セリ鍋の感動、家で雰囲気だけでも
大学で仙台にいた頃は貧乏学生だったこともあり、牛たん定食以外の地元メシには疎かったのですが、上京、就職してから現地を訪れて、なんで昔知らなかったんだ、と後悔したものがあります。
お酒は宮城が誇る一ノ蔵や浦霞はじめ、散々堪能したのですが。
そんな地元ならではの料理のひとつが「せり鍋」。
根芹(ねぜり)と呼ばれることもある、冬が旬の品種を使用し、長い根まであちだくのが特徴。宮城県はせりの生産量日本一なのだそうです。
この、せりの食感や風味を丸ごと味わえる鍋。寒い季節にぴったりの料理です。
私が仙台出張で食べたのは鴨とあわせた鍋でしたが、普通の鶏もポピュラーですね。
東京でも出してくれるところはありますが、しょっちゅう通えるわけでもないので、この日は自分で再現してみることに。
ちょうど行ったスーパーで、途中でカットしてあるものの、少し根を付けた状態のせりが売っていたので。
せり鍋を作ったのは飲んで帰った翌朝。
入れた具材は、
せり一把、鶏もも肉(からあげ用カット、3切れ)、ささがきごぼう一パック、(茹でてあるタイプ)、結びしらたき、晩のうちに戻しておいた干し椎茸、舞茸、葱。
汁は干し椎茸の戻し汁と、希釈して使用する「比内地鶏スープ」。規定の濃度に水と戻し汁でのばしました。
鍋なので普通に具材を煮るだけ。ごぼうも茹でてあるタイプだったので、特に素材の下処理も不要でした。

根っこは途中で入れてある程度煮て、茎〜葉のほうは最後に加えてサッと煮て完成。


鶏肉も含めあくまで具材の一部で、せりが堂々の主役。せりを味わうお鍋です。
料理屋さんでいただけば根をもっと堪能できるのでしょうが、比内地鶏スープがよい仕事をしてくれて、自作の今回のせり鍋もかなり美味しくできました。
シャクシャクとせりの食感と風味を堪能し、残った出汁で締めのうどん。乾麺の稲庭うどんを茹で、黄身を落として小葱。

余すところなく、美味しくいただきました。
寒い季節のうちに試したいお鍋はまだ色々あります。チゲとか、市販の鍋スープでも試したいのがあったりしますし。
寒いとなかなか動くのが億劫だったりもしますが、季節を楽しんでいけたら、と思います。
