言うと視野が広がったということでもあります。
昔の私は「日本が普通」と思ってました。
でも今は、「普通って住む場所で変わるんやな」と思います。
まとめ
逆カルチャーショックって、海外生活が長い人なら結構あるあるです。
昔は日本へ帰ると「完全に安心できる場所」に戻る感覚だったんですが、今は少し“お客さん感覚”に近い時もあります。
母国だから100%落ち着くとは限らないんですよね。
でも、その違和感も含めて「今の自分の感覚なんだな」と思うようになりました。
参考になればうれしいです。
「海外生活って楽しそう」と言われることも多いですが、実際はこういう“小さい違和感”の積み重ねだったりします😌
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