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【あさのますみ】『それが声優』で言いたかったこと

漫画アニメには必ず「言いたいこと」が存在しており、派手なバトルや、描きたいものをただ描いているわけではなく、伝えたい主題に沿ってストーリーが構成されています。


アニメ・マンガ『それが声優!』は、「声優」という職業を描き、それが声優というメッセージを物語全体を通して視聴者に伝えようとしています。

作中では「アニメ」「アフレコ」「BL」「ゲーム」「洋画の吹き替え」「ナレーション」「アイドル活動」など、声優の活動ジャンルが細かく描かれており、「声優」という仕事が実際には非常に多岐にわたるものであり、一つの枠には収まりきらないほど幅広い分野で構成されていることが示されています。

また、作中には現場での具体的な問題やエピソードも数多く描かれています。
たとえば、「あのレジェンド声優とも共演することもある」「オーディションに受からなければ収入はゼロであること」「収入はおおよそ3ヶ月ごとで非常に不安定であること」「役を取り続けなければ生活が成り立たないプレッシャーが常にあること」「実際には生活できていない声優が多数存在すること」「アニメ化されたからといって主役に選ばれるわけではないこと」「風邪をひくことすら大きな問題となること」など多くのことが挙げられており、きらびやかなイメージとは裏腹に、声優業界が非常に厳しい現実に満ちていることが浮き彫りになっています。

この作品の中心的なメッセージは「それが声優、声のお仕事」という一言に集約されています。
声優という仕事は華やかに見える一方で、きわめて不安定で過酷な世界であり、簡単に成り立つ職業ではないという現実を描き出しています。 
しかし、そうした現実を抱えながらも、なおその仕事に誇りを持ち、日々努力を続けていく人々の姿が描かれることで、作品は強いメッセージを視聴者に届けようとしているのです。

このように、『それが声優!』は、「声優」という職業の多様性と現実を描くことで、その厳しさとやりがい、そしてそこに生きる人々の真摯な姿勢を伝える作品となっているのです。


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